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冬のお出かけ air tagで見守ってみた

父が一人で街へ出かけるらしい。知り合いから何かのチケットをもらったらしく、それを観るためにお出かけするとのこと。

えー!大丈夫!?一人で行ける?

と思ったのだけど、家に引きこもるより、出かける気力があるうちは出かけた方がよかろうと思い直した。いざとなったらair tagで探せばいい。

父が出かける先は私もよく知っている場所だし、週末で人出も多い。air tagの反応も良さそう。いざとなったら30分で駆けつけて探し出せるはず。うん、きっと大丈夫。


とは言ってもやっぱり心配なので、週末はair tagで父の位置情報をちょくちょくチェックしていた。父の「家の鍵」と「財布」に付けたair tag の動きを見守る。

午前中は透析。
午後1時、病院から実家に戻ってきた
午後1時半 移動開始。バスに乗ったみたい
午後2時 目的地付近 にいるのを確認 無事到着した模様
午後4時 街の中心地にいる。おそらくバスに乗って帰ってきているのだろう

午後6時 あれ?まださっきの場所にいる。どうした? 父は携帯を持たないので、連絡できない。いくらなんでも2時間も同じ場所って長すぎん?カフェにでもいるのか?それともくたびれて座り込んでる?

午後7時 まだ移動しない。これはやばいかも。店が閉まって人が少なくなる前に探しに行かないと。

午後7時15分 よし、出動しよう!と思って動き出そうとしたら、父も移動し始めた。どうやら、バスに乗れたみたい。

午後8時前、父が実家に到着したのを確認。

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翌日、母に聞いてみたら、なんと父は目的地に辿り着けず、帰りはなかなかバスが来なくて(たぶんバス停間違えてる)タクシーに乗って帰ってきたらしい。

目的地のすぐ近くまで行ってたのに、見つけられなかったのか。それで、帰りは3時間ずっとバス待ってたの?タクシーつかまってよかったよ。

そしてまた、父は出かけるらしい。今度は20キロほど離れた町に住む古い友人に会いに行くとのこと。まじか!?今度こそ帰ってこれない気がする。次は私が付いて行く。

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