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オーキド博士率いるフルパッケージトルコツアーに参加してみた(第6話)

主な登場人物

レジュメ:主人公
たかやん:友達。協調性は我々の中でまだ高い。
小池:友達。協調性低め、歴史には詳しい。
オーキド博士:革製品大好きなツアーの添乗員
フセイン:不正ン価格でツアー客をカモにする思想激しめの現地ガイド

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他のツアー参加者

ししょー:コナンのタグをスーツケースにつけてたソロ参加の女の子
朝パン:常にサングラスをかけてるソロ参加のスカした男
長谷川唯:長谷川唯に似ている女
中受:長谷川唯の友達で常に表情が中学受験中の小学校5年生の女の子
ハチミツガール:2日目の朝食ビュッフェでハチミツが気になってた女の子
ビックマックおばさん:コミュ力高めのおばちゃん。いろんな人に絡む。
ビックマックおばさんの旦那:ビックマックおばさんとは裏腹にコミュ力はそこまで高くない。ウマ娘のスマホゲームをずっとやってる。
若干冷め気味のカップル:文字通り冷め気味のカップル
ママと娘のコンビ:母親と娘の2人で来てるツアー参加者。母親は50歳、娘は25歳くらい。
ヤンキーばあちゃん:後ろの席に座ってる元ヤンっぽいおばあちゃん。実はコミュ力高い
おじいちゃん:おばあちゃんの夫。
ヤンキー息子:おじいちゃんとおばあちゃんの子供だと思われる見た目いかつい子供。ただ若干人見知り気味なところがある。

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前回までのあらすじ

洞窟ホテル、カッパドキアの気球を終え、ホテルをたったレジュメたち。長かったトルコもいよいよ最終日。果たして、どんなドラマが待ち受けているのだろうか。

このタイトルコールも慣れたな

車で走ること10分。
目的地に辿り着く。
何やねん。もうちょい寝かしてくれや。
そう思いながらたどり着いたのはなんとトルコ絨毯の店。蚕のどうでも良い説明を話半分に聞いて、大広間に通される。

その大広間。大きな部屋みたいな所に座る。
座っていると、いかにも胡散臭い男が現れる。

そして男はいきなり絨毯の説明を始めた。

男「この絨毯の素材は素晴らしい!」
男「お値段なんと!92000円!」
男「この絨毯でヨガできる!ヨガヨガヨガ!」

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ぼく「もうジャパネットやんこいつ」

その男は見た目完全トルコ人なのにまるでジャパネット高田を彷彿させるような口ぶりで日本語で饒舌に話す。

ジャパネットが話してる間は、ジャパネットの付き人みたいなのがひたすら絨毯を広げる。まるで軍隊のように。

こんな感じ


20分ほどジャパネットが話し終わった後は、ツアー客1グループにつき1人ジャパネットの部下がついて、ひたすら営業をかける。

僕らもジャパネットの営業マンにひたすら話しかけたが、とりあえずサッカーの話でもしといた。基本的に向こうの営業には靡かない方がいい。僕はいつも欲しい時はこっちからいく。別にトルコ絨毯はいらんし。しかもこの絨毯誰が買うねん。
部下が営業してる間にもジャパネットは騒ぐ。

もうレアルの選手


ジャパネット「送料コミコミ!」
ジャパネット「あるとき払いOK!」

ぼく「もうジャパネット飽きたて」
たかやん「トルコ絨毯より雪降ってるエアコンをダイキンのやつに変えてくれ」
小池「こんなん買いはる人いはるんかな、、?」

誰やねん


こんな会話をしながら周りを観察して見る。
なんと。長谷川唯が絨毯を購入していた。

ははは長谷川唯??????
まじか!!
隣の中受は相変わらず死んだような目でトルコ絨毯を買う長谷川唯を見ている。

トルコ絨毯

絨毯を買う決意をすると、別部屋に行って謎の誓約書を書き、入念な説明を受ける。長谷川唯も中受と別れ、別部屋に向かった。
長谷川唯が絨毯を契約している間、中受は死んだような目でスマホを見ていた。

わい「中受がトルコ楽しいんか気になるな〜一緒に来てる長谷川唯とも全然話さんからどんな関係なんかも気になるし、話しかけたいけどずっと真顔やから話しかけるの鬼難易度高い。」
たかやん「中受と話すのは難易度Sやわ」
小池「ヤンキー息子もずっと真顔やから正直怖春…楽しいんかな…」
わい「ヤンキー息子はヤンキーおばあちゃんに無理やり連れてこられてる感すごいわ」

ヤンキー息子(イメージ画像)

ママと娘のママの方に話しかけられた。
ママ「先生なんですか?」
たかやん「先生じゃないですよ」
ママ「先生って呼ばれてましたよね?」
たかやん「トルコ行く前に事前学習して、カッパドキアに関しては僕が解説したんですよ」
ママ「事前学習、、凄いですね!」

こんな感じで事前学習のパワポ作ってた

ふと見るとししょーもオーキド博士と談笑していた。
ししょー「よく添乗員で色んなところ行かれるんですか?」
オーキド博士「ワシはトルコやインドはよう行きますのう。」

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ししょー、いつの間にかオーキドと仲良くなってる!ここにきてツアーの参加者が自分のコミュニティを超えて交流し出した。もう4日目ともなると毎日同じメンバーなので愛着が湧いてくるんだろう。

そして衝撃の光景が目に入った。
また誰かトルコ絨毯買ってるやん!
誰が買ったんやろ?

あ、あ、あ、あ、朝パン!!!????

なんと、朝パンがトルコ絨毯を購入していた。
朝パンは相変わらずサングラスをかけてスカしながら、悠然と契約書にサインしていた。

いや〜スカしてるなあ!!!朝パンくらいのレベルになると家の絨毯からスカしに行くんよ!

朝パンの家

そのあと朝パンと話した。
わい「絨毯買ったんですね!」
朝パン「そうっすね!77000円やったっす!つい営業に押し負けて買っちゃいました!逆に買わないんスカ?」
わい「いや、、トルコ絨毯は置き場所ないんで、やめときます、、」

トルコ絨毯の買い物を終えた朝パンはししょーに話しかけて一緒に1500万円の絨毯をグラサン越しで眺めていた。

だ〜れだ!
おみ杉山しげる!

その後はバスでカイマクル洞窟に向かう。
カイマクル洞窟は、カッパドキアにある迫害されたキリスト教徒達が実際に住んでいた洞窟。
洞窟は色んな部屋があり、そしてめっちゃ涼しかった。当時の空気の通りとか考える人ってめっちゃ計算できるよな。

カイマクル洞窟の中

ふと見ると、朝パンが若干冷め気味のカップルの女の子の方に話しかけていた。

朝パン「いけてるっスカ?」
女の子「はい!大丈夫です!」

その後も暫く会話をしてきたが、聞き取れなかった。それよりもカイマクル洞窟が暗い。
というか、カイマクル洞窟にはキリスト教徒の信仰の跡が見た感じなかったのも気になった。なんで迫害されたキリスト教徒が来たのに、キリスト教徒信仰の跡が全くないんだろう。

気になったのでフセインに聞くことにした。
ぼく「キリスト教の信仰の跡ってありました?」
フセイン「キリスト教徒は、迫害されるから、そもそもカイマクル洞窟では信仰しなかったんです」
ぼく「キリスト教を信仰してないんやったら迫害されんでいいはずでは、、?」
フセイン「君はもっと歴史を勉強した方がいい」

フセインに歴史を勉強した方がいいと言われると思わなかった。世界遺産アカデミー認定講師になったけどまだまだ勉強が足りないということなのだろう。後々カイマクル洞窟を調べたら、分かりにくかっただけでちゃんと教会とかもあったみたいです。フセインの言ってることさすがにテキトーすぎるやろ。

歴史を勉強した方がいいって言ったときのフセイン

フセイン「20分後にバスに集合してください」
カイマクル洞窟観光後に、トルコアイスの店を発見した。
トルコアイスのおっちゃん「アイスどうですか!80リラ!」

こいつ日本語上手いな。
後この旅行でまだトルコアイス食べてないわ。
せっかくやし食べよかな。

そう思ってトルコアイスの店に並んでたら、後ろからフセインが叫ぶ。

トルコアイス(イメージ画像)

フセイン「そのトルコアイスの店はニセモノ!ニセモノの店!ここで買ったらダメ!後でホンモノのトルコアイスの店に連れて行くから!」

わい「????」
たかやん「???」
小池さん「???」
わい「これどう見てもトルコアイスやろ」
たかやん「どこがニセモノやねん」
わい「そんなことより店員の前でよう悪口言えるよな、ニセモノとか」
たかやん「おっちゃん日本語話してたからフセインのわかるでたぶん」
わい「フセインちょっと信用できひんしとりあえずここでトルコアイス買うか」

美味しかったトルコアイス

トルコアイス。
この魅力はその美味しさだけじゃない。
接客時にやってくれるパフォーマンス。
中々アイスを渡してくれないあの技。
伸びるトルコアイスだからこそできる技。
このおっちゃんもその技があった。
これは紛れもなく本物。

そのおっちゃんの技を楽しみながら、この旅初のトルコアイスを食べた。

ただフセインに対する不信感は一気に増した。
歴史の説明も中々適当。
アラブ人の悪口をひたすら言う。
トルコアイスのおっちゃんに偽物と叫ぶ。
現地ガイドがやりたい放題やっていた。
オーキドは注意しないし。
フセインの独裁政権は止まらない。
まるで某イラクの昔の大統領のようだ。

早くやめてくれ


小池さんは最初フセインの名前を聞いただけで爆笑していて失礼な人やなって思ったけど、実はそうでもなかったかも知れない。最初からその素質を見抜いていたんやな。
そう思って、昼ごはんの店に向かった。

つづく、、、、

え???まだ昼ごはん食べてなかったん?
気球の話前回で終わったよね?
トルコ絨毯とカイマクル洞窟でこれ?

レジュメは話が長い。

マジでどうなってるねん。
こっからまだまだあるんやろ?
長すぎるやろ。
何話までやるねん。
そろそろ森喜朗にも話長いって言われそう。
長くなりすぎてすみません。
という訳で次回お楽しみください。

TO BE CONTINUED・・・

次回予告

フセインへの不信感が増えただけのカッパドキア最終日。ここからもさらにフセインの独裁は続き、、、次回、ギョレメ野外博物館、スーパーマーケット、そしてフセインオススメのトルコアイス。ついにたかやんブチギレ✈️🇮🇹😡?
お楽しみに!!

オーキド博士のトルコ講座(よくネタつきひんな)

さぁ〜て今回のポケモンは〜
ピッピカチュウ。


お〜ん。コンヤじゃな。

コンヤは、イスラム神秘主義の総本山で、信者は白いスカートのような衣服を身につけ、音楽に合わせて回転する宗教的行為がある。この行為は「メフレヴィー教団のセマーの儀式」としてユネスコ無形文化遺産に登録されてるんじゃ。」ちなみにフセインはこの街が大嫌いみたいなんじゃ。ワシは結構好きじゃがのう。

というわけでここで一句。

お姉さん 今夜に踊り 行きません?

みんなも、ナンパで女の子ゲットじゃぞ〜!

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