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アセスメントがスムーズに進む!ゴードン理論を活用した論理的アプローチ

こんにちは!
看護実習記録書き方サポーター★めめこです!

看護実習では、観察データをもとに患者の状態を評価するアセスメントが重要な課題となります。しかし、どのようにデータを整理し、論理的にアセスメントを組み立てるべきか悩む看護学生も多いでしょう。そこで本記事では、**「ゴードンの機能的健康パターン」**を活用し、具体的かつ論理的なアセスメントを作成する方法を紹介します。

ゴードン理論を用いることで、観察データを系統立てて整理しやすくなり、記録の質を向上させることができます。疾患や症状を踏まえた例文やテンプレートも紹介しますので、**「看護実習」「実習記録」「書き方」「例文」**のキーワードにピンときた方はぜひ読み進めてください!





1. ゴードンの機能的健康パターンとは?

ゴードンの機能的健康パターンは、看護アセスメントのための理論的枠組みで、患者の健康状態を11の側面から評価します。この枠組みを用いることで、アセスメントを抜け漏れなく、効率的に進めることができます。

ゴードンの11の機能的健康パターン

  1. 健康管理パターン

  2. 栄養・代謝パターン

  3. 排泄パターン

  4. 活動・運動パターン

  5. 睡眠・休息パターン

  6. 認知・知覚パターン

  7. 自己認識・自己概念パターン

  8. 役割・人間関係パターン

  9. 性・生殖パターン

  10. ストレス対処パターン

  11. 価値・信念パターン


2. ゴードン理論を活用したアセスメントの進め方

ステップ1:観察データをゴードンのパターンに分類

観察データを11の健康パターンに当てはめて整理します。これにより、必要なデータが見えやすくなります。

例:糖尿病患者の場合

  • 健康管理パターン: 血糖測定をしていない、医療受診を怠っている。

  • 栄養・代謝パターン: 血糖値が高く、HbA1c 8.5%。甘い物を頻繁に摂取。

  • 活動・運動パターン: 運動不足。散歩は月に1回程度。


ステップ2:優先度を決める

ゴードンのパターンごとに整理したデータから、患者の状態にとって最も重要な問題を特定します。

優先度の決定例

糖尿病患者の場合、「血糖管理の不良」が合併症リスクを高めるため優先的に対応。


ステップ3:論理的にアセスメントを記述

ゴードン理論を使って整理したデータをもとに、観察データ、因果関係、ケア計画をつなげてアセスメントを構築します。


3. 疾患別:アセスメント例文とテンプレート

【例1】糖尿病患者のアセスメント

観察データ

  • 健康管理パターン: 血糖測定を怠り、指示された薬を自己判断で中断。

  • 栄養・代謝パターン: HbA1c 8.5%、体重増加傾向、頻繁に甘い物を摂取。

  • 活動・運動パターン: 運動習慣なし、歩行は月1回。

アセスメント例文

「血糖管理が不良であるため、糖尿病性神経障害や腎障害のリスクが高まっている。特に、食事内容の改善と運動習慣の導入が必要であり、患者自身の生活習慣への意識改革が求められる。」

看護計画

  1. 食事日記をつけるよう指導し、摂取カロリーの改善に向けた栄養指導を実施。

  2. 週3回のウォーキングを目標に、運動計画を一緒に作成。

  3. 血糖測定を毎日朝食前に行い、記録するよう促す。


【例2】肺炎患者のアセスメント

観察データ

  • 健康管理パターン: 医師の指示を守らず、通院頻度が少ない。

  • 栄養・代謝パターン: 食欲不振、体重減少傾向。

  • 呼吸・循環パターン: SpO2 91%、右肺下部に湿性ラ音。

アセスメント例文

「発熱、咳嗽、低酸素状態が続いており、肺炎が進行している可能性がある。栄養不足が免疫力低下に繋がり、さらに感染リスクが高まることが懸念される。」

看護計画

  1. 呼吸状態を1時間ごとに観察し、SpO2が90%を下回った場合は酸素療法を継続。

  2. 食事内容を改善するために栄養士と連携し、消化の良い高カロリー食を提供。

  3. 体位ドレナージを実施し、痰の排出を促進。


【テンプレート】

ゴードン理論を用いたアセスメントを記録するためのテンプレートです。

【健康管理パターン】 観察データ:
【栄養・代謝パターン】 観察データ:
【(他のパターン)】 観察データ:
【アセスメント】 患者の問題点、因果関係、優先すべき課題を記述。
【看護計画】 1. (ケア内容) 2. (目標) 3. (具体的なアクション)


4. ゴードン理論でアセスメントを具体化するコツ

  1. 11パターンを活用して情報を整理する
    データの抜け漏れを防ぐため、ゴードンの枠組みを使ってチェックリストを作る。

  2. 患者の優先課題を明確にする
    すべての問題を解決しようとせず、患者にとって最も重要な課題に焦点を当てる。

  3. テンプレートを活用する
    一貫した書き方で、論理的な記録を作成する。


5. 記録作成を効率化するサポートのご紹介

実習記録作成を効率化したい方には、**「プロフェッショナルな記録作成とキャリアアップを一緒に叶えるサポート」**をおすすめします。


サポート内容

  • ゴードン理論を使ったテンプレートと例文集を提供: 記録の効率化を支援します。

  • 領域別テンプレート: 各看護実習の事前準備などをサポート。

  • カスタムGPT: 実習を成功させるためのスキルを磨く方法を提案。


まとめ

ゴードンの機能的健康パターンを活用することで、観察データを体系的に整理し、論理的なアセスメントを作成することができます。本記事で紹介した例文やテンプレートを参考に、実習記録の質を向上させましょう。

また、効率よく記録を作成し、学業やプライベートを両立するためのサポートサービスも活用してください。看護学生としての実習がスムーズに進むはずです!

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