ATTITUDE -INTERIOR DESIGN MAGAZINE-
Earth Table
Earth table cut by hand in natural Japanese indigo
Oltremateria-a combination of wood and traditional
Sakan technique.A product designed by Reita Moriya,an artist engaged with architecture and artisan crafts living in Fujisawa,Japan
Attitude Interior Design is a bimonthly international magazine focused on Interiors, Architecture, Design, Art and Lifestyle, with a worldwide distribution and based in Porto, Portugal. With our contents we share inspiring and beautiful stories in order to truly involve our readers with the projects, the places and the individuals that we publish.
Attitude Interior Designは、インテリア、建築、デザイン、アート、ライフスタイルに焦点を当てた隔月刊の国際的な雑誌で、ポルトガルのポルトを拠点に世界中に配布されています。 私たちのコンテンツでは、私たちが公開するプロジェクト、場所、個人に読者を真に巻き込むために、刺激的で美しいストーリーを共有しています。
江ノ島御膝元 藍左師 守谷玲太 です。
今回はエッセイという枠から外れてしまいますが、ヨーロッパのメディアに紹介して頂いたのでご報告いたします。
私は、日本の伝統である「藍」と「左官」の融合を世界で初めて成功させました。
在来の左官材料では、紫外線やアルカリ成分との反応ですぐに退色してしまうため、内装や外装に本物の”藍色”を表現することは難しかったのです。
そこで私は、ヨーロッパの革新的な左官材料と伝統的な藍を配合しました。
退色しない藍色という意匠性。強度や防水性があるため、床や家具にも使える機能性があります。
キッチンや家具、テーブルを左官仕上げオーダーメイドすることもできます。
私が藍色の左官をやるきっかけは、ほんの100年前まで藍色で溢れていた日本が、今ではあまり見かけることが無くなってしまい
生産農家さんも減少の一途を辿っていることを知ったからです。
概念は、消費を増やす事。
消費を増やし、生産者とのバランスをとることが大切だと考えています。
農業活性にも繋がります。
人は生態系にない”交易”をもって生活しています。
必要なものを生産してくれる人がいるならば、それを必要なものとして消費する人がいるのです。
私は、流行って無くなっていくものをクリエイトしていくつもりはありません。
そのため、鏝藍(ばんらん)協会をつくり、技術や知識と一緒に概念をレクチャーしています。
今では百年ほどの歴史をもつ、京都の老舗 中野組さんも会員になってくれて大変心強く、感謝しています。
今回、ヨーロッパ(ポルトガル)の出版社から全世界へ発刊されている、ATTITUDEで紹介されたことで、より皆様の日常に
寄り添いながら、非日常を提供していけたら嬉しいです。
藍のパートナー inbetweenblues の ”永原レキ” には、心より感謝を伝えたいです。
Fujisawa(藤沢)という、お世話になっている地元の名前が載ったことも誇りに思います。
湘南という小さい町ですが、カルチャーの根付いたこの素晴らしいエリアから世界に発信していきます。
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