デビューライブ感想


デビューライブが昨日終わった。とても有難いことにデビューライブはロック系演者やバンドマンなら一度は憧れる箱、目黒鹿鳴館で開催させていただいた。デビューでお客さんの入りもわからないのに、初動から鹿鳴館のステージに立たせてもらえるなんて、本当に私は恵まれている。ずっとずっとロック系の代名詞の箱、鹿鳴館でいつかライブがしたいと思い続け憧れ続けていた崇高な場所のに、こんなにあっさり叶ってしまうなんていいのだろうか?鹿鳴館のステージに見合う実力があるかと言われると自信がない。なのに、今後も定期公演として鹿鳴館で行われる主催ライブに定期的に出させてもらえるという。(下手したら週一レベルで)地底出身の私には考えられない。やはり事務所の力は偉大だなぁの一言に尽きる。いくら上にいこうとか、有名になろうとか、動員頑張ったって出れる対バンや出れる箱のキャパ等、全ては事務所の力なんだなと痛いほど思い知らされてきたが、今回は良い意味で初めてそう思った。地底時代、セルフプロデュースのソロ時代、ステージ回数はそれなりに経験してきた。キャパの多い箱も狭い箱も。事前に箱のキャパやステージの広さも下見した。だからライブハウスに圧倒されることなんてないと思っていた。だが、SEが流れ幕から登場した瞬間、私は見たこともない箱の埋まり具合とそのステージとフロア広さに圧倒され、怯んでしまった。これが半地下の見る景色なんだと。私には覚悟が足りなかったのかもしれない。心臓が張り裂けそう、息が上がって倒れてしまいそうな全身の叫びを押し殺し、1曲目の立ち位置につく。どうしよう、死にそう。曲が流れる。あとはもう曲に身を任せるだけだ、全力でやってやる。おびただしい数の人の顔、スポットライトとペンライトが眩しくて、熱くて、汗が目に入って、目を何度も細める。上がる息、うまく呼吸ができない。倒れてしまいそうだ。最後まで体力が持つかなんて、体力配分を考える暇はないぐらい身体が全力で動いた。フロアに自分目当ての人がいることが確認できた時はすごく安心して、緊張が解けた。笑顔でレスを送る余裕も、お立ち台に足を掛けたり、煽る余裕も出てきた。自分の額を汗が流れるのが、ステージの床に雫として落ちるのわかる。ふと顔を上げると、世界が輝いて見えた。あぁ、これが半地下の世界なんだと。たった20分の4曲であったが、プレッシャーも相まって終わりMC中はいつ倒れてもおかしくないぐらいで、立っているのがやっとだった。最後の挨拶が終わり、舞台袖に捌ける。ステージ中はすごくすごく長く感じたのに、終わるのはすごくすごくあっという間だった。物販では、たくさんの人が「良かった」と言ってくれた。特に印象的だったのが、「ダンス上手いじゃん!」「ダンスかっこよかった!」と言われたことだ。皆様ご存知の通り私には音楽的感性は皆無なので、こんなにダンスを褒められたのは初めてだったのだ。け毎日5.6時間近く練習し続けてきた甲斐があったのかもしれない。ダンスといえば、本日のデビューから2回目のハロウィンライブの物販でも、私が憧れている人のファンの方から、ダンスの踊り方が彼女に似てきていると言われた。彼女の次に貴方のダンスは怖いと言われた。自分なんかじゃまだまだ彼女の足元にも及ばないような人だから、そう私が思ってしまうのはあまりにも烏滸がましいことだけど、彼女を応援して見続けてきた人にそう言ってもらえたのは、すごく嬉しかった。
約半年、この日のためにひたすら毎日毎日何時間も練習し続けてきた。前グループの時から私のことを観ててくれた人も多くいるだろう。当時の私よりも何倍も、何十倍も、成長してると自負できるほどには、私は進化している。だからこそ、前のグループで私を観たことある人も写真でしか観たことない人も私のグループのライブを見てほしい。まだ、このグループのフロアはデビューして二日ということもあり成長途中である。私と一緒に魂をぶつけ合うような最狂で最高の熱い世界を創ってくれないだろうか?いつか出会う未来の誰かは、今これを読んでいる貴方かもしれない。いつでも私は貴方を待っている。

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