エシカルなんて、当たり前。
ここ最近、エシカルだのSDGsだのやれアップサイクルだの。
口を開けば!的である。
いや、いいのよ、めちゃくちゃ今更感あるけどいいよ別に。
大切なことだし広く意識しだした証拠だから。
ただね、こちとら左官職人!左官職人なんて、そのなんだかんだの生き証人みたいなもんなのよ。
で、湘南育ちの僕はキッズの頃からサーフィンていうカルチャーの中で育ったからビーチクリーンも当たり前すぎて
定期的に行われる集団ビーチクリーンなんてどうやってバックレるかを悩んでいたほど(笑)
波いいんだからわざわざ今日じゃなくていいじゃんよ~ってね。
だからなんて言うか、最近のビーチクリーンはコミュニティづくりのための手段て雰囲気すら感じちゃう。
かっこいい先輩たちは当たり前に古着を着こなしてたし、新品なんてダサくて着て行けなかった。
ファッション産業のサステナブルも環境省が取り組んでいる。
見た目のセンスも大事だが、買い方や着こなしのセンスも見られている事を忘れないようにしたい。
ふと思い出したけど、当時は200円の温水シャワーを我慢してマックのハンバーガーを食べてた。真冬にね(笑)
湘南という町では、学校では教えてくれないカルチャーショックが当たり前にあるから
知らぬ間にいろんなことが身に付いていたし、感性も磨かれた。
環境の事も、掃除も、リサイクルもエコも生活の中に普通にあって、なにも特別なことじゃなかった。
特にアップサイクル商品は、”そのもの”よりローコストじゃなきゃ変だし
そこに付加された芸術性や革新的なものに対する対価は商品に上乗せしなくても他から得られると思う。
僕のやっている貝殻やコーヒー豆を使った家具なんかは、そういう意味じゃ当たり前。
湘南でやるんだからかっこよくなきゃやらない。
子供と砂浜を散歩しながら拾った貝とか、友達のコーヒーショップで出た殻を使って
左官仕上げのテーブル作ったりね。
しかもアドリア海を望むメーカーの左官材を使うんだから、かっこいいべ~
僕から伝えたいのは
もっとかっこよく、エシカルに。
そんな感じで社会課題を考えて行けたら、肩の力抜けたいい感じになっていくよ。
あ、そうそう。それで思い出した!
仕事も遊びも全力で!って言うけど、それだと疲れちゃうじゃんね(笑)
仕事も遊びもいい感じにゆるく!
これも海とか波乗りから学んだ”当たり前”なんだけど、調和が大事!
僕の座右の銘にもなっている”go with flow"
この言葉は、The Test Riders のToshiさんの言葉が僕の中では基になっているんだけど
流れに身を任せる大事さを思い出させてくれる。
今回のオリンピックで遂にサーフィンが正式種目になったわけだが、皆気付いたかな?
地面がというか地面も動いているスポーツってサーフィンだけだよね?
ここがポイントで、波乗りしていると自分の無茶や、勝手ではうまくいかない。
揺れ動く波に身を任せ調和させることが大事。
力まず肩の力抜いて波に身も心も合わせる。
大いなる自然と遊ぶ。
この何とも言えないムードには”全力で!”なんて言葉は到底似合わない。
仕事も遊びも人生も”go with flow"