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まずは完成させる!質よりも”終わらせる”ことを重視するべき5つの理由

こんにちは。
実家で集落のイベント準備を手伝ってきたら全身筋肉痛になったReLです。
普段身体を動かさない絵描きが
いきなり肉体労働をすると当然こうなりますイテテテテ(ノ∀`)


「絵の完成度を上げたい」

と思うのって自然なことだと思います。

完成度が低いよりは高いほうが見応えがあるし、
SNSに投稿したときの反応もたくさん来るのは間違いありません。

だけど完成度を高めたいあまりに絵が中々完成しない
そんな状況に陥ってるとしたら、それは問題です。

完璧主義は悪いことではないんですが、
時としてそのこだわりがマイナスに働いてしまうこともあります。

この記事では、絵を完成させる習慣のない人が
不完全でもいいから完成させたほうがいい5つの理由を解説します。

「完成絵ができなくて中々SNSにも絵を投稿できてないんだよね…🥺」
とお悩みなら、ぜひ読んでみてくださいね٩( 'ω' )و



”完璧を目指すよりまずは終わらせろ”


これはFacebook(現Meta)創始者、
マーク・ザッカーバーグ氏が放った名言です。

原文はこれ↓

”Done is better than perfect.”
(完璧であることより、まず終わらせることが大事だ)


質の追求よりもまずは「完了させる」ことが優先、
という仕事において大切なことを、短い文章で表現したわけですね。

これは何も仕事にのみ当てはまる言葉ではありません。
絵描きにもそのまんま当てはまります。

まずは質にこだわるよりも、
「まぁ、大体できあがったかな」と思えるくらいになったところで
「完了させて」世に出すことのほうが大事になってきます。

これは仕事だろうが絵だろうが同じで、
「何かを創り上げる」という活動すべてに当てはまることです。


なぜ終わらせることが大事??
今後の活動の命運さえ決めかねない5つの理由


ではなぜ「まず終わらせる」ことが大事なのか、
その5つの理由を見ていきましょう。


1. 時間の浪費に繋がってしまうから

完成度というのは所要時間には比例しません。

作り始めてからしばらくは
急激に完成度が上がっていきますが、
ある程度まで行くと完成度の上昇ペースは鈍っていき、
かけた時間の割には中々完成度が上がらなくなっていくものです。

グラフにするとこんな感じ。

この例では6時間かけて70%程度の完成度。
さらに6時間かけても、完成度は85%程度。
倍の時間をかけても15%程度しか上がらない。
端的に言って”コスパ”が悪くなる。

倍の時間をかけても完成度が倍になるわけではない、ということです。

完成度が高くなるほど
コスパ(コストパフォーマンス)が悪くなっていくとも言えます。

というわけなので、絵のクオリティが
ある程度良くなったら、そこまでで見切りをつけて
完成としてしまうのが吉です。

自分の感覚でいいので、「完璧」と思える
60%〜80%程度の質で完成としてしまっていいでしょう。
それ以上に完璧を求めてウンウン考え込んでも、
時間をただ浪費するだけになってしまいます。


2. 質は急には上がらないから

最初から質の高い絵を描けるなら誰も苦労はしません。

質を高めていくには鍛錬が必要になります。
つまり、繰り返し絵を描くということですね。

そのためには完璧でなかろうと
作品をちゃんと「完成」させて
次へ次へと進んでいくことが大切になってきます。

質は回数を重ねながら徐々に上げていけばいいんです。
というより、試行錯誤しながら回数を重ねれば
コツを掴んだり、今まで見えてなかったことが見えてきたりして
自然と質は上がっていきます。


3. 完成癖がつかないから

完璧を目指して絵を描いても、
ちゃんと「完成させられる」のならいいんです。

それはもう気が済むまで質にこだわって
完璧を目指せばいいでしょう。
「完成させられる」のなら。


ですが、完成させるというのは一つの”能力”です。
つまりこれも鍛錬によって鍛えていくもの。

この能力が鍛えられていないと、
収拾がつかなくなったり飽きたりして
途中で投げ出してしまう、なんてことが起こります。

心当たりありませんか?
僕は大量にあります。😂

「収拾つかなくなったので供養」とか、
「飽きたので置いておきますね」とか言って
そのままSNSに投稿できるならまだいいです。

が、描きかけで止まってしまった絵は
人に見せたくないというタイプの人もいますよね。
というか僕がそのタイプです。


それが嫌なら、どこかで見切りをつけないといけません。

何をもって”完成”とするのか

これを自分で決めて達成する癖をつけましょう。

  • 線画まで描けたら完成とするのか

  • 色を塗って完成とするのか

  • 背景までちゃんと描き込んで完成とするのか

  • etc…

もちろんこれは状況によります。
その時の私生活の忙しさや、
その絵に対する自分の熱量などで決めればいいんです。

完成させる能力を鍛えること。
つまり”完成癖”をつけること。
まずはこれを優先してください。
質の追求は完成させる癖が付いてからいくらでもやればいいんです。


4. 成果物ができないと挫けやすいから

人間は目に見える形で進捗や成果が分からないと
モチベが下がる生き物です。

ゲームで考えてみてください。
ゴールするまでにかかった時間が表示されない
レースゲームを極めたいと思いますか?

タイムアタックをしようと思ったら
自分でストップウォッチを用意して時間を測るしかありません。
しかも比較対象は同時に走るCP(コンピュータプレイヤー)だけ。
CPは人が操作してるわけではないので、自分のクリアタイムが良いのか悪いのかも分からない。

そんなゲーム…やりたいでしょうか?
ク○ゲーにカテゴライズされそう。
ミニゲームとしてならなんとか成立しそうですね。😅


人がゲームにのめり込んでしまうのって、
進捗や成果を数値で把握できるからなんですよね。

レベル、パラメータ、スコア、ランキングなど、
とにかくいろんなものが数値化されています。

もちろんストーリーや操作性といったゲーム自体の面白さも大きいですが、
進捗や成果が数値で可視化されていることも
人を夢中にさせる大きな要因なんです。

友達や兄弟とスマ○ラで対戦!
時間を忘れて夢中になっちゃった思い出😝

「レベルがあと1上がれば◯◯◯に進化する…!」
「スコアがあと1000ポイント多かったらランキング1位じゃん…!」

等など、進捗や成果が明確に把握できるからこそ
人は高いモチベを保ってゲームに没頭できるわけです。


話が逸れましたが、つまりは
完成させた絵というのは成果物であり、目に見える実績です。

これがいつまでもできあがらないというのは、
特に完成癖がない状態では
致命的にモチベが下がる原因になってしまうんです。

絵を描くモチベを高く保つためにも、
完成させるというのは大事なことなんですよね。


5. 完璧な絵など存在しないから

そもそもの話です。
人間がやることに完璧なんてないんですよ。

どんなに上手い絵を描く人でも、完成した絵に対して
「これで完璧だ…!」などと思うことはほぼありません。

僕も毎回、
「ここもうちょっと上手く描けたような…?」
「これは次の課題だな。」
などと思いながら絵を完成させてます。

完璧を目指して描くけど、決して完璧にはならない。
そういうものだし、それでいいんです。

これはプロのイラストレーターでも同じですね。
むしろプロであるほど
限られた時間の中で描きあげることを要求されるので、
ある程度のところで見切りをつけて
終わらせることに長けているものです。
いつもいつもクオリティーを追求してたら
時間がいいくらあっても足りませんからね。


完璧を求めすぎて自分を追い詰めてしまうと
心が折れやすくなります。
自分で自分に不必要に強いプレッシャーをかけるのは良くありません。
それで心を病んだり、絵を描くのが嫌になってしまっては
元も子もないというもの。
実際そうなってしまう人をたまにSNSで見かけるんですよね…😓

完璧じゃなくたって誰にも怒られないから大丈夫ですよ。
毎回完璧を求めすぎる自覚があるなら、たまには肩の力を抜いて
「ま、これでいっか」と気楽に考えるくらいがちょうどいいんです。

楽に考えよう


1時間考え込んでも
筆が動かなければ完成としてしまおう


「まず終わらせる」ことが大事な5つの理由を解説しました。
いかがだったでしょうか。

仕事ができる人、何かを成し遂げる能力が高い人ほど、
初めは完璧を目指さないものです。
最初は考え込んでも時間を浪費するだけで、
かけた時間の割に大して質は上がらないことを知っているからですね。

質を上げていくのは、
同じことを繰り返して慣れてきてからの話です。


絵を描く時も同じ。

「完璧な絵にしたい…妥協したくない…」
「でももう3日も試行錯誤という名の沼にハマってる…」
「3日あればもう1枚描けたのでは…?」
「いっそこのまま先に進んでしまったほうが…いやしかし…」
「あーもう!どうすりゃええねん!!」

などと心の中で悩んでるのであれば、
自分ルールを決めてはいかがでしょうか。

1時間考え込んでも質を高めるアイデアが出てこなければ、
もう次に進んでしまいましょう。

描いてる途中で1時間考え込んだら、その部分は妥協して次の工程に進む。
最後の仕上げで1時間考え込んだら、そこまでで完成としてしまう。
これを自分ルールにするんです。

質を高めようとしていつまでも完成しないくらいなら、
思い切って次に行ってしまったほうがいいんです。
それはもう「完成した作品」として終わらせて、
次の絵で仕切り直せばいいんですよ。


多少納得いかない部分があっても
目をつぶって次に進む”勇気”を持ってください。
「完了させる」ことを意識すれば
世に出せる作品はどんどん増えていき、完成癖もついてきます。

質にこだわるのは、それからでいいんです。

完成癖をつけて、どんどん絵を投稿できるようになりましょう!
そうなれば弾みがついてもっとたくさん描けるようになります。
完成目指してファイトですよ!٩( 'ω' )و


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