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ジャパンカップデータ解説・本命、穴馬予想


∴マイルCS後記

先週行われたマイルCSでは急遽の乗り替わりだった、ナミュール(5番人気・藤岡騎乗)が直線一気の差し足で、先に抜け出したソウルラッシュにクビ差で見事G1初制覇。
シュネルマイスター、セリフォスは着外となった。僕は本命は外れたものの、ナミュールとジャスティンカフェが馬券圏内に入ってきたため、見事的中しました!(笑)
ジャパンカップに向けて視界良好です(笑)。

∴ジャパンカップデータ解説

(☆)東京芝2400m

東京優駿(日本ダービー)等、日本を代表するコースの一つである。2020年の三冠馬対決を制したアーモンドアイやジェンティルドンナ等、
数々の名レースが行われ、数々の名馬が制してきた名コースである。
今年も未来に名を残すレースになるのだろうか。

(☆)内枠有利

過去十年のデータを見ると、1枠が勝率23%、2枠~4枠も勝率が約10%と好走している。それに比べ、外枠は7枠で唯一勝利があるもののそれ以外は0%。圧倒的に内枠有利であることが分かる。東京は直線が長いから前がバラけるので、馬群から抜け出せないことは少ない。
実績のある有力馬が内枠にきたら、素直に買うべきだろう。

(☆)上位人気馬が好走

ジャパンカップでは、5番人気以内で馬券が確定するケースが多い。
過去十年で単勝オッズ5番人気以内が勝利している。三着内に6番人気以下が入ったケースは後のジャパンカップの勝ち馬である、シュヴァルグラン以降は無し。元々、各世代の有力馬や外国馬が出走してくるので納得がいくデータではあるだろう。今年もイクイノックスやリバティアイランド等、
G1戦線で活躍している馬が出走予定。今年も堅実にいくのがいいだろう。

(☆)前走のデータ

前走が国内のJRA・G1だった馬が勝利をあげているケースが多い。例えば、3歳でいうと、三冠牝馬:アーモンドアイ(2018)やデアリングタクト等牝馬は秋華賞から。三冠馬:コントレイル等牡馬は菊花賞。古馬でいうと、大体は天皇賞(秋)からが多い。前走海外組やG3組は勝率0%と苦しんでいる。
前走G2組は少数だが勝利をあげている。しかし、その馬達は揃って京都大賞典だった。
京都大賞典で1着か2着以下(1着馬から0.2秒差)を取っていれば一発がある可能性が高い。今回はディープボンドがこのデータに唯一該当。少し注意が必要だ。

(☆)東京2400のG1で好走している馬が有利

この東京2400mは3歳時に行われる「日本ダービー」、「オークス」と
当レースの「ジャパンカップ」の3つが行われる。この3つのレースのうち、どれかで好走している馬はやはり、当レースでも好走するケースが多い。過去10年で3着以内に入った延べ30頭のうち、約20頭は上記のどれかのレースで好走していた。
今回このデータにあてはまるのは、「イクイノックス」、「リバティアイランド」、「スターズオンアース」、「ドウデュース」、「ヴェラアズール」の5頭。どの馬も一発がありえるので要注意だ。

∴Reitoの本命・穴馬予想

(☆)穴馬予想

・ディープボンド
・ヴェラアズール
・ダノンベルーガ
〈ディープボンド〉
ディープボンドは天皇賞(春)3年連続2着と生粋のステイヤー。
本来の距離よりは少し短めだが、宝塚記念でも2年連続で掲示板に入る等
中距離でも善戦。今年の天皇賞(秋)では、最後はスタミナ勝負に
なったことから今回もなる可能性が高い。
イクイノックス他パンサラッサ等高速ラップ大好き馬が多いので、最後のスタミナ勝負になった際に善戦する可能性は大いにあり得る。年齢の衰えを見せない長距離界のアイドルがG1に殴り込む。
〈ヴェラアズール〉
ヴェラアズールは昨年の覇者。昨年のジャパンカップ以降は大敗が続いているが、鞍上がR・ムーア騎手に戻るのは好材料。瞬発力勝負となった場合には連覇の道も見えなくはない。父親・そして自分が愛した東京で自慢の末脚が炸裂する─────。
〈ダノンベルーガ〉
ダノンベルーガは昨年の共同通信杯の覇者。
イクイノックス世代の1頭で、あと1歩の所でG1に手が届かず、イクイノックスやドウデュース等に苦渋をなめさせられている。
前走の天皇賞(秋)は、高速ラップの前に
自分の競馬があまりできなかったものの、
4着に健闘。昨年のジャパンカップも掲示板には入っているが、強襲のイン差しに敗れた。鞍上はマジックマンことJ・モレイラ騎手。パンサラッサが出走することにより
高速ラップが予想される中で、高速ラップは経験済み。魔術師のエスコートで反撃の末脚を見せてくれることを期待したい。

(☆)本命・対抗馬

◎ イクイノックス
○ リバティアイランド
▲ スターズオンアース

〈◎ イクイノックス〉
イクイノックスは昨年の年度代表馬。
前走の天皇賞(秋)は高速ラップに対応して
日本レコードを叩き出し完勝。
元々秋の最大目標をこのレースにしてきたので、仕上がりは天皇賞(秋)と同等もしくは
それ以上が見込める。ダービーでも2着と
このコースには適正あり。鞍上は勿論
C・ルメール騎手。今年の秋のG1で絶好調。
高速ラップもなんのその。スローペースも
苦にしない。もうこの馬を止められるのはいないのだろうか。
〈○ リバティアイランド〉
リバティアイランドは今年の三冠牝馬。
新馬戦で上がり3F:31.4(日本レコードタイ)を叩き出した。ここまで、上がり3Fは3位以内と安定した豪脚が魅力。斤量が他の有力馬に比べ少ないのも利点。このコースは「オークス」で勝ち星をあげており適正は十分。
ただ、極度なスローペースや高速ラップについていけるか少し不安要素はあるものの、
まだまだ底の見えないお嬢さんが世界ランク1位の天才に打ち勝つのかが楽しみだ。
〈▲ スターズオンアース〉
スターズオンアースは昨年の2冠牝馬。
天皇賞(秋)は脚部不安のため出走回避。
このレースが秋初戦となる。今年は惜敗が
続いているものの、掲示板には入っているので能力の衰えはない。天皇賞(秋)の際も
対抗馬にしていただけに好走の期待は大きい。斤量の軽減も好材料。"お嬢さん"には
まだまだ牝馬最強は譲れない。そんな走りを見せて欲しい。

(☆)馬券に絡めなかった有力馬

・タイトルホルダー
タイトルホルダーは異例の阪神三冠馬。
今年の天皇賞(春)のレース中に故障が発生し、前走のオールカマーが復帰初戦となった。前走は調整の意味もこめてのレースで
ローシャムパークの2着に好走。まだまだ
最高の時には程遠いが、復活の可能性を見せてくれるレースだった。しかし、今回は
宿敵:パンサラッサが出走してくる。
タイトルホルダーの武器といえば何と言っても、自由自在に刻むラップで後続馬を翻弄する競馬だ。それが見事に見られたのが昨年の
宝塚記念。それに比べパンサラッサは大逃げ
という正反対の戦い方である。パンサラッサが出走しているレースでは、ハナ取り勝負に
なってしまうため、ハイペースになってしまう。そうすれば後ろにいるであろう、
"天才"と"お嬢さん"に差されてしまう。
だから、今回は馬券には入れなかった。
・ドウデュース
ドウデュースは昨年のダービー馬。
今年の初戦では一昨年の年度代表馬:エフフォーリアを破ったものの、ドバイ遠征時に故障が発生。夏全休と長期休養を余儀なくされた。復帰初戦で挑んだ天皇賞(秋)でも
またもやアクシデント。今度は鞍上の武豊騎手が怪我で直前の乗り替わり。それでの大敗となった。「1戦挟んだドウデュースは怖い。」
そういう予想家もいるが、自分が注目したのは馬体の成長だ。ドウデュースも馬体は成長したものの、マイル向きに近い馬体になっていたのだ。そのよう中での距離+400mは
例え、ダービーでイクイノックスを破っていたとしても不安材料だ。しかも鞍上を予定していた武豊騎手は怪我の治りが遅く、騎乗見送り。不安材料が多すぎるので今回は
入れないことにした。

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