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僕が8ballsを作るハメになった理由

こんにちは。顔整いすぎて人生イージーモード、れいとです。

Sexy…


なんと、れいちゃん初のnote投稿になります。好評でしたら続けていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでくださいネ^^
今回は僕たちBlack Leech(以後BL)の初音源並びに1stアルバムである「8balls」についてです。作成秘話や小ネタ、作ろうと思ったそもそもの経緯まで全て話していこうと思います!お前ら人間じゃねえ!!!


あまりにもカッコよすぎるアルバムタイトルの由来

気になっている人多いと思うのでいきなりお教えしましょう。「8balls」の名前はビリヤードの8の玉が由来なんです。ビリヤードの玉は黄色が1と9、青が2と10みたいな感じで1色につき2個の玉が割り振られてるんですよ。でも黒は8だけなんです。僕らのバンド名にも黒が入っているので、BLは2つとして同じものがない、「唯一の黒」なんだぞっていう意味が込められています。

嘘わよ〜〜〜ん❤️❤️❤️
「男4人バンドだからキン〇マが8個だね〜」って話から取りました。8ballsは直訳で「キ〇タマ8個」です。
5秒で決めたので意味とか無いです。

ざまみろ(?)

制作秘話〜大人は全員ウザくてキモい〜

通常、バンドのアルバムを作る際はレコーディングスタジオに行き、お金を払って録音とミキシングと言われる作業をエンジニアに委託します。
大体5万〜10万はかかります。大変でちゅね
それに対して、僕の可愛い息子8ballsちゃんは制作にいくらかかったでしょうか…

答えは0円です。マジの0。制作期間中はごつ盛り焼きそばばかり食べていたので、飯代入れても3千行かないかも。
どうやって作ったのかっていうと、ギターベースは自宅でパソコンソフトに録音、ドラムは打ち込み音源を使いました。(パソコンのソフト買ってるなら0円じゃないじゃんwwwと思ったそこのあなたは、中学の時クラス全員から「苗字+さん」で呼ばれていたことでしょう。帰れ。)
ボーカルはスタジオに置いてある意味わかんない形のマイクでとりました。

こんなやつ。もっとボロかったけど。


こういうのが本当は必要なんですけどなかったのでマスクして歌いました

なんなら6曲目の弾き語り「I Got Left Behind」に関してはギター歌コーラス全てAppleの純正イヤホンのマイクで録音してます(これはさすがに怒られると思ったのでメンバーにも言ってません。この場を借りてカニが謝罪を致します)。
🦀<ゴメン

そして肝心のミックス作業。これは僕が1人で行いました。
独学で得た知識と、才能とセンスと才能を駆使して何とか完成させました。
つたない部分も多くあるとは思いますが、初めてにしては上出来だと個人的には思っております。
言わば8ballsは、大人の力を1度も借りずに作った正真正銘の「DIYパンクアルバム」なのです!どうだ!ちょっとは尊敬する気になったか!!!カス!!!
ちなみになんですけど本当に大変だったので次はDIYじゃなくてしっかりレコーディングしたいなとも思っています。誰か手伝って。


「どうしてそんなに大人の介入を嫌がるのォォン?」と思った人も多いと思います。理由の一つとして、高校時代に六万くらいかけて臨んだレコーディングが全然うまくいかなくて「これ俺がやった方がいいかも」と思ったことがあります。
二つ目の理由は次の章にて。

DIYって、なんなのサ!

DIYってのはDo It Yourselfの略でして、要は「自力でやる」みたいな意味です。
建築用語みたいな感じで最近は浸透していますが、実はDIYっていうのはパンクロックの精神を表す重要な言葉でもあるんです。他に依存したり、頼るのでなく、自分自身の力でやる。なんかかっこいいじゃん?
なんかかっこいいって思ったから一作くらい僕らもDIYアルバムが欲しくて…というのが二つ目の理由です。

少なくともパンク好きの中ではある程度尊敬の目を向けられるべき概念でもあるので、「DIYアルバムを作る」ということにワクワクしてたし、早く尊敬の目を向けられたかったのでライブをご一緒したバンドの方とかに「DIYでアルバム作ってるんだぁ!」と言いふらしたりもしました。
でも周りの反応は思ってたのと違いました。
「プロに頼んだ方がいい作品できるよ」
「もったいない」
「中途半端になっちゃってもいいの?」
なんかDIYって今は手抜きみたいなイメージらしくて、バンドに対する熱意がないやつという印象をみんなに与えてしまったんですよね。
俺の好きなパンクと今のパンクって違うんだな。
しょんぼりしょんぼり。
Ah~! 真夏のShomboree(ションボリー)!
レゲエ<砂浜<<Big Wave!!

書くの疲れたから次が最終章でいい???

バンドごっこがしたいわけではないンゴね

若干真面目になります。
ライブ活動を始めてから他のバンドと交流していく中で、僕たちの中にすごく大きな違和感が芽生え始めました。

インディーズなのに有名ミュージシャンみたいなことしてる人が、多い。

かっこいい本格的なMV、プロのエンジニアに作ってもらった最高の音源、
客に勇気と感動を与える、アツいアツいMC。
結構なことだとは思うんですよ。そういう「はたからみたバンドっぽさ」みたいなのって大事だと思うし。
でも、多すぎる。多いってかみんなそうなの。
あくまで俺というちっぽけな個人の意見を偉そうに言わせてもらうと、みんな
「好きなバンドがやってるから自分らも感動MCする」
「好きなバンドのMVがかっこいいから自分らもそんなMV撮る」みたいに
意味とか目的とか考えずにやっているようにしか見えない。
そりゃかっこいいバンドの真似すればある程度カッコ良くなれるだろうけどさ。
唯一無二でありたいと思う僕達BLからしたらすごく息苦しいんですよ。
わかってもらえなさが。


一回マジでヤバイなって思ったのが、一般客なしで行われた出れんのサマソニの最終審査で、パンク・メロコア系のバンドがこぞって「俺たちがみんなの明日の希望になるよ!だから負けないで!!!」みたいなMCをしていたことです。
見てる人全員審査員なのにだよ!?病気だろ。
インディーズのバンドシーンがこんな感じだから、BLみたいに「反抗したいものがある」「表現したいものがある」「曲を聴いてほしい」ってバンドは少なくなるし、馬鹿にされる。
日本に存在する「ロックバンドの型」をなぞるだけのライブ、もう見たくないんですよ。。。

やっと本題、8ballsを作る羽目になった理由です。
そんな「バンドごっこ」で俺の大好きなパンクという舞台を汚す悪い奴らに、俺は一泡吹かせたかったんです。
「自分たちの曲より、素人の宅録音源の方が多く再生されている」という絶望を与えてやりたかったんです。
「自分たちのアルバムより、『キン◯マ8個』なんて言うふざけた名前のアルバムの方が多く再生されている」という屈辱を与えてやりたかったんです。

で、実際どうよ。
まだリリースから3ヶ月しか経ってないのにもう6万回以上再生してもらえて
(この場を借りて感謝を申し上げます)、
サマソニにも出してもらえて
(この場を借りて感謝を申し上げます)、
しかも日本人の2倍以上の海外リスナーの方々に聞いてもらえて
(Konobawo karite kanshawo mousiagemasu)
割と狙い通りに行ってない???すごくね???

え、8balls、すごくね???

BLはこれからも、こんな真面目ちゃんばっかりのライブシーンでふざけまくって行こうと思っています。うんちうんちうんちおしっこ。

うんこ、おしっち。

バイバイ


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