地方の小中規模美容室開業例
こんにちは
rela hair salon羽鳥です
ちょっと合間ができたので、ちょこちょこ更新。
ちょうど10期を迎える自分の開業スキーム記録です。
僕の事業がどんな感じなのか、参考になるかはこちらの記事をご覧ください↓
振り返ればいろいろと思い出しますが、、、、
多分これは開業経験のある人ならあるあるだと思うんですけど、
今の知識をもって当時にタイムスリップできるならもっとこうしたのに!
と思うことがたくさんありますよね。
経験の累積とはそういうもので、当時はこれがベターと思っていたものがどんどん更新されていく。
より効率のいい方法がわかったり、失敗を是正してみたり。
かといってこれは自戒でもありますが、意気込んで開業のこと考えてる時は、先駆者の諫言などどこ吹く風で自分の論理で押し通りがちでもある。
それ自体もいい経験にはなるんですけどきっと。
そのなかに於いて、この辺が肝要なのでは?と思う事を記してみます。
事業計画書って?
起業を経験する上で切っても切れない、最も大切な経験が『事業計画書の作成』じゃないかと思います。
仮に開業する際に、分厚い現金があって借り入れをする必要がないなら必須ではありませんが、それでスタートした事業はまぁ苦境に喘ぐだろうなと思います。
逆に、無一文からであっても素晴らしい計画書があれば、よほどひどい生活状態でない限り借り入れは可能、つまり起業できるでしょう。
雇われ美容師で、なんとなく仕事分の給与をもらっていた状態から、経営者として必要なものが可視化されてくる入口の部分ですね。
開業までのスキームは人それぞれですけど、たぶん色んなタスクを同時進行することになるでしょう。
なにをアクションするにしても、決定するための軸のようなものがないと物事はす進みません。
お金のこと、場所のこと、時間のこと、未来のこと。
事業に係るあらゆる要素を包括的にまとめておければ、ある程度スムーズに起業が進められるはずです。
開業計画において柱となるのは
・収益性
・立地
・時期
・コスト
(・理念)
となるかなと思います。
この中でまず年頭において行動するのは時期と立地でしょう。
今働いている店にいつ頃退職の意向を伝え、開業までにどのくらいの時間を要するのか。
ほとんどの場合は賃貸でスタートになりますから、希望する条件の物件が見つかるのかどうか、そのアタリがついていないと時期が読めません。
そのさらに一段手前に、まさか自分が借り入れ絶対出来ないコンディションではないかどうか、の確認が必要な人も少ないながらおられます、、、。
税金の滞納など、生活のずさんさによって生じた社会的信頼の喪失はけっこう致命傷になります。金融機関はもとより、不動産屋にもハネられたりしかねません。
ばっちり記録されますから心当たりのある方は数年単位で襟を正すことを強く推奨します。
閑話休題。
物件との出会いは相当に運の要素もあります。
とてつもないヒキでも持ってない限り、100%満足のいく物件には巡り合えません。
場所、家賃、広さ、そういう分かりやすい要素に加えて、美容室なればこそ押さえておかなければならない条件もあります。
ここら辺はその要素ごとに詳しく掘り下げたいと思いますが、それはまた後で。
現在の自分と、起業後の規模ややりたいことを整理していく過程で何を重視するのが正解なのか?
さしあたってこの『正解のない決定と向き合う』が、経営者への一歩であり醍醐味であり、壁でもあります。
少なくとも、なんかいい感じだから、みたいな曖昧な決定をすると、その後について回る結果もまたとってもファジーになりますから注意は必要ですね。
不動産屋を訪ねてみて、オススメ物件を見回るもいいし。
出かける際にきょろきょろと、空き物件に目をやるのもいいし。
知人友人のツテでアタックしてみるのもいいし。
イメージが固まってきたら、広さに対して
セット面は何隻作る?
シャンプー台は何台?
駐車場はどうする?
レイアウトや看板はどんな?
工事はどこに頼むの?
こんな感じに考えることが具体的になってきますね。
家賃の相場がわかれば必要な開業費なども決まってくるし、
目標売上や単価なども浮かび上がってきます。
おおまかな地図を頼りに目的地周辺までたどり着き、
食事、宿泊、景観、などの要素を拾い集めてゆく。
この開業初期の動きを私はそんな風に捉えています。
では実際。
私の開業について具体的に記してみます。
ではまた、後ほど。
群馬県前橋市
『お客様の人生に寄り添う美容室』
rela hair salon
代表 羽鳥昌樹