緊急地震警報のメロディっておかしくない?!
「地震が来ます。地震が来ます。」
和倉温泉の宿の一室でウェビナー受講中だった私は、突然鳴った携帯をポカンと眺めた。
「本当だ。」と思ったのは、その後1分も経たないにうちに地面が大きく揺れてからだ。
その後、余震が何度も起こる度に地震警報が鳴ったが、だんだんと余震の大きさも頻度も落ち着いてくるにつれ、地震警報のメロディに違和感を覚えるようになった。
避難先の校長室での待機中、隣のソファに座る年配の女性が突然鳴り響く警報にビクッとし、「あ〜、びっくりしたぁ!恐ろしいわぁ〜、この音!」と呟いた。
この時、地震警報が人の不安や恐怖を煽るメロディーに設定されているのだと確信した。
不安や恐怖を煽ってはパニック状態になりかねず、落ち着いて行動ができなくなってしまい、本末転倒になりかねない。
地震時は身の安全の確保が最優先。
即、窓の近くから離れたり、貴重品を身につけるなどの避難体制を取る必要がある。
緊急時だからこそ直感を研ぎ澄まし、落ち着いて地に足をつけつつ、無駄のない素早い行動を促すメロディーが良いだろう。
そして、避難先では日本人のDNAに備わった大調和の大和魂を発揮し、助け合いと支え合いと思いやりの精神で行動することが必要だ。
そのような精神状態と行動を促すメロディーに変えることで、大難を中難に、中難を小難にし、被害を最小限に止めることができると思う。