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Log No.42実家民泊化のすゝめ

さて、民泊もオープンから4ヶ月経過しました。

運営は今のところ順調で、Airbnbでゲストチョイスも取ったし、7月にはスーパーホストになりました。
まだ油断はできませんが、引き続きカイゼンを繰り返して高い品質を維持していきたいと思います。

今回は以下のような私と似た境遇の方に向けて発信です。
・家を相続した。
・固定資産税や水道光熱費だけ払って物置化している物件がある。
・上記の物件を親族が持っている。

昨今の空き家問題を考えると上記のような方はきっと多いはず。
興味のある方は是非見ていってください。

実家を民泊にする優位性

最大の難所である物件探しをしなくて良い

民泊を始めるにあたっていくつかの書籍を読み、セミナーにも参加しましたしたが、ボトルネックとなるのは物件探しのようです。
そのため、すでに物件を持っているということは課題の90%が既に終わっており、あとはやるだけという状況です。
こんなにイージーな状況はありません。正規の民泊プレーヤーからしたらチートです。

初期コストが少ない

物件を購入して民泊を始めるだけの資金力がある方は多くないため、転貸で始める方が多いと思いますが、転貸でも最初に物件を借りるために敷金・礼金・仲介手数料を払ってかつ家具を設置するので、それなりの費用がかかります。
対して実家は敷金・礼金・仲介手数料とは無縁ですし、場合によっては家にある家具家電をそのまま使えたりして、ほぼ初期投資なしでスタートできます。
仮にあったとしても転貸に比べて圧倒的に安いので、低予算で始めるもよし、設備投資を思いっきりして他の民泊には無いものを作るもよしです。

価格競争になっても負けない

個人的にはある程度の設備投資をして、他には無い物件価値を相応の価格で提供するのが良いと考えていますが、持ち家の場合は価格で勝負するのもありだと考えます。
転貸の民泊は毎月の家賃の固定費が重たいので、価格を下げるにも限界があります。
対して実家を民泊にする場合は固定資産税と水道光熱費くらいしか払うものがないので、転貸の民泊より価格設定を安くすることができます。
今後、民泊が増加して価格競争に巻き込まれたとしても生き残りやすいです。

自宅じゃ無いから多少汚されても大丈夫

新築の自宅にゲストを招くと汚されたり・壊されたり何かとトラブルが心配になりますが、実家の場合はそれなりの古さになってて、多少雑に扱われたところで「自分の家じゃないし、まあいっか」となります。
私だけかもしれませんが…

ブルーオーシャンかもしれない

民泊として物件を借りる場合は(特に東京は)立地が命と聞いており、実際に民泊は駅近に集中している印象です。
そのため、自分の物件は駅から遠いとか田舎だからという理由でできないと思っているかもしれません。
が、単にやっている人がいないだけで始めてみると新たな需要を発掘できるかもしれません。
そうなった場合、そのエリアでの需要を独占できるのでかなり美味しい思いができるかと思います。
とりあえずやってみるのはとても良いと思います。

実家を民泊にする時の課題

すでに物件がある状態から民泊を始めるのがいかにイージーゲームかということを説いてきましたが、私が実際に遭遇した実家ならではの課題について言及したいと思います。

荷物の避難場所がない

私の身の回りではたいてい実家は物置化しています。そのため、もし民泊をするとなると大量の荷物(遺品や所有者の荷物)を避難させる必要が出てきます。

思い出の家に他人を入れたくない

とある友人が実家を解体更地にして売ろうとしていたので、「民泊にすれば?」と提案したところ「実家を汚されたり、ものを壊されたくないから嫌だ」と言われました。
ちょっと私の頭では理解できませんでした。笑
でも、そのまま継続して自分も使用する場合は他人に触らせたくないという気持ちは分からなくないです。
ここは気持ちの問題なのでなかなか難しいところかと思います。

絶対に損したくない

自身で事業を行なっている方は最初に初期投資をして商品を作るというのは当たり前のことだと思いますが、そういった経験のない方にとっては初期投資をビタ一文出したくないという方もいます。
最初に価値を提供できれば見返りはしっかりあると思うのですが、なかなか理解しにくいようです。

損することが難しい

いろいろ書きましたが、仮に民泊が上手くいかなかったとしても、プランBとして賃貸に出せば入居が付く可能性が高いし、損することの方が難しいというのが私の考えです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
先人から引き継いだ物件を負動産にするか富動産ににするかは自分次第。
この記事を読んで1件でも空き家が民泊化して日本の空き家問題解決&読者が豊かになれば幸いです。
Good day!

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