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記録で差をつける!看護実習で役立つ時短ツールとテンプレート


看護実習での記録作成、どうしても時間がかかりすぎてしまう…そんな悩みを抱える看護学生は少なくありません。
しかし、工夫次第で記録作成を効率化しながら質を保つことが可能です。
本記事では、記録作成の時短に役立つツールやテンプレートを厳選してご紹介します!忙しい実習を乗り切るためのヒントを、ぜひ取り入れてみてください。


1. 記録作成を効率化する重要ポイント

記録を効率的に仕上げるには、以下の3つがカギとなります:

  1. 情報の整理方法を決めておく

    • 書くべき内容を明確にしておくことで迷わない。

  2. 繰り返し使えるツールやテンプレートを活用する

    • 使い回し可能なフォーマットで時短を図る。

  3. 記録をシンプルに、わかりやすくまとめる

    • 無駄な記述を避け、指導者に伝わる記録を目指す。


2. 看護実習で使える時短ツール

ツール1:スマホやタブレットのメモアプリ
実習中に観察した内容や患者の状態をすばやく記録するために、メモアプリを活用しましょう。
おすすめ機能:

  • テンプレートの作成機能:毎回同じフォーマットで記録できる。

  • タグ付け:症例ごとに整理して、後から検索しやすくする。

実習後、メモをもとに詳細な記録を書くことで、時間短縮につながります。

ツール2:タイピング支援ソフト
実習記録をパソコンで作成する場合、タイピング支援ツールがおすすめです。
たとえば、定型文を登録しておくと、頻出する文言を数文字の入力で呼び出せます。
例:「患者は~と訴えており」を「pt」と入力するだけで展開。

ツール3:看護記録専用アプリやクラウドサービス
最近では、看護学生向けに特化した記録作成アプリも登場しています。
アプリを利用することで、データ整理やアセスメント作成を効率化できます。

  • おすすめポイント

    • バイタルサインの入力補助

    • ゴードンやヘンダーソンの機能パターンに基づく項目整理

    • クラウド保存でデータを失わない安心感

ただし、学校によってはデジタルツールの使用が制限されている場合もあるので、学校のルールに従って活用しましょう。


3. 実習で役立つ記録テンプレート例

テンプレート1:看護過程記録用
以下のようなフォーマットを使うことで、書くべき内容を明確にできます:

【患者の背景情報】 - 年齢・性別・主訴 - 入院日・診断名・治療内容
【看護問題】 - ○○が原因で××のリスクがある
【観察データ】 - バイタルサイン・症状・患者の訴え
【根拠】 - どのような理論やデータに基づいて判断したか
【看護ケア】 - 具体的な行動と目的

テンプレート2:ゴードンの11機能パターン用
ゴードンを使う場合、以下の形式で記録すると整理しやすくなります:

【パターン名】 例:栄養・代謝パターン
【観察内容】 例:1日3食摂取しているが食欲低下を訴えている
【問題と根拠】 問題:栄養不足のリスク 根拠:体重が1週間で2kg減少
【対応計画】 ケア:嗜好に合わせた食事提案と食事サポート 目標:摂取量を1日1200kcal以上に維持

テンプレート3:時間管理用
1日のスケジュールを管理しやすいテンプレートです。実習での観察・記録作業の時間配分を見える化します。

【午前】観察項目 - 8:00 バイタルサイン測定 - 9:00 食事介助
【午後】記録作成項目 - 14:00 ケア後の患者状態記録 - 15:30 アセスメント記録作成


4. テンプレート活用の注意点

テンプレートは便利ですが、使い方を間違えると評価が下がる場合も。
以下のポイントに注意しましょう:

  • 患者の個別性を忘れない:テンプレートの内容をそのまま使うだけではなく、患者に合わせて修正することが重要です。

  • 指導者の指示を確認:指導者によって求める記録の形式が異なる場合があります。


5. 記録を効率化して実習をスムーズに!

看護実習は忙しく、記録作成の負担も大きいですが、時短ツールやテンプレートを活用すれば効率化が可能です。
また、日頃からテンプレートやツールに慣れておくことで、いざというときにすぐ活用できます。
「記録で差をつける」ためには、効率化と質の両立がカギ。
ぜひ、本記事で紹介した方法を取り入れて、実習をもっとスムーズに進めてください!


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