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素材に学ぶ、サステナブルな服作り|文化服装学院×尾道デニムプロジェクト×REKROW

2021年10月。

今年5月からスタートした、日本初のファッション専門学校である文化服装学院と尾道デニムプロジェクト×REKROWの共同プロジェクト発表会が行われました。

インダストリアルマーチャンダイジング科とバッグ科の授業として、REKROW素材を使ったファッションプロダクトの提案と販路について発表された当日の様子を振り返ります。

審査員は

事前審査員:
 Smiles 代表取締役社長 / 遠山 正道
 Ron Herman / 根岸 由香里
当日審査員:
 文化服装学院 / 相原 幸子
 KUON / 石橋 真一郎
 株式会社 四川 / 藤井 幹雄
 篠原テキスタイル 株式会社 / 藤井 隆志
 REKROW / 黒木 美佳
 REKROW / 熊谷 舞
 ONOMICHI DENIM PROJECT / 綿吉 杏
(敬称略/順不同)

各チームは事前にリサーチした資料を基に、ターゲットやコンセプトを決定し制作したプロダクトとその販路について提案を行います。

写真と共に、会場で発表された全7チームの作品を振り返ります。

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ヤマモト TEAM / CONNECT 

授業で学んでいたサステナブルについて、REKROWを通して廃棄される作業着を実際に利用することで理解が深まったというTEAM。コンセプトは「CONNECT / 繋げる×継なげる」。

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そして、日本の情報発信拠点である東京とREKROWの舞台になった尾道を繋ぐ思いもあると話しました。

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継なげる、に込めた思いを編み込みで表現しています。

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ジャケット背面に編み込みを広く利用し、インパクトを持たせました。また、パンツにも編み込みの要素を加えています。

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バッグは大きな容量と男女問わず持てるジェンダーレスなデザイン、さらにテーマを意識した編み込み技法がポイントでした。

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エルメスのバーキンバッグをモチーフにしたバッグは、一つ一つの素材と布や革をパッチワークで配置。シルクスクリーンでREKROWロゴを細かく配置して、隠れたロゴもあります。

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持ち手の長さが変えられる2Wayバッグもシーンに合わせて使い方を変えられます。ステッチは手縫いで行い、布やチェーン、安全ピンなど異素材を用いています。

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バッグは大きな容量と男女問わず持てるジェンダーレスなデザイン、さらにテーマを意識した編み込み技法がポイントとなっていました。

マスヤマ TEAM / Re:all

リサイクルや、リデザイン。すべての意味で再構築する「Re:all」をテーマに掲げたマスヤマTEAM 。

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デニムユーザーの想いを若い人に伝える。さらに、付加価値を与えていくことを目標としていました。

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ベルトループを使った襟は、服を着ないときに肩に掛けることが可能。

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尾道市の花である桜をバックポケットに革で表現。

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セットアップはレディースといいつつ、ユニセックスデザイン。パッチワークで色落ちの味を表現。

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バッグは1周つながるようなデザインで、持ち手を取り外し可能に設計。気分によってリバーシブルで色を変えることが可能です。桜のモチーフをピンバッジで設計。容量も大きめです。

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ボストンバッグはマチで容量調節が可能。ポケットも3つあるので使いやすくできています。2Way仕様も可能で、サクラのモチーフとカジュアルさも魅力です。

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実際に目で見てデニムの良さを知ってもらうため、あえて直接販売のみを提案していました。

ウ TEAM / DENIM ×JAPANESE CULTURE

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ウTEAMのコンセプトは「DENIM× JAPANESE CULTURE」。コロナ禍で、人と人との繋がりの重要性を強く感じた年。また、外国人として日本で育った経験から、日本文化や伝統に対する愛情を組み合わせようと考えたと話します。

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柔道着と作務衣をそれぞれモチーフにしてジャケットを制作。

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柔道着のジャケットはデニムを解体後に正方形にカットし、パッチワークへ。フィット感とシルエットにも気を配りました。真っ白な帆布を利用し、デニムの経年変化や色合いが際立つようにしました。

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作務衣をコンセプトにしたジャケットはエルボーパッチ。ビンテージを意識しながら、ベースには生デニムを利用しています。ステッチで強度とデザインを両立させています。

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バックのポケットには日の丸モチーフのパッチワークも。
ワークウェアをモチーフにしたため、サイドベルトによるベルトレスでの調整も可能にしています。

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バッグはトートバッグとランドリーバッグ。

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ランドリーバッグは真ん中のパッチワークをポイントにしています。持ち方はリュックとショルダーの2Way。巾着式の開口部で使いやすさも考慮しています。

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トートバッグはパッチワーク。メンズ向けですが、女性でも使えるように配慮したデザインにしています。どちらもレザーとデニムを組み合わせ、強度も強めています。

ツチヤTEAM / GIVING BACK TO WORKER

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コンセプトは「Giving Back To Worker」労働者への恩返しとして、素材をご提供いただいた常石造船の皆さんへの恩返しをテーマにしています。「Gift Back To REKROW」REKROWへの贈り物という裏テーマも含んでます。

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今回はチェック柄を取り入れて、ウエスタンジャケットと共にターゲットユーザーの世代に向けてデザインしています。

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メンズとレディースでデニムと布を反転させたデザインを採用。

エルボーパッチも採用しています。型はメンズで作りながら、パンツもポケットを増やしながら切り替えを2パターン入れています。

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バッグはパッチワーク×ルックにあったデザインを仕上げました。大きいバッグには持ち手のデザインを使いやすく。小さなバッグはショルダー。どちらもかっこよさと可愛さを備えたユニセックスデザインを採用しています。

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セキネTEAM / デニム × ドレッシー

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コンセプトは「デニム×ドレッシー」

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一つ目のプロダクトはパンツ。ウールを利用したワイドパンツ。

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2つ目はトップス。フェイクレザーとサテン、レースを組み合わせたセットアップ。肩ひもがアジャストでき、インナーの厚みにも柔軟に対応できます。デニムは細かくカットして縫製しています。

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3つ目はキュロットパンツ。素材はデニムを利用し、一部にパープルのサテンを使っています。ひざ丈サイズ。左サイドにはリボン、右サイドには金属リングをつけています。

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バッグとキュロットパンツの素材感を揃えています。

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チェーンで持ち方を変えられるようにし、金具をエレガントに配置。

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背面にはベルトも付属。自転車のハンドルなどにも引っかけることができます。

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手持ちとショルダーで利用可能なバッグ。ボタンを底描に利用しています。

幅広い場面で着用出来て、デニムを楽しんでもらえるプロダクトは、2way仕様と動きやすさ、着やすさを重視したと話しました。

マエダ TEAM / 特別な日常着

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デニムはカジュアルウェアであることと、REKROWが持つ素材の様々な付加価値が加わることで「特別な日常着」というコンセプトに繋げたマエダTEAM。

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キルティングベストとスカートのセットアップ。

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ベストは立体感を意識し、パーツによって厚みを変えています。パッチワークのギャザースカートは丈を長く、1枚ずつのパーツも大きいので存在感があるデザインになりました。

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次に、身幅広めのワークジャケットのセットアップ。ジャケットはスタンドカラーで異素材を利用。パンツはツータックでゆったり利用。パッチワークの切り替えにはすべてダブルステッチを入れてアクセントをつけています。

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エンジニアジャケットはベストと併せたジャケット。アイボリー生地を利用しています。

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子ども用のスタイとハットも披露。

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一つ目のバッグはショルダー。パッチワークではなく、ジャケット10着のカフスをメッシュ状に編み込んで利用。日常で使うため、パソコンが入るサイズにしました。

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二つ目がランドリーバッグ。旅行好きのためのバッグで大きな袋物だが、ポケットを増やして財布やパスポートなども入れられるようにして使い勝手を考慮。

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ショルダーとリュックになる2Wayバッグ。持ち手をその日の気分で付け替えることで変形が可能です。その日の気分で付け替えて

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特別な日常着ということで、ヌメ革も利用しながら経年変化をデニムと一緒に楽しめるようにしています。

キムTEAM / Contemporary Vintage

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コロナ禍、マスクの無かった時代が懐かしいという想いをテーマに込めたキムTEAMのコンセプトは「Contemporary Vintage」。

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ジャケット1枚目は、メンズ。実際にモデルのパクさんが使っていたブラジリアン柔術のユニフォームをリサイクルして利用。墨染とデニムのパッチワークを組み合わせ、ビンテージ感を出しました。

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日本のボロ文化からインスピレーションを得て、できるだけ多くのパーツを利用しています。

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クロップジャケットとバックレストップ、キュロットパンツ。ジャケットは元のデザインを残しつつ、現代風にアレンジ。リボンをつけることで、結び方によって印象も変えることができます。

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バックレストップは体に沿うようなデザイン。夏らしく、紐の通し方を変えることで。パンツは動きやすさと可愛さを組み合わせられるキュロットパンツにしました。バッグとのバランスも考えています。

スカートが風でひらめいてもかわいく見えるよう意識しました。

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バッグはレディースとメンズ。洋服と同じ色合いを利用して、サイクリングなどの旅で両手が開けられるように配慮しています。

リュックはストラップの付け替えをすることで、2Wayのショルダーとリュックを切り替えられます。小さなポケットもあり、また中とつながるポケットも採用しています。

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メンズバッグはボストンやショルダーとして利用も想定しています。ポケット4つはジャケットのものをそのまま利用しています。

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前と後ろで雰囲気の変化も与えました。

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以上、7チームの発表が終わりました。

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審査員からの講評

参加いただいた審査員の方々から、一言ずつコメントをいただきました。一部を抜粋して残します。

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篠原テキスタイル 株式会社 藤井さま:
「素敵な作品を拝見できました。皆さんの作品を見ながら、私たちも素敵なデニムを皆さんに届けられるように頑張りたいと思います。」

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株式会社 四川 藤井さま:
「貴重な機会をいただいて、いろいろな知識を学ぶことができて非常に良かったです。少しでも、ジーンズを好きになってもらえたことも嬉しかったので、これからもデニムの可能性について僕らも日々探求したいと思います。」

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KUON 石橋さま:
「みなさんと同じこの学校を卒業して、みなさんの一生懸命さを感じました。サステナブルのとらえ方を、ただのPRツールにするのか、持続可能性として考えながらやるのかは全く違うと思うので、とても大切だと思います。これからも人と人、工場など作り手の皆さんとつながりながらプロダクトが届いていく世界になってほしいなと感じました。」

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文化服装学院 学院長 相原さま:
「学生のデニムが好きだという想いが伝わり、デニムが作る広がりを改めて感じました。今後も楽しみにしています。」

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ONOMICHI DENIM PROJECT 綿吉:
「プロダクトに愛情がこもっているのが伝わる発表会でした。モノだけを見ても感じ取れるのが面白かったです。私がショップで販売を担当しながら感じている販売後のお客さまとの繋がりについても、やはりプロダクトへの愛情と共につなげていきたいと感じました。とても刺激になりました、ありがとうございました。」

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REKROW 熊谷:
「デニムの解きからやっていただいたことで、端材に対する思いが変わったという実体験からサステナブルな輪が広がっていくのを感じました。皆さんのアイテムが幅広く表現されていて、商品開発のアイデアに溢れていて楽しかったです。ぜひ、今後も末永くご一緒させていただけたらと思いました。」

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REKROW 黒木:
「こんな素晴らしい機会をいただき、本当にありがとうございました。この取り組みを授業に取り入れていただいたことも、半年間どうなるか想像しながらの日々でした。今日発表を聞きながら、少し涙が出そうになるほど感慨深かったです。いろんな考え方、掘り下げ方があったこと。
 また、小さなパーツまで捨てずにとっておくこと。私たちも同じようなことをしていて、繋がるんだなと嬉しくなりました。REKROWを通して人とつなったり、サステナビリティについて考えたり。作業を通して感じた気づきを、今後社会に出ても未来へ繋いで欲しいと感じました。」

それぞれに、学生に向けた言葉をかけていました。また、前日には事前審査も行われていました。

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Ron Herman の根岸さまからは、

「卒業生として、すごく久しぶりに母校に来て発表を聞き、とてもワクワクしました。それぞれに考え、形にしていく中で、色々な可能性があると感じて、素材を作るだけでなく可能性を模索しながら楽しく、ワクワクしてクリエイションしていくことが大切だと感じました。とても刺激を受けることができました。」とコメントをいただきました。

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またSmiles 代表取締役社長の遠山さまからは、

「尾道に何度か伺いながら、解体や再生の意識を感じ易かったのですが、7チームそれぞれの組み立て方の違いを見せていただき、素晴らしかったです。今回の素材だけに頼らない作り方や、コンセプトを組み合わせた発想があってよかったと思います。ファッションは面白いですね。洋服で完結して、想いを体現できる。購入者との距離も近いので、身近で面白い産業だと思いました。これからも、思い切り作ってほしいと感じました。」とのコメント。

学生から出たアイデアの視点が多様なことは、製品づくりの違いからも感じられたように思います。

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最後に学生代表として前田さんから、サーキュラーエコノミーやサステナビリティについての気づきや考え方、生活を見直すきっかけになったと挨拶がありました。

***

二日間に渡って開催された文化服装学院×尾道デニムプロジェクト×REKROWの発表会。学生それぞれが、たくさんの情報を集め、まとめながら新しい製品を提供していった取り組み。デニムの可能性、REKROWの可能性、そして、今後の製品開発に対する視点の多さを感じました。

また発表の中では、「普段なら捨ててしまう小さな端切れも、何かに使えるかもしれないと思い保管していた」といったコメントがありました。服作りの素材一つ一つを大切にすることは、ものづくりの原点なのかもしれません。

文化服装学院の皆さんを始め、当日ご参加いただいたみなさまありがとうございました。今後も、楽しみにしています。

写真集

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文化服装学院×尾道デニムプロジェクト×REKROW
|プロジェクト発表会
日程:2021. 10 .28 - 29
場所:文化服装学院
企画:ファッション工科専門課程インダストリアルマーチャンダイジング科
制作:ファッション工科専門課程インダストリアルマーチャンダイジング科、 ファッション工芸専門課程バッグデザイン科
審査員:Smiles 代表取締役社長 / 遠山 正道|Ron Herman / 根岸由香里|KUON / 石橋 真一郎|株式会社 四川 / 藤井 幹雄|篠原テキスタイル 株式会社 / 藤井 隆志|REKROW / 黒木 美佳|REKROW / 熊谷 舞|ONOMICHI DENIM PROJECT / 綿吉 杏(敬称略 / 順不同)

(写真/文章|ナカニシ ミツヒコ)

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