超巨石構造物『ブラバイ国立公園』
カザフスタン北部の町シュチンスク。
そこからほど近い風光明媚な保養地『ブラバイ国立公園』。
知名度は低いが、都市伝説好きにおすすめしたい、超巨石構造物の残骸である。
公式には、これらの山が人工物だとは言っていない。
自然物か人工物かわからない、といったところだ。
だが、近づいて観察してみると、自然物ではないことがわかる。
このように、巨大な石積みとなっている。
中には、すさまじい巨石ブロックも存在している。
溶けたかのような石の構造物というのは結構あちこちにあるもので、ブラバイのものはブロックの一つ一つが巨大だが、ほかのメルト系遺跡と溶け方が似ており、こうなった原因はみな同じではないかと思われる。
下の写真はトルコのメルト系遺跡エイルEğil。
さらに、ブラバイのランドマークのような山を登ってみると、その中腹では不思議なブロックを見ることができる。
同じ形状の加工された岩のブロックが並んでいる。
観察すればするほど自然物には見えない。
もしこれが巨石構造物であった場合、どのような役割があったのだろうか?
進撃の巨人を足止めする防壁なのか?
巨人が建てた要塞なのか?
それとも、巨人の住居なのか?
ブラバイの構造物を上空から見ると、半円形であるのがわかる。
大きさはこんな感じ。
端から端まで、15kmほど。
はじめから半円だったのか、それとも、円形の壁がそそり立っていたのだろうか?
調査してみないことには何もわからない。
ただ、こういう形をどこかで見たなぁ……、と思っていたら、ヒマラヤのカイラス山だった。
現在のgooglemapsの航空写真が雪景色の白塗りになってしまったので、Kailash Mansarovar Yatraから画像をお借りした。
この形、何なのだろう?
カイラス山も一応、自然にできた構造であるとされているが、人工物であると頑なに信じる人たちもいる。
いつか、その正体が明らかになる日が来るのだろうか?
超巨石遺構としてはロシアのゴルナヤ・ショリアが有名になったが、あそこは簡単に行ける場所ではない。それに引き換え、ブラバイは観光地である。興味のある方は、カザフスタンに立ち寄った際に、ヌルスルタン(旧アスタナ)からちょっと足をのばしてみてはいかがでしょうか。
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