オーキド博士率いるフルパッケージトルコツアーに参加してみた(第4話)
登場人物紹介(第1話でやれ💢)
主な登場人物
レジュメ:主人公
たかやん:友達。協調性は我々の中でまだ高い。
小池:友達。協調性低め、歴史には詳しい。
オーキド博士:革製品大好きなツアーの添乗員
フセイン:不正ン価格でツアー客をカモにする思想激しめの現地ガイド
他のツアー参加者
ししょー:コナンのタグをスーツケースにつけてたソロ参加の女の子
朝パン:常にサングラスをかけてるソロ参加のスカした男
長谷川唯:長谷川唯に似ている女
中受:長谷川唯の友達で常に表情が中学受験中の小学校5年生の女の子
ハチミツガール:2日目の朝食ビュッフェでハチミツが気になってた女の子
ビックマックおばさん:コミュ力高めのおばちゃん。いろんな人に絡む。
若干冷め気味のカップル:文字通り冷め気味のカップル
ママと娘のコンビ:母親と娘の2人で来てるツアー参加者。母親は50歳、娘は25歳くらい。
ヤンキーばあちゃん:後ろの席に座ってる元ヤンっぽいおばあちゃん。実はコミュ力高い
おじいちゃん:おばあちゃんの夫。
ヤンキー息子:おじいちゃんとおばあちゃんの子供だと思われる見た目いかつい子供。ただ若干人見知り気味なところがある。
前回までのあらすじ
トルコのフルパッケージツアーに参加したレジュメたち。マサラタウンのような説明をする添乗員、オーキドと日本語ペラペラのどこか胡散臭いガイド、フセインと他のツアー客と共にトルコを旅することとなった。前日はトロイ、ペルガモンと観光したが、自由を求めて夜中10時半にパムッカレの市街にタクシーで脱出。現地のお土産屋さんの助けを借り、何とか無事乗り切った。果たして今回はどんな冒険が待っているのか、、!!
スカした男登場!?
グラサンの男、朝パン
3日目。
この日は朝5時に起きた。
小池さん「評価高い公園に行きた春です」
レジュメ「オーキドオススメの24時間営業の革製品の店行こうや!」
たかやん「わい寝た春…」
この言葉から、爆睡しているたかやんを横目に、小池さんとレジュメは朝から謎の評価高い公園までかちまでもうでけりすることにした。
朝5時のパムッカレ。ちょい暗い。
ちょっとテンション上げて行こうや。
しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!shirt!エビバーディ!
ヤバTのあつまれパーティーピーポーを爆音で歌いながら朝のパムッカレを歩いていく。
しかし暫く歩いていると、周りに野生のポチエナ(野良犬)が多いことに気づいた。
海外のポチエナはかみつくという一撃必殺を持ってる。これを受ける訳にはいかない。
爆音で音楽を鳴らすのをやめ、ポチエナの縄張りに泥棒のようにこっそり歩いていく。
そして、公園に着いたその時。
公園の真ん中にポチエナがいた。
次の瞬間。
ワンワンワン!!!!
ポチエナが吠えながら走り出した。
これはやばい。
噛まれたら死ぬ。
全力ダッシュで逃げよう。
小池さんと僕は、全力で逃走した。
一撃必殺を喰らって死ぬわけにはいかない。
どんだけ走っても疲れなかった。
これが火事場の馬鹿力というやつか。
暫く全力ダッシュしていると、ポチエナはもう追いかけてこなくなっていた。
疲れが一気にどっときた。
自分の脚力の底力を見た。
犬に追いかけられたら50m走のタイム1秒くらい縮まる気がする。もうかだ。そう思いながら、革製品の店を諦め、ホテルに帰ってきた。
ホテルではたかやんが既に起きていた。
折角なので水着でパムッカレの温泉に入る。
温泉は、凄く気持ち良かった。
日本の温泉とはまた違った良さ。
日本の温泉はそんなに好きじゃないけど、笑
朝ごはんを食べ、いよいよパムッカレへ。
パムッカレのライトアップは昨日見た。ただ今回は朝のパムッカレ。
足湯だけ浸かりながら歩く。パムッカレはライトアップも綺麗だけど、朝の白さも良き。現地人キッズとナルトの話をしながら過ごしたりしていた。
他の参加者を見る。長谷川唯は、友達と2人で来ているようだ。ただその友達の表情は、常に死んでいる。まるで親に無理矢理塾行かされてる中学受験中の小学5年生のように。真顔で旅行する奴怖すぎるやろ。
たかやん「せっかく色々参加者影でいじってるから他のツアーの参加者と会話したいな。」
わい「外国人は得意やけど日本人とのコミュニケーションは大の苦手で、、ツアーの補集合は得意やねんけど、、、」
たかやん「誰と話したいやろ」
わい「とりあえず朝パンとは話したいかな」
小池「わりはししょーと話した春」
たかやん「わいとりあえず朝パンに話しかけるわ」
小池「ゆりが朝パンに話しかけるならわりはししょーに話しかけはります」
わい「でもやっぱりわいは中受に1番話しかけたい」
そんな会話をしながらパムッカレを過ごした。
そして集合時。僕と小池さんがトイレにいってる間に、いつの間にか、たかやんと朝パンが仲良くなっているではないか。
朝パンとたかやんは楽しそうに話している。僕らは影で朝パン今日もスカしてるな〜とか言っていじってただけで話したことはなかった。朝パンはたかやんと話しているついでに僕らにも話しかけてきた。
朝パン「もしかして学生っスカ?」
たかやん「いえ、社会人です」
朝パン「めっちゃ学生っぽいすね!」
朝パン「ちょっと会話聞いてましたけど歴史詳しいっすね!世界遺産とか勉強してるんっスカ?」
ぼく「まぁ、多少世界遺産は齧ってまして、、検定とか受けられてるんですか?」
朝パン「まぁ一応僕世界遺産検定2級なんで!結構歴史とかも好きっすね!一応トロイの映画も見てきたんで!」
朝パンは世界遺産検定2級らしい。スカしたグラサンをかけながら勉強もできる。この二刀流は凄い。
朝パン「もしかして世界遺産検定受けられてるっスカ?」
わい「世界遺産検定2級、僕も持ってますよ」
たかやん「2級どころちゃうやろ」
わい「あぁ…マイスターまで持ってますよ」
朝パン「マイスターって何スカ?」
わい「1級受かったら一応受けれるやつで、、」
朝パン「1級?めっちゃ賢いじゃないスカ」
小池さん「わりも1級春です」
朝パン「、、、っす。」
想像通りのスカし具合だった。
たかやん「わい朝パンに話しかけたから次は小池さんがししょーに話しかける番やな」
小池さん「厳し春、、、」
そんな会話をしながらパムッカレを後にした。
その後はお土産へ。
おっちゃん「どのお茶にする?」
わい「Of course, スルタンtea!」
おっちゃん「どんな味する?」
わい「スルティッシュスメル」
おっちゃん「so funney.」
そんな会話をしながらお土産店を後にし、昼ごはんの店に向かう。
席はヤンキーおばあちゃん、おじいちゃん、ヤンキー息子と相席だった。
ヤンキーおばあちゃん「あなたたち若いんだからいっぱい食べなさい」
わい「ありがとうございます!」
ヤンキーおばあちゃん「学生さん?」
たかやん「よく言われるんですけど、違うんですよ」
というかめっちゃ学生に間違えられるんやけど、そんなに社会人感ないかな?見た目が若いってこと?それとも幼いってことなんか?まあどっちにしろ年寄りに見えるよりはマシかな。
そんな会話をしながら、昼ごはんを食べる。
今回の昼ごはんは当たりだった。
ケバブもガスト風の和食じゃなくトルコの味がする。これはトルコ料理だ。
そしてデザート。トルコ料理のライスプディング。これがめっちゃ甘くて美味しかった。甘さがちょうど良くて、味も絶妙。そう思って余裕で完食した。
ただ周りを見ると、みんなライスプディングと格闘していた。小池さんは一口で限界らしい。
若干冷め気味のカップルの男の方も死にそうになりながら食べていた。女性側は、ライスプディングをバクバク食べて完食していた。
若干冷め気味の男「えっ、、全部食べたの?普通にドン引きなんだけど」
女「うん!(笑顔)」
僕も結局小池さんの分のライスプディングも完食し、計2つ食べた。若干冷め気味の男のドン引き具合もさらに加速するかもしれない。
そんな楽しいランチを終えて、次の目的地コンヤへ。コンヤは、ルームセルジューク朝の首都であり、イスラム神秘主義であるメフレヴィー教団の総本山だ。つまり、イスタンブールとは違い、より厳格なイスラム教徒が多い。
フセインがコンヤの説明を始める。
フセイン「ここはアラブ人の街」
フセイン「トルコ人の女性は、素晴らしいけど、アラブ人の女性は自由がない」
フセイン「アラブ人は、遺産を大切にする文化が無いんです」
フセイン「アラブ人は、、、」
フセインはひたすらアラブ人をdisるだけのマシンガントークを続ける。ただ宗教の宗派が違うだけなのに、この男は悪口が止まらない。どんだけこいつアラブ人嫌いやねん。
そしてコンヤについた。
オーキド博士が塩飴を配り始める。
見ると、ししょーが中々開けれずに苦しんでいたので声をかけてみた。
わい「飴開けれます?」
ししょー「中々厳しいです、、」
ししょーも話したがってた小池さんにもついにししょーに話しかけるチャンスが巡ってきた。
だが、その後は不発。
ししょーの壁は中々高かった。
たぶん中受よりは話しかけやすそうやけど。
朝パンよりは難易度高いんかな。
そんな感じでコンヤの博物館を回る。
コンヤの教会でもフセインの悪口は止まらない。
フセイン「アラブ人は〜」
フセイン「まあ、これも宗教だから」
日本語でベラベラ教会の悪口を捲し立てる。大丈夫?ここメフレヴィー教団の聖地やねんで知ってる?何でそんな聖地で平気で悪口が言えるん?日本語聞こえる現地人おったらお前終わるぞ。
そんな感じで教会の観光が終わる。
そして待ちに待った自由時間。
フセイン「今から30分ほど自由時間とします。博物館の入り口のカフェに集合してください」
わい「よっしゃ!博物館出てコンヤの街歩きしよ!脱出や!」
たかやん「協調性…」
早速3人はコンヤの博物館を脱出し、街歩きを始める。タイムリミットは30分しかない。やはりお土産はフセイン価格より安い。
猛ダッシュでお土産を買い、集合場所に向かう。
するとビックマックおばさんに話しかけられた。
ビックマックおばさん「どこ行ってたの?」
ぼく「博物館脱出してお土産買ってました!」
ビックマックおばさん「どうだった?」
ぼく「ここよりめっちゃ安かったです」
ビックマックおばさん「私も連れてってよ」
こんな会話をしながら、バスに戻ってきた。
そして、いよいよ次は念願のカッパドキア。
1日ごとで話区切ろうと思ったけど、思ったより分量多すぎて今日はここまで。
つづく・・・
TO BE CONTINUED・・・
次回予告
ついにやってきた念願のカッパドキア!
夜は洞窟ホテル、そして朝は念願の絶景!
次回、オーキド博士のフルパッケージトルコツアー!待ちに待ったカッパドキア編!絶対見てくれよな。
オーキド博士のトルコ🇹🇷講座(このコーナーももう4回目やな)
さぁ〜て今回のポケモンは?
ピッピカチュウ。
おーん。パムッカレじゃな。
パムッカレは「ヒエラポリスとパムッカレ」という名前で世界遺産に登録されておる。石灰棚のパムッカレとアッタロス朝が築いたヒエラポリス、つまり自然遺産と文化遺産の両方の要素を併せ持つ、いわゆる複合遺産というやつじゃな。
石灰棚がこんな段々になっておるところは世界でも数少ない。ワシは好きな景色じゃ。夜もライトアップされておるので見どころ抜群じゃぞ。
ということでここで一句。
分け入っても分け入っても石灰棚
・・・・・
・・・・・
・・・・・
おいなんやねんその川柳!
全然五・七・五ちゃうやんけ!
その手抜きみたいな川柳なんやねん!
自由律とかいう訳わからんのやめろ!
それただの山頭火やんけ!
もっと真面目に川柳考えろや!!!
みんなも、ちゃんと川柳考えてくれよな、、、!
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