見出し画像

父のデイサービスお見送り

母から、父のデイサービスのお見送りを頼まれた。母は用事があって父より早く家を出るのだけど、父がちゃんと鍵を閉めて出ていくか心配だから、見届けてほしいという。

朝8時
母の出発時間に入れ替わりで実家に到着。
父のデイサービスのお迎えは9時半なので、父の出発までは、まだ時間がある。実家関連の書類の整理をしながら待つことにする。

8時半
すっかり準備を終えた父が、外に出ようとする。8時半は、透析のお迎え時間です!今日はデイサービスだから、9時半だよ。冷蔵庫に貼ってあるお迎え時間のメモを見て、父も納得。部屋に戻って行った。やっばり来てよかった。

9時10分
やる気満々の父が再び外へ出ようとする。今日は気温が低い。外で待つのは寒いって!5分前になったら声をかけるよと伝えて、部屋に戻ってもらう。

9時25分
出発の5分前、父に声を掛ける。父が動き出す。思った以上に時間がかかる。玄関で父が靴を履いていると、チャイムがなる。今日は予定より少し早いみたい。父は特に急ぐ様子もない。もしかしてチャイム聞こえてない?急いで玄関のドアを開け、お迎えの人が来たことを父に伝える。

ただ時間通りに送り出すだけなのに、こんなに手間がかかるもんなのか。10分前に声掛け、5分前から玄関で待機、くらいでちょうどいいかもしれない。

帰ってきた母に聞いてみたら、いつもこんな感じらしい。お迎えの時間よりかなり前に出て行こうとするので、母が止めているとのこと。夏場はいいのだけど、寒くなると父は神経痛の症状が出てくるので、冬場はなるべく家の中で待ってもらいたい。

いつもはお迎えの時間が近くなると、母が外で迎えの車が来るのを確認し、父を部屋まで呼びにいくらしい。世話を焼きすぎだと思うのだけど、父に任せていたら毎回迎えの車を待たせることになりそうだ。

「よくそこまでやるね」
と、母にいうと、「私は人格者だからね」と言っていた。母はお迎えの時間に遅れてはいけないという責任感でやっているのだろう。私は、これやるの無理だなあ。母だっていつまでも父の世話をできるわけじゃない。対策を考えないといけないな。

いいなと思ったら応援しよう!