アジフライとソーメン
ライター:九嶋美紀
『アジフライとソーメン』
先日NPO法人立ち上げのメンバー4人で初めて顔合わせをし、打ち合わせを兼ねてランチに行った。
「自分軸」がキーワードのこの団体。
私は何かを決めるのが苦手。自己主張や自己決定をなるべくしない人生を送ってきた(他人軸)
だが私以外の3人は自分軸と言うものを理解して、また自分軸で生きている。
自分軸で生きるは人とは
自分の判断基準に従って生きる
自分に正直に生きる
自分の行動と意見に責任を持つ
自分の好きなものは何か?大切なものは何か?が判断基準。
私は真逆の他人軸。
誰かが決めた道を歩んでいく。
自分の好きなものや大切なものは周りの意見や人の目を気にして決めていく。
こんな私と、自分軸を理解している3人との初顔合わせ。
LINEでは自分軸という言葉がたくさん出てくるのでなんとか理解し始めていた。
それぞれの分野でプロとして活躍する皆さんとテンポの良い会話、無知な私が「あ」といったら10個答えが返ってくるような精鋭団。
この日のランチメニューは
豚肉の生姜焼き
アジフライ
ソーメンとお楽しみフリット、デザート付き
店主がルコルドンブルーという料理学校を卒業していると言うご縁。私も卒業生。
出てくる料理にも期待が膨らむ。
皆さんわりと早い段階で「私アジフライ!」「えーどうしようかな、私もアジフライ」「私もアジフライにする」こんな感じ。
数ヶ月前までの私なら
「だったら私もアジフライで」
と答えていたと思う。
みんなと同じラインに立って「せーの」で一緒に前に進むのが礼儀だと思っていた。
何より料理人という(私はパティシエなので料理はプロではない)立場から見た時に、原価、仕入れ、下ごしらえ、手間から考えた時にソーメンよりアジフライの方が費用対効果は高い。
だが今回私は早くから「ソーメン」と決めていた。
お楽しみフリットという言葉にワクワクしたのと、デザート付きがお得だと思ったから。
来るまでのお楽しみは友人の
「お楽しみフリットはなんですか?」と言う言葉でワクワクは半減した(笑)
フリットとは「天ぷら風」の揚げ物だ。
「野菜のフリットです」
アジフライに行くか悩んだが、何の野菜のフリットか半分の楽しみは残っていたので私はそのままソーメンにした。
配膳されたお料理はどれも美味しそうで、アジフライはアジの産地にもこだわって、またフライに青海苔が使われていたり彩りも綺麗だった。
さすがルコルドンブルー出身👍
アジフライにすれば良かったかなと少し後悔し始めた私のところに運ばれてきたソーメン。
てっきりざる蕎麦のイメージだったが、1つの大きな器にソーメンと麺つゆが入り、夏野菜こフリットが何種類も盛られている彩りも綺麗なアートな1品。
横のスプーンに乗っているのは叩き梅干しとお漬物。
これがまた良いお味で。
ソーメンに梅干しを少し乗せれば酸っぱさが夏の暑さで疲れた体に喝を入れてくれる。
フリットは表面はカリッと中は野菜のジューシーが閉じ込められていて、私の中では大正解!
サエさんが少しお裾分けしてくれたアジフライも食べられて2倍美味しい!
みんなと一緒を大切にしていた他人軸の私がアジフライにしていたら味わえなかった、自分軸で決めたソーメン。
こんなに感動するなんて。
この日、私は他人軸という相棒と自分軸を探す旅の目的地に少しだけ近づいた気がした。
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