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初のチラシ制作を通して得たこと

こんにちは!
普段はエンジニア業8割、デザイン業2割でフリーランスとして活動してるEikichiです!

本アカウントでのnote初投稿となります。

そんな記念すべき初投稿の内容としては、直近で制作したネイルサロンさんのチラシ制作について、いろいろと学びがあったので、noteにまとめていこうと思います!

案件獲得までの流れ

まずは、僕がチラシの案件を獲得した経緯から簡単に紹介していこうと思います。

デザインの学習を始めてから、しばらく経った頃、

「よし、無料でも良いから実績作りに何か案件探していこう!」と思いました。

その時、ふと頭をよぎったのが、

僕がいつも通ってるバーバー(理容室)さんでした。

そのバーバーさんは、オーナーお一人でやっていて、2年前ぐらいに独立してお店をオープンさせたばかりで、ちょうど自分も似たような時期に独立したこともあり、勝手に親近感湧いてました。

オーナーさんとは、けっこう仲良くさせてもらっていて、Web周りの相談とかたまに受けてたりしてました。

そういったこともあって、なんかデザイン周りで無料で作らせてもらえないかLINEで直接聞いてみたところ、

自分よりも奥さんのネイルサロンのチラシを作ってほしいかも!とのことでした。

こんな経緯でネイルサロンを運営されている奥様のチラシ案件を獲得した感じでした!

それから数日後に打ち合わせを実施し、チラシの要件だったりお店のこと、困ってることについて、いろいろと話しました。

いざ、制作!!

初のチラシ案件で印刷まで手がけることになったので、いろいろとチラシについて調べるところから開始しました。

両面チラシの表側にはHPでいうFV的な要素があり、とりあえず客の興味を引き、裏面をめくらせることが目的だとか、

チラシの本買って読んだり、Webで調べたりして「なるほど〜」と思いながら簡単にキャッチアップしていきました。

その後、

Figmaで「情報整理 -> ラフ -> デザイン」という順で制作していきました。

印刷物のデザインといえばイラレですが、

この頃、少し前に本業(エンジニア)の業務委託先から小規模なグラフィックデザインの仕事をさせてもらった際、イラレは触ったことなかったので、

先輩デザイナーからFigmaでデザインしてからイラレでトレースした方がやりやすいということを教わり、今回もその順番でやってみようと思いました。
(そのほかにも印刷物デザインにおける注意事項等いろいろと教えて頂きました。ありがたや〜)

Figmaでデザインが出来上がったあと、ちょっとUdemyでイラレの基礎をキャッチアップしてから挑みました。

Figmaと違いかなり苦戦しながら、なんとかイラレでデザインを仕上げることができました。。。

いざ、印刷!!

デザイン完了後に試し刷りしておきたいなと思ってました。

イラレでデザインを仕上げる前にFigmaのデザインデータのまま印刷したら、どれだけ違う色になるんだろうという興味から印刷発注の練習がてら最小部数である10部でラクスルから発注をしてみました。

FigmaとIllustratorとではサポートしてるカラーコード(色味)に違いがあり、FigmaではWebやデジタル用のRGB。Illustratorは印刷物に適した色のCMYKが採用されてるようです。

カラープロファイルの違い
Illustratorは印刷向けのCMYKカラーモードをサポートしているため、印刷物に適した色を扱うことができます。一方、FigmaはRGBカラーモードのみをサポートしており、主にウェブやデジタル用の色を扱います。
色の再現性
Figmaはブラウザ上でのデザインに特化しているため、RGBベースで画面上の色を正確に表示するようになっています。Illustratorでは、カラープロファイル(CMYKやRGB)に基づいて、印刷や画面表示で異なる色の再現が行われます。
用途による違い
Figmaはウェブやアプリデザインなどのデジタル向けが得意で、Illustratorは印刷物やベクターデザインに向いています。このため、使用するカラーモードも用途に応じて異なることが多いです。

ChatGPT

↑ていう感じでFigmaでデザインしたものを印刷したら本当に色味が変わるのか実験したいという考えに至りました

結果、、

↑正直全然いうほどか??というレベルでした

別にFigmaでいいな〜って気持ちにもなりましたが、まあ念の為せっかくイラレ勉強したこともあり、

今回はイラレで本発注してみようと思い、イラレの方でも試しに10部発注してみました。

イラレだとまんま画面上で見た色味で出てくるんだろうな〜と期待して


が、しかし、、


Figmaより酷かった。。。なぜ!?

間違ってFigmaのデータで入稿したのか?と思い、発注履歴を再確認してみるものの、特に間違ってない。。

⬇︎が試し刷りしたチラシの比較

試し刷りしたチラシ

ほとんど元の色味に違いFigmaデータの下側の方はブラウンなのに対して、イラレの方は、ほとんど濃い紫に違い色だった。

この辺りから、よくわからなくなりました。。

せっかく苦労して取得したイラレでのデザイン、、、裏切られた気持ちでした

たぶん、自分のデータが悪いのだなと思い、個別で相談できそうな印刷会社を探し、原因を特定してみようと思いました(この時、なぜラクスルに問い合わせなかったのかは謎)

比較ビズというビジネスマッチングサイト?を使用して、とある1社の印刷会社さんと繋がり、試し刷りをしていただくことになりました。

結果、前回のFigmaデータぐらい綺麗な色味で出てきてくれた。

・・・どゆこと??

印刷会社側で色味を調整してくれたり、なんか対応してくれたのかと思い、聞いてみたけど、特に何もしてないとのこと。

ん〜〜よくわからんな。最初に発注したラクスルがたまたまダメだったのか?

と思いながらも、とりあえずこの印刷会社さんに頼めば希望通りの色味で発注できるなと思い、

発注予定の500部の見積もりを聞いてみたところ、、

予想の2倍以上高かった。。

ので、断念。。。

え、じゃあまたラクスルで頼むと色味違ってきちゃうかな?

どうしようかと悩んだ末、ラクスルにダメもとで問い合わせみるかと思い、

問い合わせてみました(なぜ最初にやらなかったのか


結果、、

いただいたお写真も拝見し、工場にて検証を行った結果、
今回に関しましては、弊社規定値内のお色味でのご印刷となっておりました。

そのため、誠に恐れ入りますが、再印刷の補償お手続きはご対応出来かねますため何卒、ご理解いただきたく存じます。お客様のデータの確認を行わせていただきましたが、該当箇所について、データ上は表裏ともに同じお色味でデータのご作成をいただいておりましたので
お客様のデータ作成方法に誤りがあるということはないご状況ではございました。

ただし、弊社は色校正を一切行っておりません。
印刷において、カラーの部分はCMYKという4色のインキを掛け合わせて
色を再現してまいりますが、CMYKのインキの出方に微妙なブレが生じることで仕上がりに違った印象を持たれる場合がございます。

また、今回のようなCMYの掛け合わせのグレーやベージュのようなお色味に関しましては、

色ブレが発生しやすいお色味であるため、次回以降も今回ほどの色の違いは生じる可能性がございます。

お問い合わせ回答

データは問題ない。

しかし、規定値内の色味(あれが規定値内なのか〜)

仕方がないことなのだなということがわかった

また、色校正とやらを行いたい場合、特注みたいな感じになり費用がさらにかかるとのこと。

追加で毎回発注する度に色味が変わる可能性がありますか?と質問してみたところ、以下のようにご回答頂けた

同じデータで印刷を行った場合でも
弊社基準内での色ブレが発生する可能性があり
同じ色味での印刷をお約束することができかねます。

弊社では、複数の提携工場の空き時間を使って印刷を行います。
そのため同じデータであっても印刷する工場の違い(印刷機やインクの違いなど)や同じ工場・印刷機でも気温/湿度、前にどのような印刷物を印刷したかなど様々な要因でお色味のブレが起こり得ます。

お問い合わせ回答

「気温/湿度、前にどのような印刷物を印刷したかなど様々な要因」

ほ〜まじか。そうもんなのかと思った!

印刷物は難しいと世間で言われてる意味がちょっとわかった気がした。

そこまで言われてしまいますと、もうこれは事前にクライアントに事情を説明しておいて、

あとは、祈るしかないなと割り切れた

印刷物での学び

今回チラシ制作で得た印刷物についての学びとして、

  • illustratorで作成したデータだからといって、必ずしも同じ色味で印刷されるとは限らない。

  • クライアントには、事前に↑のことを伝えておく必要がある。

本発注する前にネイルサロンさんにも事前にお伝えした上で発注し、なんとか良さげな色味で出てきてくれました!(よかった〜

ほんとに試し刷りした時と色味が変わったので、そうゆうもんなんだな〜と改めて思った。


感想

今回、無料でチラシ制作をしてみて、正直なところ制作実績以上に多くの学びがあったので結果やってよかったなと思いました!

印刷の試行錯誤期間も含めて、なんだかんだ2ヶ月近くかかってしまいましたが、先日無事納品できて喜んでもらえたので、良かったです!

また、印刷の色味に困ってる時に親切なフォロワーさんからDM頂いて相談に乗ってもらえたり、

その時デイトラのチーム企画のメンバーにいろいろとデザインに対してアドバイス頂けたりしたので、

本当に感謝してます!ありがとうございました〜!!

以上です!

引き続き頑張っていきたいと思います〜!!


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