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年齢を重ねても好奇心を忘れないことの重要性
子どもの頃の好奇心は、大人になってからも非常に重要な要素だ。
だが、多くの人は一定の年齢を重ねると、新しいことにチャレンジするのが億劫になってしまう。
これはある意味で自然なことだ。
仕事や生活に追われ、新しい挑戦に時間やエネルギーを割くことが難しくなる。
しかし、それを理由に挑戦をやめると、人生は次第に単調になり、成長の機会も失われてしまう。
運動不足をきっかけに始めたスケートボード
運動不足を感じるようになったのは、ふと自分の体型に気づいたときだ。
特に下腹あたりの肉付きが目立つようになり、何かスポーツを始めようと考えた。
ジョギングのような単調な運動ではすぐに飽きる気がしたため、何か面白そうなものはないかと探していた。
そんなときにYouTubeでスケートボードの動画を見つけ、「これなら楽しんで続けられるかもしれない」と思い、スポーツショップでスケートボードを購入した。
小学生の頃以来のスケートボード体験は、最初から順調にはいかなかった。バランスを取るのが難しく、何度も転倒した。
痛みを感じながらも、「せっかく買ったのに諦めるのはもったいない」と思い、市民体育館で本格的に練習を始めた。
最初はプッシュ(片足で地面を蹴る動作)すらままならなかったが、数日でなんとか形になり、徐々に両足で滑れるようになった。
その過程は、まるで自分の中に眠っていた子どものような好奇心が蘇る瞬間であり、できなかったことができるようになる喜びを実感した。
それはまるで初めて自転車に乗れた時のような感覚だ
気づけば、初めて自転車に乗れた時の様な感動は、暫く味わっていないと思い出した。
子供の頃に感じた、小さな達成感は大人になるにつれ少なくなっていた。
大人の挑戦は「できない」からこそ面白い
子どもの頃は失敗を恐れず、
どんどん新しいことに挑戦できた。
しかし、大人になると失敗を避けるようになり、「できないこと」に挑む機会が減る。
しかし、実際にやってみると「できなかったことができるようになる」楽しさを思い出すことができる。
スケートボードに再挑戦した経験は、大人だからこそ味わえる苦労と成功の連続が、ひとつひとつ自分の成長に繋がっていくのだと実感させた。
仕事や生活に応用する「好奇心と挑戦の力」
仕事での挑戦
仕事においても、新しいスキルを身につけるのは億劫になることがある。
たとえば、新しいプログラミング言語を学んだり、マーケティングの知識を深めたり、プレゼンテーションのスキルを磨いたりするのは、最初は難しく感じる。
しかし、実際に手を動かして試してみると、その過程自体が刺激的で、できるようになったときの達成感が自信につながる。
私自身も、最初はぎこちなかったプレゼンが、少しずつ聞く人を引き込む力を持つようになった経験がある。
それと同時に、人の話を聞く楽しさも覚えていった。
生活での挑戦
生活面でも、新しい趣味や習慣を取り入れることで日常に刺激が加わる。
たとえば、料理に挑戦したり、外国語を学んだり、普段読まなかったジャンルの本を読んだりすることが、毎日の充実感を高める。
友人の中には、料理教室で出会った仲間との交流を通して異文化に触れ、視野が広がったという人もいる。
また、スケートボードを通じて出会った新たな仲間との交流は、思いがけない形で人との繋がりを深める結果となった。
まとめ:大人になっても挑戦を楽しもう
大人になると、どうしても「できない理由」を探しがちだ。
しかし、好奇心を持ち続け、実際に行動してみることで、新たな発見や楽しみが生まれる。
スケートボードに挑戦したことで、私は改めて挑戦することの面白さを感じた。
仕事や生活においても、この姿勢を忘れなければ、新しい可能性が広がる。
もし「最近何か新しいことを始めていないな」と感じるなら、小さなことでもいいから、何かに挑戦してみることをすすめたい。その先には、思いもよらない楽しさや成長が待っている。