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有馬記念【タイトルホルダー考察】
【タイトルホルダー考察】
この馬は1979年ヒシハーミット以来の阪神代替菊花賞馬。
これが非常に重要なのである。
それでは説明していこう。
まずヒシハーミットについての重要事項を説明しなければいけないだろう。
この馬は阪神代替菊花賞を勝利後、蹄の不安を発症し、さらに屈腱炎も発症してしまい2年間程の闘病生活を送る事になる。
何とか完治したものの中央での現役続行は不可能と判断したのか地方競馬へと転厩させられてしまう。
この馬は菊花賞制覇までは芝馬で菊花賞制覇後はダート馬という二面性を持った馬なのである。
それを踏まえてタイトルホルダーを考える必要がある。同じ阪神代替菊花賞馬だからだ。
タイトルホルダー自身には勿論二面性はない。
要は出走構成が問題なのである。
タイトルホルダーが制覇した阪神代替菊花賞にも同馬の平行同枠にさり気なくダート勝歴所持馬が配置されていたのにはお気づきだろうか。
阪神代替菊花賞制覇後、意気揚々と暮れのグランプリである有馬記念へ出走したタイトルホルダーであるが、5着敗退。
そう、この有馬記念にはダート戦歴を有する馬は出走していなかったのである。
おわかり頂けたであろうか。
初代阪神代替菊花賞馬ハシハーミットの二面性が2代目阪神代替菊花賞馬タイトルホルダーにも影響を及ぼしているのだ。
勝ちたければハシハーミットに敬意を表しダート勝歴馬と一緒に走れと。
続く日経賞〜天皇賞(春)。
どちらのレースにもハヤヤッコというダート馬が出走。当然、タイトルホルダーは連勝。
続く宝塚記念。
このレースにはグロリアムンディという芝ではいまいちパッとしなかった馬がダートに路線変更後、5戦5連対という快進撃をしている馬が出走。当然、タイトルホルダーは覇者席。
続く凱旋門賞ではダート勝歴馬が出走したのかしていなかったのか調べていないが大敗を喫している。
いかがであろうか。
タイトルホルダーという阪神代替菊花賞馬は初代阪神代替菊花賞馬ハシハーミットの呪縛から逃れる事は出来ないのである。
この観点から(JRAのオペレーションの肝になる部分)解読しているのは日本でも私一人かも知れないので大変重要な情報だと思う。
本来であれば有料記事にしたい所であるが無料で公開している心意気を汲んで頂けたら是非サポート宜しくお願いします。ヤル気アップします。
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ヴェラアズールというダート勝歴所持馬が出走する今年の有馬記念であるが、枠順確定日にこんなニュースが飛び込んできた。
【サクセスブロッケンが死亡】
言わずと知れたフェブラリーステークス制覇のダート馬である。
タイトルホルダーと一緒に走る事は無かっただろうが、この死亡発表のタイミング。有馬記念枠順確定日。
タイトルホルダーの前には暗雲が立ち篭めているような気がしてならない今年の有馬記念である。
馬券は初志貫徹。
希代の名馬の有資格馬、イクイノックスの1着固定から勝負だ!
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