ひたむきに、日本を守ろうとした人「山本五十六TERAKOYA」(2017.6.10)

ひたむきに、日本を守ろうとした人。

山本五十六TERAKOYAに行ってきました。

連合艦隊司令長官として、
真珠湾攻撃を成功させ「軍神」と言われ、
ミッドウェー海戦の大敗で「愚将」と言われ、
今でも評価が分かれる人。

今回のプレゼンで
ひたむきに、日本を守ろうとした、
優秀な指揮官だったと確信した。

でも、同時に、彼の抱えていた、
そして彼に対するジレンマで、
心がザワザワしている。

幕末の北越戦争で負けた
旧長岡藩に生まれた五十六。

長岡出身で初の海軍将官になった
叔父に憧れ、海軍に入った。

「出世して、日本のために尽くしたい。」

そんな純粋な想いを持っていたのだと思う。

留学中、アメリカを歩き見て、
日本人のだれよりもアメリカの国力を知り、
戦争に反対した。

にも関わらず、アメリカとの戦争の
最前線に立つ連合艦隊司令長官に
任命されてしまう。

それでも使命を全うするため、
短期決戦を目指し、戦闘機での大規模な
奇襲攻撃を成功させた。

真珠湾攻撃の成功に歓喜する日本で
「そのうち日本に爆弾の雨が降る」
と冷静に予測した。

部下を思い、
戦いの最前線に向かう途中で、
アメリカに撃墜されて、命を落とした。

純粋で、冷静で、頭が良くて、部下思い。

理想の上司じゃないか。

それゆえに、彼を知るアメリカ人の
「彼より優秀な指揮官はいない」
という一言で、暗殺された。

そして、彼の優れた作戦を手本にして、
アメリカは日本を徹底的に叩きのめした。

優秀がゆえに、日本に悲劇をもたらした、
ジレンマのかたまりのような人。

ともかくも、ちょっと気になる人、から
かなり気になる人になったことは、
間違いない。

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