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先攻ワンキルしかできないデッキでマスター1到達【Season34】

しました。

やること(最頻展開)

先攻を取ります。または譲られます。
ドロー系のカードを駆使して手札に揃えた
《バージェストマ・マーレラ》《トラップトリック》《魔獣の大餌》
をセットしてターンエンドします。
相手ドローフェイズに全部発動します。
(2枚《マーレラ》によるうららケアが決まりました)
《魔獣の大餌》効果
自分と相手のEXデッキを14枚(以上)ずつ除外します。
《トラップトリック》効果
《D.D.ダイナマイト》を1枚裏側除外、1枚をセットします。
《バージェストマ・マーレラ》効果
《トランザクション・ロールバック》をデッキから墓地に落とします。
《D.D.ダイナマイト》効果
300*除外枚数14枚、4200ダメージを与えます。
墓地の《トランザクション・ロールバック》効果
《D.D.ダイナマイト》を対象に取り4200ダメージ……の前に降参されました。

だいたい以上の流れで、《ダイナマイト》2回のバーンダメージで相手のLPを削り切る以外の勝ち筋は用意していない先攻ワンキルド特化デッキです。
ただの特化デッキじゃねえぞ以下略。


デッキ紹介

【ドゥルルルルルル三└(┐卍^o^)卍イヤッホオオオォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!d=(^o^)=b】

この構成を1枚も変えることなくプラ2からマス1まで登り切りました。
構築思想とかは3月DCの時に書いたページを参照。

以下、当時から変えたり検討したりしたカードを書いていこうと思います。


  • 《インフェルノイド・イヴィル》

【天盃龍】と同時に実装された新規カードをEXデッキにフル採用。こいつが《リンクアップル》で除外された場合《無の煉獄》をサーチでき、更にデッキ堀りが加速……というギミックをフォロワーさんのポストで知って採用となりました。1/40を手札に引き込んでからの3/15なので決まる確率こそ高くはありませんが、デメリットがないので採用しない理由はないでしょう。
初手《アップル》から《イヴィル》の流れで【ノイド】か?と訝しんだ相手が《うらら》投げてくれる避雷針になることも低確率であるので、そういう意味でもベネ。

  • 《蠱惑の誘い》

ドローソース。手札から《ロルバ》や余った罠を捨てつつ2ドローはあまりにもこのデッキ向きすぎる効果ということで文句なしの採用、3月時点で存在に気付けなかったことが悔やまれるレベルのパワカです。何気に《モスマン》も捨てられるのも強い。確か6月頃にランクマで当たった【60バジェ】が使っていたのを見て知ったんだったかな……?

  • 《闇の誘惑》

ドローソース。そこそこ手札に闇属性モンスターが余るので2枚デッキを掘れるのは便利、また手札を全部伏せてから使って《ロルバ》をデッキから落ちるのを期待することも。もちろん《ダイナマイト》他キーカードを落とされたり等事故も少なからずあるため、他ドロソより優先度は低めです。
9月のDCで《暗黒界の取引》2枚をこれ2枚に入れ替えてから継続採用しています。当時環境に【60墓地GS】が多く、《取引》の相手ドロー&効果捨てによる利敵要素が大きすぎたのが原因ですね。《ペルレイノ》禁止に伴ってだいぶ減ったように感じたため《取引》《誘惑》1枚ずつで様子見すっか……と思ってたら最後までそのままでした。

  • 《ドン・サウザンドの契約》(不採用)

ドローソース。単純な1:1交換札=デッキの圧縮になるので採用したほうが勝率が高いのはおそらく間違いないんですが、《チキレ》+相手の効果諸々の組み合わせでLPをちゃんと計算しないと2回目の《ダイナマイト》のダメージが入らない状況を産むことがままあり、1日何十戦とする中でそれの見落としが原因で負けることは優にあり得るだろう、そしてやらかした場合の精神的ダメージがデカいだろう、ということでメンタル面考慮の不採用となりました。

  • 《虎菱之玄》《毘龍之謙》(不採用)

新規実装の通称「川中島」。《玄》から入れば2ドローできたり《三戦》を能動的に使えたりと相性はいいものの、召喚権は《リリス》を優先したい、無効化されると役割がなくなる(《ソウルズ》は無効状態でもコストで手札を捨てられる)、スモワ相性もイマイチとあくまで上振れ札でしかないと判断し不採用に。

  • 《業神-不知火》《刀神-不知火》

「除外された場合」条件効果持ちF/S/Xモンスターって《イヴィル》とこいつらしかいないんだぜ。γ投げてくれたら嬉しいけど無理やろな。《業神》にG投げてくれたら《三戦》条件満たせてラッキー。
そのくらいのプライオリティではあるけど一応フル投入。

  • 《ギガンティック・スプライト》(不採用)

半年以上このデッキを回して1回も出せたことねえんだ。もういいだろ、魅せロイヤルに枠譲ってやれ。不採用。


環境考察

先攻(対汎用誘発)

先攻を取れた場合「相手は天盃で2枚は誘発を握っているもの」としてカードを切るように意識します。無理な時は無理と諦めるのも大事。

《ディメンジョン・アトラクター》(脅威度:5)
今環境最大の敵。顕著に増えましたね。
墓地効果を使えないと死ぬので投げられたら即降参です。つらい。きらい。

《レッド・リブート》(脅威度:5)
投げられたらおしまい屋さん。
前環境までは次自ターンが回って来れば勝ち筋がありましたが、もはやその目も潰えました。逆に言えば即降参で良くなったのは気楽とも言えるかもしれない。
ただ思っていたより積んでいる人は少なかったようで、登頂までに2回しか見ませんでした。

《DDクロウ》(脅威度:5)
今環境ではあまり見ませんでしたが、握っている相手は必ず《ロルバ》後に《ダイナマイト》を除外してきました。手練れが使う誘発です。

《灰流うらら》(脅威度:4)
基本的に相手が握ってると思って動きます。《ロルバ》の墓地落としを妨害されるので、なんとか乗り越える必要があります。最初にドロソから入ってのうららチェックはほぼ必須、なければラッキー。
《マーレラ》2枚や《煉獄》+《ロルバ》なんかで無視できる場合は問題ありません。《トラトリ》《大餌》を用意できている場合、《リリス》で《ロルバ》をセットして《ソウルズ》で墓地に落とすなんて手段もあります。
相手に撃たせる必要がある場合は《煉獄》《チキレ》あたりの脅威の低いドロソを回して牽制してから《スモワ》《副葬》あたりに撃たせるように誘導すると狙ったとおりに撃ってくれることが多いです。
撃たせた後相手ターンに2枚目が飛んできた?それはどうしようもないね!

《PSYフレームギア・γ》(脅威度:4)
【ホルス】以後増えたなーと思っていましたが、今環境で更に増えましたね。《リリス》に投げられたらほぼ死亡です。《イヴィル》に投げてくれた相手はありがたかったです。

《ドロール&ロックバード》(脅威度:3)
手札が良ければ貫通できますが、悪ければ即サレ。わかりやすい一戦になります。前環境よりはさすがに増えた印象。

《増殖するG》(脅威度:2)
多くて《ソウルズ》《モスマン》で2枚。《三戦》条件ありがとう枠です。たまに《業神》のトークン生成で投げてくれることもあります。
《うらら》ドローされた?残念だったね!

《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》(脅威度:1)
フィールドに出るモンスターはまず《リリス》《ソウルズ》のみなので、前者はフリチェによるサクリファイスエスケープ、後者は《ロルバ》を墓地に落とす用途なら効果無効でもコストは通るので問題ありません。《ソウルズ》のドローに賭ける場合は諦め。

《抹殺の指名者》(脅威度:1)
誘発じゃないけど特別枠。無効効果はまず無意味なのでどうでもいいんですが、相手の除外枚数が1枚増えるので《チキレ》と組み合わさって2回目の《ダイナマイト》のダメージを防がれたことが一度だけありました。それを教訓として《チキレ》があるるときは《大餌》の除外枚数を14枚に抑えるようになりました。このページの一番上が14枚なのはそれです。学び学び。


後攻(対デッキタイプ)

だいたい上からよく見た順です。
記事タイトル(先攻ワンキルしかできないデッキ)詐欺?まあええやろ。

【天盃龍】
ザ・環境デッキ。総じて4回に1回は天盃でした。まず先攻をくれます。
最初の頃はたまに先攻取る相手がいたけど、よくわかりませんでした。とりあえず《トマホーク》が出てきたら先攻ワンキルなのでサレで。

【ユベル】
前環境から引き続きなんだかんだ多かったです。
《ピリ・レイスの地図》初動の場合は勝ち筋があるので眺めましたが、《スローン》《ロータス》《解門》《招来神》から入ったら即サレ。

【60墓地GS】
【ライロ】【ティアラ】【ホルス】連中。なんだかんだ生き残ってました。
〈ホルス〉勢以外が見えたらまず即サレ。事故の気配を感じたら少し待つくらい。先攻時でも《モスマン》《取引》で墓地捨てから展開される可能性があるため面倒な相手でした。

【斬機】
月下旬に入ってから見る機会が増えた気が。どうあがいてもEXが消し飛ぶのでテーマカードが見えたら即サレ。

【ラビュリンス】
前環境よりちょっと増えたかな……?くらい。後攻でも勝ち筋が消えないことに加えて3月DC当時めちゃくちゃ多くて経験を積んでしまったせいでどうしても一戦が長くなる、できれば当たりたくない相手。ただ当時に比べると練度の低い使い手が多かった印象でした。

【メタビ】
正直もっと増えると思っていたんですが、意外と見ませんでしたね。《パキケ》が制限になった代わりなのか《ネクロバレー》《マクロコスモス》を見ることが明らかに増え、かつてはカモだったのに……と思いながらサレ飛ばすことが何度もありました。ぐぬぬ。

【粛声】
前環境から引き続き枠。EXは消費しないもののバック破壊が厚いので勝ち筋はほぼなし。テーマカードが見えたら即サレでOK。

【センチュリオン】【炎王】
引き続き枠。どちらも順当に勝てないので即サレ。

【霊獣】
新規強化枠。最初の頃は除外するしEXに戻っていくしいけるかもと思っていましたが、最終的にEX枚数も除外枚数も減るのでダメでした。あと見てるだけで時間が消し飛ぶ。

【インフェルノイド】
新規強化枠。こちらは【霊獣】とは逆にEX消費はそこそこで除外枚数が嵩んだ状態でターンエンドする上に妨害がモンスター寄りなので、相手盤面を無視して結構勝てたりします。記憶が確かなら通算4戦2勝。

【神碑】
なんかもう《ナイトメア・デーモンズ》《地縛開放》が標準搭載な感じになりましたね。これが適応進化か(違う)。
ワンキルされなければ行けます。

あとはたまにHEROとかアロマとか3軸(ゴブリンライダー)とか見ましたが、基本即サレです。


挑戦日記

僕は普段ランクマは毎月ゴールドプラチナを往復して最低限のジェムを稼ぎながらひたすらソリティアを組んで遊ぶ感じのプレイヤーであり、ランクマ登山は以前気が向いて一度だけマスター5を踏んだことがある程度、登頂とか環境とかにはまるで興味がありませんでした。

しかし今回、2024/10/10実装の新セレクションパック「アウトローズ・フロム・インフェルノ」にてOCGの方で一世を風靡した後攻特化環境デッキ【天盃龍】が実装されるということで、それまでの先攻偏重環境をガラリと変えてくれる/変えてしまうだろうと発表当初から話題が聞こえていました。
そしてそのメタとなるメタビやルーンなんかも増えるのではないか、と。

"食指"、動いちゃいましたねえ。
もともとDC1stのシステムに合わせて「後攻はほぼ敗退確定だけど、先攻で運が上振れたらある程度の連勝が短時間でできるデッキ」として構築したわけですが、先攻割合が高いならDC1stより要求勝数の多いランクマでも行けるんじゃね?と考えるのは自然な流れではないでしょうか。知らんけど。

実際実装初日の相手(プラ1)は天盃だらけ。これはいける!という手応えを得ました。得てしまいました。

ただプラ2に落ちたりすると非環境デッキに先攻を取られることも多く、ダイヤ入りまでは少し時間を要しました。この頃は「まあ上に行けば環境濃度が上がってもっと先攻もらえるやろ、はよ上がらせ」くらいの気分でした。

それから3日でマスター入り。この頃になると流石にわかってきました。誘発を踏み倒して先攻制圧を布くタイプのデッキもそこそこ多いことに。
しかし今更止まれませんでした。じわじわとTierを上げてゆき……

5日後マスター2到達、そして初のマスター1昇格戦!……に敗北。そのまま連敗して降格戦、この日はなんとか勝って生き延びたものの……

翌日、1日でマスター5まで叩き落されました。1日だぞ1日ィ!
この日は平日定時帰宅で18時から風呂入って飯作って食って23時就寝な生活でしたが、その間に40戦くらいして負けまくりました。回転の早いデッキは一度偏ると推移が大きすぎて恐ろしい。

それから5日かけてまたマスター2まで戻りはしたものの既に月末、ここから落ちたらもう気力が持たん!という後ろ向きな不退転の覚悟の下デュエルを続け

3回ほど昇格戦で負け

なんとか登り詰めることに成功しました。達成感はありましたが、それより「終わった」「疲れた」の方が先に来ました。

だって身体に影響出てたくらいなんだもの。

しばらくは元通りソリティア作って遊ぼうと思います。

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