54歳にして逆アングルピッキングに挑戦してみる(宣言編)
逆アングルピッキングのおさらい
フツーの日本人の身体の構造からして、素直にギターを構えて、素直にピックをもって、ピッキングをすると、ピックは弦と並行(少数派)もしくはヘッド側が下がる形(多数派)で角度が付いた形でピッキングをすることになります。所謂『並行アングル』もしくは『順アングル』と呼ばれる状態です。
これに対し、手足が長かったり、親指が長かったりする人(黒人に多い)の場合、ピックのヘッド側が上を向く形(タイトル画像参照)でピッキングをする人が居ます。こういう方々のピッキングを、『逆アングル・ピッキング』といいます。
ジミ・ヘンドリックスもそうですし、ジョージ・ベンソンも思いっきり逆アングルで弾いています。
逆アングルピッキングは、ジャズ系の方に多い印象があるのですが、ハードロックの世界でもジョン・サイクスは、思いっきり逆アングルで弾いてますね。親指が反り返ってますが…
逆アングルピッキングは音が良い??
この逆アングルピッキングですが、昔から言われているのは「順アングルより太い音がする」ということです。これどうも納得できなくて、弦にあたる角度が順アングルと同じなら、音も順アングルと同じじゃない?って思ってました。
また実際、ピックが弦にあたる角度は関係が無いと、成毛滋氏が解説している動画も有ります(再生後、少ししてその解説が始まります)。
ただ、実際に試してみると、明らかに順アングルよりも良い音が出るんですよね...これが(興味のある方は、ぜひお試しください)。
どうやら弦の振動方向に良い音の秘密が?
そんな中で、元四人囃子で、グレイやジュディ&マリーのプロデューサーとしても有名な佐久間正英氏のベースセミナーの動画を見つけました。
テーマはそのまんま、逆アングルピッキング(佐久間氏曰く、それが正しいそうですが...)に関するもので、逆アングルの合理性が丁寧に解説されていました。
また、単にピックの当たる角度だけではなく、弦を振動させる方向にも影響がある旨のお話がされていました。
確かに実際に弾いてみますと、逆アングルで弾くと、弦の上下振動を誘発しやすいのに対して、順アングルで弾くと、弦はボディと平行に振動しやすいように感じました。ここにサウンドが異なってくる秘密があるようにおもえました。
で、もうちょっと付け加えますと、前出の佐久間正英氏の弟子にあたる、元ジュディ&マリィのTAKUYA氏のYouTube動画なども見ていると(noteに貼れるYouTube動画は5枚までなので、各自検索ください)、逆アングル時のピッキングの方向は、極端に言うと下図のような方向に向かうイメージで、かつダウン時に上からボディ方向に叩きつけるように(三味線を弾く際のばちの動きのイメージ)が良いのかなぁ...と言う気がしてきています。
2024年8月を逆アングルピッキング強化月間に!
こんな感じでイメージも持ててきたので、とりあえず2024年8月を逆アングルピッキング強化月間にしてみたいと思います。
幸い、近々にライブの予定とかないですし、1日1時間程度は練習時間が取れそうですので。
9月の頭あたりには、試行錯誤の結果をまとめて、ここで報告させていただきたいと思っております。