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読書note No.17「自分を変える」心の磨き方 第五章  マーク・ネポ 野口嘉則訳

これは哲学者のマイケル・ジマーマンが小学生の時に体験した話です。ある時友人が、彼に中国製の指錠、両端に小さな羽がついた、おもちゃのようなものをくれました。早速、...。


今日も読書ノート、開いていきますね🤗


2021/01/17 17日目!
今日もがんばりまーす。

<1book>
The Book of Awakening
「自分を変える」心の磨き方
マーク・ネポ 野口嘉則訳
三笠書房
第五章 「今、この瞬間」を味わうー「のんびり・大まか・風通しよく」のススメ

<3point>
① 自由になる秘訣は人を預けること
 これは哲学者のマイケル・ジマーマンが小学生の時に体験した話です。ある時友人が、彼に中国製の指錠、両端に小さな羽がついた、おもちゃのようなものをくれました。早速、マイケル少年は、両端の腕に左右の人差し指を入れました。すると、指を引き抜こうとすればするほど輪っかは強く締め付けました。抜けないのではないかとパニックに陥り、さらに強く引っ張りましたが、ますますきつく締まります。ふと、逆のことをやってみようと言う考えがひらめき、指を輪の中にさらに差し込んでみると、枠は緩み、そっと指を引き抜くことができました。
 その状況から逃げ出そうとしても楽と抜け出せなくなり、その状況に身を任せるとそこから抜け出せると言う、パラドックスが理解できます。自分を縛るかのように見える状況に身を預けると、自由になる機会が与えられるのです。

② 計画を立てることの価値

計画に価値があるのではなく、計画を立てることの計り知れない価値がある。
                       ーウィンストン・チャーチル

 私たちは計画と計画を立てることを、夢と夢見ることを、愛と愛することを、簡単に混同してしまいます。漁師は、何がアニメかかるか全くわからないままに、網を抜けます。良い漁師になるためには、どんな魚が捕れるかと言う夢に囚われてはいけません。そうすれば、取れたものは全て、宝物だと思えるでしょう。
 計画を立てる事は、火を起こすためのきっかけとして重要です。しかしそこにどんな火が灯るかまでは予想できません。立てた計画に縛られないことが大切なのです。

③ どこから始めればいいか?
 人がしばしば新しい状況に足を踏み入れると、以前のままの反応をして、行き詰まってしまいます。恐れや不安に囚われたときに起こるパターンとは、しがみつきたい、さっさと終わらせたい、逃げ出したいと言うものです。しがみつきたいと感じるときは、往々にして手放せねばならない時なのです。さっさと終わらせたいと焦りを感じるときは、落ち着いて行動すべき時であり、逃げ出したいと言う衝動を感じるときは、自分と対峙するチャンスなのです。
 自分が抱えているすべてのものー先入観、これまで犯してきた失敗や過ちの記憶、誰にも言えない秘密ーを手放し、様々な後悔や期待を手放すと、精神は「小さな死」を体験します。そして、それらの抱えているものを手放していくことで、無垢な精神に生まれ変わることができるのです。
 では、どこから始めればいいのでしょう?20年も、あるいは何十年もかかって築いた壁を、どうやって壊せばいいのでしょう。ひと呼吸するごとに、です。小さな死を体験するごとに、です。一瞬一瞬に抱えているものを手放すことによって、なのです。抱えていたものから解放されたら、もう「抱え続けなくていいんだ。手放していいんだ」と信じることです。

<1episode>
目的地に縛られない
 鳥の生き方は、深いヒントを与えてくれます。翼が大きくなると、それはいっぱいに広げ、大空を歌っていきます。最初はおずおずと、そのうち自信を持って、鳥たちは飛び立ち、滑空し、地面に降り立ちます。飛ぶこと自体を楽しんでいるように見えます。
 人間は、どこに向かっているのかと言うことにとらわれて、今この世界で生きていることを楽しめず、愛したい、学びたい、魂の真実を知りたいと言う欲求を、黙らせては、努力をしていればきっとどこかにたどり着けると自分にいい聞かせるのです。しかし鳥たちは余計なことを考えたりしません。鳥を歌わせ、飛び立たせるのは、内なる魂の声です。鳥たちには、出し惜しみをするとか、見返りが確実な場合だけ投資するとかいった概念はありません。
 私の心は長年にわたって、恐れや期待から、「行くべき場所」「持つべきもの」「あるべき自分」を集め、しまい込んでいました。しかしそういうものをほとんど手放すようになってから、自分が直感的に感じることに意味を見出そうとするようになり、自分がどこに導かれようとしているのかを想像するようになりました。私たちが自分に対して何を言い聞かせようと、私たちの本質は変わりません。私たち人間も、鳥と同じように、飛び、歌うように作られています。それが私たちの本質なのです。
=心を整えるエクササイズ=
→人生で実現させるのをためらっている欲求について考えてみてください。
→静かに呼吸をしながら、その欲求が湧き上がってくるのにまかせてください。
→深く呼吸をしながら、ためらう気持ちに集中しましょう。それは、失敗や拒絶に対する恐れから発しているのでしょうか、それとも、未知のものへの恐れから発しているのでしょうか。
→そのためらいの気持ちとともに呼吸をしながら、羽ばたかないと飛べないのと同じように、生き生きと生きる能力は、やってみないと伸ばすことができないと言うことを理解しましょう。

<1action>
 「こうあるべき」「こうあらねば」という呪縛みたいなものが、心の中にあって、不安や焦り、恐れに囚われてしまうときがあります。そんなとき、鳥を思い出し、「手放していいんだ」と思い、一呼吸して、落ち着き、自分と対峙することを考えていこうを、考えました。


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