茨城に3800万で家を建てて東京で働く話
SUUMOさんでリライトして公開しました。
家を建てるぞ!
2020年12月16日、茨城県取手市で地鎮祭を執り行ないました。2021年のGW頃に完成予定です。
工務店さんのお知り合いということでお寺さんがやってくれました。すごーく珍しいらしい。地鎮法というそうな。
半年くらい前に以下のブログがバズったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
同じような時期に、茨城県取手市に引っ越して土地を購入していたのでした。このブログのようにキャッチーな価格でもないのですが、誰かの参考に少しでもなれば、という気持ちで、 #みんなの移住 国内移住・海外移住 Advent Calendar 2020 19日目の記事として、今回の移住について、少しだけまとめたいと思います。
自己紹介
30歳男性、既婚、妻と2人暮らし。
表参道の某フィンテック企業でコーポレートエンジニアとして働いています。18歳で北海道から東京に上京し、早12年になります。 (振り返ると長い!)
引っ越す前の家は目黒駅徒歩20分、2DK 10万円。
駅からは遠いけど、東急バスの営業所の裏だったので、職場まではバス1本ドアtoドアで40分くらい。
コロナ禍になる前のお話
今回の引っ越しのきっかけはやはりコロナ禍になったからですが、あくまできっかけであって、漠然と考えていたのはもっと前からでした。
会社の元同僚と結婚して早4年になり、子どものこと、子育てのことを考えたとき、このまま目黒の2DK10万円の賃貸に住み続ける未来が、どうしても見えない。
いつかは広い庭のある一軒家に住んで、庭でバーベキューやらプール遊びをやりながら、田舎で伸び伸びと暮らしたい。
そう思っていました。
ただ、子どもがまだいない現状で、特に不便していなかったのも事実。いつか子どもができたら、いつかお金に余裕ができたら、そう考えていました。
そしてコロナ禍になった
2020年3月より、勤務先が原則自宅勤務に切り替わり、2020年12月現在も継続中です。
もともと妻がフリーランスで自宅勤務をしていたこともあり、世間よりは机や椅子はしっかりしていたものの、物理的な部屋の狭さがありました。
目黒に住んでいた理由も会社に近いからというだけで、それが家で仕事をすることになったら、なぜ月10万も払ってこんな狭い家に住んでいるんだろう、と。
このまま世界的にも自宅勤務へのシフトが進むだろうし、都会に住むメリットが急速に失われたことを個人的に感じました。
前の家はこんな感じ(なぜか妻が趣味で配置図を作っていた)
広い賃貸の家に引っ越しても良いけど、せっかく引っ越すなら、いつか...と思っていた、一軒家を建てよう。
そう思い立ったのが、2020年4月のことでした。
予算
住宅ローンを組む際の目安として、今の家賃10万円をベースに考えたいと思っていました。
これは今の自分のキャッシュフローから考えて無理はしたくないこと、子育てを想像したときに負担を増やしたくないことが主な理由です。
35年ローンにしておよそ3000万です。
貯金はあって無いようなものだったので、これで土地代、契約代、上モノ代すべて賄おうと思っていました。
最初は建売住宅も見ていましたが、どうしても自分たちの理想から妥協しなくてはいけない点が多く、庭もあってないようなものが多かったので、すぐに注文住宅に切り替え、土地を探し始めました。
土地選び
自宅勤務が基本になる、と言っても、いまの会社がそのままフルリモートワークを継続する保証は全くありません。
しかも自分の職種はコーポレートエンジニアで、オフィスの物理ネットワークの保守や入退社の機材確保などが職掌なので、どうしても物理出社は必要になります。
そのため、その気になったら出社できる距離として、表参道のオフィスからドアtoドアで90分以内を目安に土地を探していきました。
昨年の転職でコーポレートエンジニア専任になったため、もしそのときにサーバーサイドエンジニアを続けていたりしたら、通勤を考えずに地元の北海道などにUターンしていたかもしれません。(土地代なんて有ってないようなものなので)
また夢のことを考えると、広い庭がマスト。 少なくとも150平米以上、1000万円以内(なんとなく)と検索していった結果、茨城県取手市の土地が候補に引っかかってきました。
取手市について
千葉県柏市、千葉県我孫子市の川を挟んで向こう側。
住所は茨城県ですが、ほぼ千葉、茨城都民と言われるような地域です。
職場の表参道駅から取手駅までは乗換なしで70分(朝と夕方のみ)、昼間の北千住乗り換えでも67分と、ドアtoドアでも90分行かないくらいの場所でした。
特に夫婦共々、ゆかりがあるわけではないので、土地を見学がてら色々散策することに。
駅前にはアトレと西友があり、100均、デパ地下、スタバ等があります。
そして駅前から20分ほど歩くと田んぼが広がるという、いわゆる典型的な地方都市だな、と言ったところ。
自治体のホームページにもあるとおり、ほどよく絶妙だな、と感じました。
2~3箇所土地を問い合わせて散策すると、地元の不動産業者の看板を多く目にしました。その場でその地元不動産業者にアポを取って、おすすめの土地を紹介してもらいました。
その中でも、私鉄駅徒歩5分、JR取手駅徒歩20分、約140坪で600万と広く値段も安い土地を見つけました。
2~3日悩んだ末、他の土地と比べても坪単価がとても安いこと、窪地で崖の下ということを考えても、距離を取れば大丈夫そうなことを確認し、土地を購入することにしました。
映っている更地すべてが自分の土地です。(L字になってる)
また、土地を正式契約する2ヶ月前に、土地の近くの賃貸に引っ越し。本当に取手市に住めるのか、最終確認の意味を込めて、先行して取手市民になることにしました。
取手に引っ越したデメリット
最初の1ヶ月は自動車なしで生活したのですが、やはりすぐに不便を感じました。バスの本数が少なく、コンビニや小型スーパーは近くにあるものの、品揃えの観点からも駅前や郊外のスーパーまで買い出しに行く必要性が出ました。
また、お店はやはり少なくて、隣の守谷や柏、ちょっと遠出して千葉ニュータウンやつくばへ行くことが多くなりました。
イオンも2015年に閉店。駅前のビルもフロアががら空き。
車社会なので、渋滞もすごい。隣の我孫子市は距離的には5kmくらいなのに、朝晩の渋滞時は1時間くらいかかることも。
あとは寒くて虫が多い。家の中に入ってくるダンゴムシとワラジムシとの戦いをずっと行ってきました...
家が完成したら気密性がちゃんとしているはずなので、勝利したいところ。
取手に引っ越したメリット
表参道まで90分なのに、ここまで地方都市になれる、というのが逆にメリットだな、と感じました。
とても広い河川敷の公園、安い賃貸や駐車場はとても良いと思いました。
広すぎて一周すらできない取手緑地運動公園
取手にはなにもありませんが、俺達には守谷、つくば、柏、我孫子、千葉ニュータウンがある!
車を買ったので、ららぽーと2箇所、イオン5箇所、セブンパーク1箇所、コストコ2箇所、IKEA1箇所などなどが活動範囲内になりました。
土日はつくばのコストコ、温泉に行く事が多い
そして茨城都民の最大のメリットとして、すぐ東京に行けること。北千住まで24分で行けちゃいます。ちょっとゆっくりしたいな、って気分のときは、品川まで40分間、グリーン車に乗ります。職場からの帰りにグリーン車に乗ると、各々ビールとおつまみで晩酌をしていて、なるほどな、そういう文化なのか、と勉強になりました。
あ、先程のデメリットでイオンが閉店したと書きました。イオンがなくなると何ができるか...そう、イオンです。67ヘクタールのイオンタウンが2025年開業を目指しています。
そう、まさにこの田圃地域がイオンになるそう。イオンレイクタウンが39ヘクタールなので、それより大きい...?日本一のショッピングモールになるのか?ホントか?取手なのに?
今はアトレと西友しか無い取手駅西口にも、駅直結型のタワーマンションが出来たりするそうです。
今はなにもない取手ですが、5年後、10年後には変わっているかも、といった期待が持てますね!
そしてここからは元道民ならではなのですが、セイコーマートがある!ホーマックがある!!ツルハドラッグがある!!!びっくりドンキーもある!!!!
まあ最寄りのセコマまで40分掛かるんだけどさ!
茨城空港と成田空港が車で一時間なので地元にも帰りやすい!もっというと大洗からフェリーで苫小牧に行ける!と、ここまででわかりましたね。もう茨城=北海道なのです(諸説あります)。
正式契約
メリット、デメリットを感じながら2ヶ月過ごし、生活していける、と判断し、2020年9月に土地の契約を行いました。
工務店選び、注文住宅へのこだわりも書いていきたいところですが、ここで時間が...笑
また別の機会に書きたいと思います!
次回予告
予算を趣味に全振り!
サウナ!打たせ湯!肩湯!防音室(ではなくてとても防音性の高い納戸)!
増える金額!(タイトルでネタバレしている)
果たしてわたなべはローンを組めるのか!
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