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「留学で人生を棒に振る日本人」を読んで

読んで気になった点に関して残したノートになります。

読書時間:60分



たかが発音、されど発音

そもそも「流暢な発音」といっても、イギリス英語とアメリカ英語では発音が違いますし、アメリカでも北部と南部では発音が違うもの。どこの英語を指して「流暢な英語」といっているのか、自覚している方は少数ではないでしょうか。

留学で人生を棒に振る日本人

発音できればいいと自分は思っている。

発音の良し悪しに固執するひとほどそもそも話せないので相手にしない。

英語を話すことは別にパフォーマンスでもなんでもない。

自分にとってはコミュニケーションをとる手段であり、自己表現をする術でもある。

発音に時間をかけるくらいなら、英会話の瞬発力を磨くべきだ。

自分がやった流れ以下の通りだ👇

  1. 中高で使っていた教科書の隅々まで読み通し、単語や文法を網羅。

  2. もちろん単語は5感を最大限活用する(別記事で書く予定)

  3. 単語の暗記は発音とセットだ

  4. 英会話瞬発力は英会話+時間制限付きの英作文に限る

  5. 独り言英会話もした

日本人アクセントをかっこいいと思うひともたくさんいる。

発音にはルールがある。アクセントは文単位のメロディーのようなもの。

発音への執着は時間の無駄だと個人的には思っている。

自分で考えれないひとは損をする

教育熱心な親に疎だれられた子供達にとって「興味があることは全て学べる全人教育」というリベラルアーツ・カレッジのシステムは、まさに「18歳くらいで自分の道が見つけられるはずがない。まずは自分探しをしてから、自分居合った専門分野に進むべき」という考え方からう生まれたものと言っていいでしょう。

留学で人生を棒に振る日本人

淡々とレールに沿った流れでもし自分が生きていたとしたらどうなったいただろうか。

ものすごくゾッとする。

あのなんとも言えない感覚は今でも忘れられない。

2019年、大学受験に失敗。

担任との面談が組まれ、ぼくは

「後期試験は考えてません。オーストラリアへ行きます」

と伝えた。

高校1年、2年の時も担任に留学したいことを伝えたが門前払い。

そんなこともあり、日本の大学を受験した。

結局失敗した。むしろ落ちてよかったとさえ思った。

”もう敷かれたレールを辿らなくていいだ”

そもそもなにを勉強したいのかも分からなかった。

18歳でなにを勉強したいなんて分かるはずがない。

だから18歳の時点で

「私は〇〇大学〇〇学部で〇〇について勉強したい。将来は〇〇になりたい」

こんな感じのひとがいるとしたらものすごく尊敬する。

過去にどんな経験をしてきたんだろうと気になってしまう。

しかし現実はそんなひとは全体の1%もいないだろう。

「〇〇は楽だから。〇〇学部は勉強しなくていい。」

”価値を感じないものお金を払う意味が見出せなかった”

その当時の気持ちを今なら正確に表せる。

”価値観はひとそれぞれ”

確かにそうだ。しかし大多数が同じような価値観で大学進学していることは国レベルで危険なことではないだろうか。

”〇〇大学に行くことで卒業時に何が得れるだろうか。”

周りに流されるがままに生きていると、金銭的にも精神的もきつい時期が来ると思う。

ましてや借金をしてまで大学に行く必要があるだろうか。

受験シーズンになると奨学金申込の大行列が高校の廊下にはできていた。

ほとんどの高校生にとって奨学金=借金というイメージはその時点では実感していないだろう。

これもまた家庭内でこのことについて話し合う機会を作らないからだ。

金融の世界には「ハイリスク・ハイリターン&ローリスク・ローリターン」の概念がある。

この考え方に当てはめれば明確な目的も得たいことも決まっていない18歳の高校生がストレートで大学に進学することは「ハイリスク・ローリターン」。

引用した文には”リベラルアーツ”とあるが、僕としては読書で解決できる問題だと思う。

興味があることすべての科目の基礎レベルの本を読み漁る。

その上で大学→学部→専攻を決める。

専門性を磨くためにアメリカ留学以外の選択肢を探すのもありだ。

教育に関して惜しみなくお金をかけてくれた両親にはとても感謝している。


準備が9割

「留学のための事前準備」というと、一も二もなく「英語力をつけること」と思いがちですよね。それよりも大切なのは、自分が授業で取るクラスの予習をしておくことなのです。

留学で人生を棒に振る日本人

なぜ準備してこないだろう。

どうして準備してこなかった自分がかっこいいと思っているのだろう。

お金も限られた時間を無駄にすることになるのに。

2019年、僕は1人でオーストラリアへ留学した。

語学学校のコースは約1年あった。

入学日初日に英語テストがあり、結果は中の中級クラスからスタートだった。

クラスには日本人ひとり。とても真面目で親切なひとすごく仲良くしてくれた。

とある日自分はこんなことを聞いた。

「日本人全然いないですね。」

彼女はこう言った。

「ほとんどみんな初心者クラスにいるよ。」

衝撃的だったが、ある意味納得している自分もいた。

中高までの勉強スタイルでいれば上達するはずもないと。

それに英語ができるようになりたいといったハングリー精神も感じない。

一方他の国の人たちといえば、とにかく話す。予習もしてくる。

時間に関していえば、準備してこれば僕みたいに中級から最終的には上級クラスで卒業することができたはずだ。

準備してこなかったがために初級クラスから始まり、中学レベルの文法を英語で勉強する毎日だ。

今2024年ならYouTubeで学べるし、オンライン英会話を存分に使い倒すだろう。

語学学校にも通わず、ワーキングホリデーで英語を使わないといけない環境で仕事をする。

インターネットがあるからこそ自分できる準備の幅が格段に広がっている。

ただ知っているか知らないかで準備の質もだいぶ変わる。

大学での勉強も同じだ。

大学の公式サイトに飛べば各専攻科目でなにをこれから勉強するのかを把握できる。

専門分野の単語を全然知らないのであれば、chatGPTを使おう。

学期が始まる前に予習ができる。

人生とは1秒1秒の積み重ねだ

女王の教室


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