スターバックスに学ぶ!- スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則 -
みなさんこんにちわ!雨が続きnoteの更新機会が増えて嬉しい限りです(笑)今日はハワード・ビーハーさん、ジャネットゴールドシュタインさんの著書【スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則】から学べるビジネスに大切な要素を記事にしたいと思います。
スターバックスは小さなベンチャー企業から今や全世界で事業を展開し、数多くのパートナーが働く大企業になりました。日本にもおそらくスターバックスを知らないという人はほぼいないでしょう。そしてスターバックスにはその会社が大きくなる過程で自分たちの使命と理想の会社づくりのために大切だと思うことを書き留めたグリーンエプロンブックという小さな緑色の小冊子が存在しているそうです。そのグリーンエプロンブックは今は全てのパートナーのための心得として活用され、そこには意思決定、問題認識、お互いを思いやる時、困難に耐える時、未来への可能性を切り開く時、このように様々なシーンで自分をそして会社の思いを見失わないための羅針盤となっているそうです。
そのグリーンエプロンブックの中にはパーソナルリーダーシップの十か条なるものが記載されており、そこから学べる成長企業の源泉を探っていきたいと思います。
心得その① 自分に正直になる
自分を知り、自分に正直であることが成功への第一歩。
「自分が一番生き生きと感じられるものを見つけなさい」
このような思いが込められたこの心得は
”自分が誰なのか”そして”誰ではないのか”
”どこへ行きたいのか””どうやって到達したいのか”
こういった自分を知り、それに正直に生きることこそが目標達成の力と情熱を巻き起こし偉業を成し遂げる基盤となるとのことです。
ちなみにそのためには
”自分は何をするのが好きなのか”
”やる気が出る時はどんな時なのか”
”自分の夢は何なのか”
そして逆に”どんなことはしたくないのか”
”その理由はなぜなのか”
このような問いかけを自分に行うといいでしょう。これが自分に正直になるという考えです。
心得その② なぜ、この会社で働くのか
生活をするためにはお金は必要で、お金を手にするためには仕事をしなければいけない。私利私欲のために権力を手にしたい、そのために会社に所属をしている。
このような出世のために働いている人間は組織を崩壊させてしまいます。人が仕事を必要とするように仕事も人を必要としているんです。だからこそ出世のため、私利私欲のためではなく正しいことのために行動することが必要です。正しい理由で行動をする。
そしてその行動の先にはどのような目的があり、今達成すべき目標が明確である。それをみんなで共有しなければ成功を手にすることはできません。だからこそ自分に問いかけましょう。
”どうしてこの仕事なのか”
”どうしてこの会社なのか”
努力と情熱の方向性は私利私欲のため間違えた方向に向いていないのか、その問いを自分に投げかけてもし答えが見つからないのであれば状況か環境を変えましょう。これがなぜこの会社で働くのかという内容です。
心得その③ 自分の頭で考えよう
大抵の人が自分の熱意に見合わない仕事をしています。例えば自分の職場が大好きだしお客様に少しでも快適な環境でくつろいでほしいと考え掃除を入念に行っている人がいたとしたらその人は会社から与えられた掃除道具で掃除をするのではなく、どんな道具を使えばより快適になるかも考える方が良いでしょう。掃除をする人がほうきを選ぶべきなんです。それと同じように自分がこの会社で働きたいという思いを持った情熱に見合う仕事を行うためには与えられた道具や仕事をただ使う、ただこなすのではなく、自分の頭で何が出来るのかどうあるべきなのかを常に考え続ける必要があるのです。だからこそここでもやはり自分に問いかけましょう。自分の会社のルールや常識、当たり前だと思っている事に違和感や疑問は感じないのか、自分の思いや気持ちを気兼ねなく打ち明けることができているのか、このような問いを自分に投げかけて常に思考を止めずに働きましょう。これが自分の頭で考えようという内容です。
心得その④ 信頼を築く
ちなみに信頼を築くには表面上のコミュニケーションではなく、心からの思いやりが必要です。
”人はあなたがどれほど知っているのかを気にかけているのではない。あなたがどれだけ気にかけているかが知りたいのだ”
このような言葉にあるように、ただコミュニケーションを取っていれば仲間の絆が深まりチームワークが生まれるわけではありません。人間は対人コミュニケーションに関しては思っている以上に敏感です。思いやったふりは通用しません。そして思いやりがなく信頼関係を築けていない組織は普通であればできる当たり前のことすらできなくなってしまうものです。だからこそ思いやりの文化を当たり前にしましょう。
他人に厳しくすることは自分へも厳しい証拠であると同時に自分へのプレッシャー、他人を思いやる他人を助けるということは自分も思いやってほしいという弱さの表れ、このような古い考えを押し付けてくる上司がいるかもしれません。ただそんな考えは捨てるべきです。個人で大きな偉業を成し遂げることはできません。
だからこそ組織、チームとものが存在するのです。思いやることは弱さ甘さではない、偉業を成し遂げるために必要不可欠なことであり、信頼構築の土台であるという認識を持ちましょう。これが四つ目の信頼を築くという内容です。
心得その⑤ 真実に耳を澄ます
これはとにかく聞くことにしっかりと時間を割きましょうということです。言われたことだけではなく、言われなかったこと話されなかったことただその裏にあるその人の想い、真実を聴くことに注力をしましょう。
そうすれば驚くような結果がついてきます。そしてこの真実に耳を澄ますという考えは対人関係だけではありません。あなたの会社のオフィスや廊下、店舗、あるいはあなたがクライアントと会う場所はあなたに何を伝えてくれていますか。あなたの家にやってきた人が耳を澄ますとどのような声を聞くことになるでしょうか。対人関係ではなく場所空間にも気を配りましょう。これが真実に耳を澄ますという内容です。
心得その⑥ 責任を持つ
秘密や不用意な嘘、言い訳やごまかしはやめましょう。言い難いことがあったとしても責任を持ち、そして相手に対して思いやりと尊敬を込めて言うべきことは言いましょう。真実でなければいつかは嘘だとバレてしまうものであり、その時には今まで築いてきた信頼が一気に崩壊してしまいます。
自分の周りの人達にいつも本当のことを伝えていますか。自分を偽ってはいませんか。言い訳をしたり人を責めたり知らなかったふりをして事実をごまかしてはいませんか。暗黙のルールで口にされない問題はあなたの会社にはありませんか。常に自問自答しましょう。これが責任を持つという内容です。
心得その⑦ 行動する
行動的に考え、思慮深く行動せよ。この言葉の通り思考と行動は二つで一つ。どんなに素晴らしい思考力を持っていてもどれだけ素晴らしい思いやアイディアを持っていたとしても行動しなければ何の結果をもたらすこともありません。そして逆にどれだけ素晴らしい思考力を持っていたとしても行動しなければその思考アイディアは深みを出しません。会社は人が全てという言葉をよく聞きますが、それが単なる耳障りのいいキャッチフレーズではなく事実であることを感じ、動き、考えまた動く、このサイクルで行動をし続けていきましょう。これが行動するという内容です。
心得その⑧ 困難に立ち向かう
これは単に困難なことに立ち向かいましょう!ということではなく、困難な時こそ人を中心に考える、困難な時こそここまでお伝えしてきたあらゆる原則を思い出し、自分のためではなく人のため人を第一に考えて自分で自分を正しい方向に導きましょう!ということをこの書籍ではメッセージとして私たちに届けてくれています。これが困難に立ち向かうという内容です。
心得その⑨ リーダーシップを発揮する
ここで言うリーダーシップとは私について来いと勇ましくメンバーを鼓舞し進む方向性を決定づけるという意味でのリーダーシップではありません。どちらかと言うとマネジメントに近い感覚ではありますが、メンバー1人1人を唯一無二の大切な存在大切な個性であると考え、全ての人に対して耳を傾け全ての人に尽くすということを言っています。人と共にあり、人の前進を助けることがリーダーの役割です。これがリーダーシップを発揮するという内容です。
心得その⑩ 大きな夢を持つ
大きな夢は大きな目標、大きな希望、そして大きな喜びです。自分自身の声に耳を傾け、自分を偽ることなく自分の働きたい場所やりたいことがここにある、そしてこの今進んでいる道の先にはこんな大きな夢の実現が待っている、心からこのように感じることができればあなたはあなたの今していることを全て楽しめるようになるでしょう。
そして自分自身が夢を叶えられると考えて突き進むことができているのであればあなたは他者の夢を、応援した者の人生が楽しいものになることを応援できるようになるでしょう。夢は幸せの源です大きな夢を持ちましょう。
まとめ
みなさんどうだったでしょうか。1つの小さなベンチャー企業が世界を代表する企業に成長する過程でおそらく様々な困難があったことと思います。そんな中このグリーンエプロンブックに記載されている10箇条がその道標になってきたのだと思います。
一つ一つ見ると非常にシンプルな中にも大切な要素が詰まっている内容かと思います。特にアメリカの企業ということもあり、日本の会社と比較すると価値観の違いや個人の考え方が多種多様な文化なんだと思います。その中でこのような道標は非常に価値がありますね。
悪いくせで私はこのような話を聞くといつも刺激をうけてしまいます。只、やはり企業ごとにそれぞれ文化があり、それを守りながら新しい文化を作っていくことが重要なんだと思います。お盆休みが終わり、明日から現実に戻りますがコロナの収束を祈りつつまた現実社会でがんばりたいと思います!