経世済民の人。レキシズルバースペシャル「高橋是清」(2016.11.30)

経世済民の人。

今夜のレキシズルバースペシャルは、
高橋是清。

江戸末期、
ペリーが来た翌年に生まれた是清くん。

12歳で酒とバクチを覚え、
14歳でアメリカに派遣され、
英語わかんなくて、
だまされて、奴隷契約しちゃって、
英語覚えて、裁判に勝って帰国して、

10代で大学の先生になったのに、
芸者遊びにハマって、
そのあと20回以上、転職しちゃった、
ホンモノの破天荒。

そのあとも、何度も何度も失敗するのに、
「自分は幸福者だ」
とか言っちゃう楽天家。

ついには、日銀副総裁、
そして、日本がピンチになる度に、
大蔵大臣をお願いされ、
ソーリ大臣まで兼任しちゃったりする。

日露戦争の時も、世界恐慌の時も、
とにかく、日本のために、
お金を集めようとして、
ホントに集めちゃった人。

最後は、軍部にお金をくれない、
イヤな爺さんと思われて、
二二六事件で、
青年将校に暗殺されたけど、
自分の道を貫き、生ききった人だと思う。

だって、80歳過ぎて、
若者に殺したいほど憎まれるって、
どんだけギラついた爺さんだっつーの。

経世済民の人。
経済という言葉を、
本当の意味で体現した人。

こういう人がいたからこそ、
近代日本という、奇跡が生まれたんだね。

※レキシズルスペシャルは毎月最終水曜に開催されています。

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