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母が「要支援1」と認定されたため、いきいきセンター(地域包括支援センター)からセンター長と担当のケアマネジャーがやってきた。

日常生活や身体的なことについての質問をスラスラと答えていく母。父の打ち合わせに何度も参加しているので慣れたものだ。

センター長「どこで寝ていますか」
母「あのぉ、そこの居間で寝ています」

この質問に母は、ちょっと言いにくそうに答えた。一応、居間で寝るのは変だとは思っているのね。

母「夫の部屋が空いたら、そこで寝ようと思っています」
センター長「またまた、そんなこと」

センターの人を困らせないでくれ。
母は父の部屋を狙っている。

私「奥の部屋を片付ければいいやん。洋服が多すぎるんよ!」

つい、言ってしまった。
先日の父のサービス担当者会議が、まさかのスタンディングミーティングとなってしまったのは、実家が片付いていないからだ。言わずにおれなかった。

「奥の部屋」は、元々は私の部屋だった。現在は母の「衣装部屋」になっている。

不穏な空気を察したセンター長が、「お母様はとてもおしゃれですし、お洋服も〜 」と、話を変える。

さすが。こういうの慣れてるのかな。母の褒められたいポイントをしっかり押さえている。

質問は続く。
センター長「なにか心配なことはありませんか?」
母「こんな生活がいつまで続くのか心配です」

やっぱりそうよね。週に5日、父を起こして、送り出すのは、思った以上に手間のかかる作業だ。母の負担になっている。どうしよう。

今回は、母の本音炸裂の打ち合わせだった。

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