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絵を描く人”だけ”が陥っていく、ある感覚の正体

「世の中、絵描きだらけじゃないか…?」
「今更、自分なんかがイラストを描いてもいいのか…?」

ひょっとしてこんなふうに思ってませんか?


こんにちは。
気分が乗ってくると寝食忘れてイラストを描くことがあるReLです。

TwitterやpixivなどのSNSを見てると、
イラストを描ける人って周りにいっぱいいますよね。

右を見ても左を見ても、神絵師、神絵師、神絵師。
Twitterのタイムラインにはフォローしてる人のイラストや
リツイートで回ってくる神絵が次々と流れ、
pixivを見れば毎日変わるデイリーランキングにすごいイラストがズラリ。

「ひょっとして人類ほとんどが神絵師なのでは…?」
「イラストを描けるって普通のことなのでは…?」
と思ってしまうのも仕方がないというものです。

僕たちの周りには
あまりにもすごいイラストが溢れていますが、

「みんなイラストを描いてるじゃん」

という感覚は実際のところ当たってるんでしょうか??


イラストを描ける人はとても少ない


実際には、全然そんなことはありません。

TwitterとかのSNSは、現実の社会よりも
似た人同士が繋がりやすいという性質があるんです。

あなたの投稿内容やフォローしてる人の傾向から、
あなたが興味を持ちそうな人を
SNS側がわざわざオススメしてきますからね。
どこに住んでるかなんて関係ないし
会えるか会えないかも関係ないので、すぐに、
簡単に世界中の似た人と繋がれてしまうわけです。

そうなると絵描きの周りには当然絵描きが集まるので
周りが神絵師だらけ…!という錯覚を起こすだけなんですよね。

「右も左もイラストを描ける人でいっぱいじゃん…」
という状況は、実は自分の周りだけの話


では、現実の社会ではどうでしょうか?

例えば学校の同じクラス内で
イラストを描ける人を探すと何人いるでしょうか。
せいぜい3人いればいいほうでしょう。
それも”同い年”というかなり絞られた範囲の中での3人です。

社会人ともなると
いろんな年代の人が入り交じるので、
更にイラストを描ける人の割合は少なくなるでしょう。

実際、僕もリアルで面識ある人の中で
イラストを描いてる人は
片手で数えられるくらいしかいません。

そこからSNSにイラストを投稿してる人、
となると更に少なくなります。


イラストを描いてる人の数を
正確に割り出すことはできませんが、
日本人口の1%もいないんじゃないかと思います。

人を性別・年齢問わずにランダムに100人集めたら、
イラストを描ける人なんて
その中に1人いるかいないか、というレベルの話。

完全に僕の主観ですが、大きくハズレてはいないはず。

イラストを描けるというのは、
十分に特殊技能、レアスキルなんです。

イラストを描けるだけで拍手もの


レアスキルだから、ではない。
イラストを描けることがなぜ”すごい”のか


イラストを描いたことがない人のことを
ここでは”普通の人”と呼びましょうか。

イラストを描いてる人って、
まず普通の人とは時間の使い方が違うんですよね。


例えば平日の夜の時間。

会社から帰ってきて、夕食、入浴も済ませて、
「さて後は寝るだけだ」
「けどまだ眠くならないし、時間もあるなぁ」
という状況を想像してみてください。

あるいは、学校から帰ってきて、宿題もやって、
「お腹すいたなー、夕飯まだかなー」
と夕飯ができるのを待ってる状況でもいいです。

やること全部やった。お腹すいた。でもまだご飯できない。
ヒマ…😂


こういうとき、あなただったら何をやりますか?

わざわざ聞くのも野暮な気がしますが、
きっとイラストを描くと思うんです。


一方、”普通の人”がそういうときに何をやるかというと、
きっとこんなことではないでしょうか。

  • なんとなくテレビをつけてバラエティを見る

  • ソシャゲでガチャを回す、デイリー任務をこなす

  • Twitterでフォローしてる人の投稿をチェックする

  • メルカリで掘り出し物がないか眺める

  • Youtubeのホーム画面に並ぶ動画を適当に見てみる

暇を持て余したとき、スマホは万能のおもちゃになる

他に家でできる趣味があればそれをやるでしょうけど、
都合よくそんな趣味がある人ばかりではないですよね。

要は、大半の人はダラダラしてるんです。

僕の父親も、夕飯が済んだ後は眠くなるまで
ソファに寝っ転がって
ひたすらスマホでYoutube動画を見てます。笑
車系Youtuberの新車レビューの動画がお気に入りの様子。


もちろんこれが悪いこととは思いません。
あなたもこういうことをして過ごす日はあると思いますし、
僕もそういう日は当然あります。

だけど、その時間にイラストを描いてる日も
絶対にあるはずなんです。

それがもうすごいんですよ。


「え、そんなにすごいかな…」と思いましたか?
いやいや、すごいんです。

大多数の人はそんなことできませんから。


ほとんどの人は、イラストなんて
描こうと思っても描けないものです。

イラストを描く技術があるかどうか以前に、
まず「描きたい」と思うことがありません。
そういう欲求が自分の中から湧き上がってくることがないんです。

そして誰かにお願いされたか何かで描いたとしても、
それを趣味として続けようとは思わないんです。
イラストを描く、ということに対して情熱がないから。

一度でも描いたことがあれば分かると思いますが、
イラストを描くのって時間も労力もたくさん要りますよね。

普通の人は、これを”苦痛”と感じるんですよ。
苦痛に感じることをわざわざ自分からやりたいと思う人はいないわけです。


イラストを描いてる僕たちですら
描いてる間は苦痛に感じることがありますよね。

思ったようにキャラクターを描けないとき。
なんか表情に違和感が残ってしまうとき。
背景に描くべきものが何も思い浮かばないとき。
etc…

僕も何度もありました。

では、なぜ僕たちはそんな苦痛を抱えながらも
描くことができるんでしょうか?

  • イラストを描くこと自体が好きだから

  • 描きたいものがあるから

  • 描いたものを人に見せたいから

動機は色々あると思いますけど、
間違いなく何らかの情熱があるはずなんです。

だから苦痛を振り切って突き進める。
結局、”好きだから”なんですよね。😆


”好き”を形にできるのは幸せなこと。
もっと胸張っていい


「次は何を描こうかな?」
「あれも描きたいし、これも描きたい。」

情熱を持って何かをしている人からは自然と魅力が溢れ出る。

繰り返しますが、イラストを描けるってすごいことです。

  • 仕事や学業をこなしながら、
    たくさんの時間と労力をかけて作品を作っている

  • それをインターネット上、もしくは
    身近な人に公開して発表している

これができてる時点で十分すごいんです。

SNSを見ると周りもみんなそうしてるので
それが普通なんだと錯覚してしまいがちですが、
冷静に考えてみればこんなこと
”普通の人”はハードルが高すぎてできません。

普通の人にとっては作品を作ること自体が
日常にはない概念、異次元の行為なんです。


なので、自信を持って創作を続けてほしいんです。
上手い下手は関係ないし、
「今更自分が描いても…」なんて思う必要はありません。
描ける時点で十分すごいんです。

あなたの”好き”が詰め込まれたイラストを、
誰かが”好き”になってくれる。
”好き”と言ってくれる。

それってすごく幸せなことじゃないですか。
自分で自分を幸せにできる術を持っているということですから。

「普通の人ができないすごいことをやってるんだ…!」
という自信を持ってほしいなと思い
今回この記事を書きました。

日々がんばってイラストを描くあなたの後押しになれば嬉しいです🥳
応援してます!٩( 'ω' )و

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