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銚子電鉄×SideMコラボトークショーの感想

【イベント概要】
銚C級映画「電車を止めるな!」上映後【銚子電気鉄道】×【SideM】お仕事コラボレーション スペシャルプログラム 銚子電鉄 代表竹本&『アイドルマスター』シリーズゲーム統括 三本ライブトークショー

日時:2021/10/23(土)13:00~15:35
場所:池袋HUMAXシネマズ シネマ3
登壇者:
銚子電気鉄道株式会社代表取締役社長 竹本勝紀氏
バンダイナムコエンターテインメント
『アイドルマスター』シリーズゲーム統括 三本昌史氏


現在、アイドルマスターSideMは「315プロダクション お仕事コラボキャンペーン」の一環として、2021年10月2日より千葉県銚子の「銚子電気鉄道株式会(以下、銚子電鉄)」とコラボを開催している。


そんなコラボが開催される中、銚子電鉄が電車を止めない為に制作した銚C級映画「電車を止めるな!」(SideMとまったく関係ない映画)の上映後に、銚子電鉄の竹本社長とSideMのゲーム統括 三本さんのお仕事コラボ記念トークショーが開催されることになった。
告知から開催日までが少々ギリギリ(オタクイベント的に)だったこともあり、チケット販売当初はあまり席が埋まっていなかったのだが、当日はそれなりに席が埋まっていたように思える。

開催場所の池袋HUMAXシネマズでは、銚子電鉄の収入源の70%を占めているぬれ煎餅のほか、SideMコラボで販売しているグッズや、新商品となるSideMヘッドマーク柄の缶バッジの先行販売(以降、仲ノ町駅での現地限定販売品)も行われていた。

SideMのイベントというと個人的な体感ではあるが女性7割、男性3割程度、そして当たり前だがみんな総じてプロデューサー(ファンの総称)となるのだが、今回のイベントではそこに「銚子電鉄」や「電車を止めるな!」のファンが加わり、今までに経験したことのない客層でのイベントとなった。

物販列が混み合うなどして15分押しで上映開始となったり、上映前のアナウンスで別作品のアナウンスを流されクラッカーについて説明があったりと、SideM?銚子電鉄?ならではのおもしろハプニングもありながら映画の上映が始まった。

映画の内容についてはここでは割愛するが『「電車を止めるな!」を見たPが口々に「SideMのPが好きそうな映画」と言っています』という感想を置いておく。
正直「銚C級」ということでハードルを下げて見に行ったところもあったのだが、トンチキ・ほっこり・ホロリ…の割合が丁度よく、SideMが好きな人だったらこれも好きかもしれないと思うものだった。
近隣で上映をしてそうだったら是非見に行っていただきたいし、上映場所を提供できるタイプの人は、是非銚子電鉄に連絡をしてほしい。絶賛上映会場募集中だ。
ちなみに私は「龍宮司一馬」という推しを作って帰ってきた人間である。あれはいけない。推せる。よかったら弊社でアイドルになりませんか?


さて、前置きが長くなったがここからトークショーのレポートをしていきたい。

上映後、感動(?)の拍手が起こる中、銚子電鉄の常務さんが司会として登場。北斗のパスケースをポケットから上手くぶら下げておりとても素敵だった。宣伝は基本。そして、ここでもマイクが入らないというハプニングが発生。地声で5分休憩のアナウンスが入り、休憩後にトークショーが始まった。

先程登場した常務さんの挨拶のあとに、竹本社長が登壇。社長は冬馬のパスケースをぶら下げていた。
ぬれ煎餅の売上が70%だが制服はコスプレではない。
45年前、いち早く副業にチャレンジし鯛焼きの販売をはじめた。
甘いものがあったらしょっぱいものも欲しいとぬれ煎餅の販売を始めた…。
など、銚子電鉄の今までの道のりをとても流暢に小ネタを挟みつつ説明。
立て板に水とはこのことかと思うくらいお話が上手く「このままじゃ三本さんが呼べない」と常務さんがストップを掛け、三本さんを呼ぶ。
三本さんが座席から登壇し、ざわつくPたち(みんなと一緒に映画を見ていた)

三本さん登壇後、写真撮影OK拡散OKのアナウンスがあり会場中からシャッター音が響き愉快なことになる。

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お二人とも席につき、まずは映画の話から。
竹本社長が「おもしろかったですか?」「315でしたか?」などと客席に問いかけみんな拍手。
三本さんからは「展開が難しかった」という感想が(笑)
しかし「エンドロールは感動した」とも(笑)
クラウドファンディングで500万円集め制作をしたが、CGやら特殊メイクやらで制作費が最終的に何倍も膨らんでしまったため、制作費はまだ半分くらいしか回収できていない。元税理士、理由あって銚子電鉄の社長なのに腕が悪いと自虐される竹本社長。
その後も映画の小ネタの話などをたくさんし、三本さんがほとんど喋っていない状況になってしまったため、SideMコラボの話へ。

お仕事コラボはSideM側から銚子電鉄に持ちかけたコラボ。
三本さんが2020年6月に放送されたカ●ブリア宮殿の銚子電鉄特集で銚子電鉄のことを知り、志に感銘を受けたことがきっかけ。
SideMも銚子電鉄と同じように色々あり(半年メンテやステのサ終など)、銚子電鉄の地域の為に頑張る取り組みは、番組を見ていた当時の三本さんにとても刺さった。そして銚子電鉄とSideMで何かできないかと思うようになった。
しかし、銚子電鉄とのコラボがチームの他の人にも良いと言ってもらえるか分からなかった。
番組を見た翌日に会社で、
(三本さんが小声で)「昨日、銚子電鉄の番組見たんだけど…」
「俺も見たよ!」
チームの中にも見ている人がいて一人仲間を見つけた!
また、別の人にも聞いてみたら、番組も見ていたし銚子電鉄にも行ったことのある人が見つかった。
なんだみんな銚子電鉄好きじゃん!
ということで、SideMと銚子電鉄で何かやりたいね、という話は前から上がっていた。
そして、お仕事コラボキャンペーンの企画が立ち、この企画に銚子電鉄とのコラボを入れようということになった。


なお、その他の詳しい経緯は下記のインタビュー記事でも読むことができる。


お仕事コラボは「応募するタイプ」「バンナム側から提案するタイプ」の2パターンある。応募があった際は「このユニットと仕事がしたいです!」と大体応募者から希望ユニットの指定がある。バンナム側からの提案の場合は企業さんへこのアイドルはどうだろうとバンナム側が考えてから提案をする。SideMの顔といえるJupiterと銚子電鉄で何か化学反応が起きるのではないか、とJupiterはバンナム側から提案した。

…と、三本さんがここまで話したあと、残り時間が15分しかないということでTwitterで募った質問の回答タイムに。
Jupiterが選ばれた理由は先程三本さんが話したことが回答、ということで別の質問に。

以下、該当の質問と思われるツイートを添えて。

■コラボの現地の反響などは?


竹本社長:普段は電車がガラガラなのにたくさんの人が来てくれている!本当に助かっている。観光客も多いが今は大体プロデューサーさん。
また、両国や新宿に出張販売(という名の出稼ぎ)に行ったとき、プロデューサーさんから「コラボありがとうございます」とたくさん言われ、お客さんなのにありがとうと言われることにびっくりした。感動している。無上の喜びである。

海鹿島駅の待合室を16ユニットで飾ったり、旅ノートを設置したり色々やっている。
記念パックのパネルやポスター展示などもする。
ゲーム内ポスター企画で社長のポスターが現状1位なことについて→恐縮です。
今度Jupiterの等身大パネルを作ります!さっき決まりました(海鹿島駅に設置)
有人駅に置ける場所がもうなく、無人駅にしか置けないので万が一のときのためにJupiter3人×2個ずつ作っておく。
海鹿島駅は何もない駅だと常務さんが言うとすかさず社長が「花が咲いてるよ」などとツッコミを入れるなど、またワイワイとお話されていると「やばいもう時間がない」と次の質問へ。


■「自分はオタクだなぁ」と思うものはありますか?


三本さん:仕事柄色々なコンテンツを見ることが多く見すぎて何がいいのか分からなくなってきた。なので、特にないです。

※この「特にないです」が銚子電鉄さん的にネタワードだったらしく社長と常務さんが盛り上がる(月曜から夜ふかしに出たときのネタ?)

社長:鉄オタではないが小3の時に電車の時刻表に大ハマリした(その後興味は自動車に…)
速い乗り物が好きだが、銚子電鉄は時速40kmで自転車よりも遅い。


■コラボカレーの制作は何%くらい実現しそうですか?

三本さん:今日SideMのコラボ担当が来てるんだけど、どうですか?
コラボ担当者さん:315%やります!
私(心の声):やったー!!!※質問主でした。やったー!
※社長さんがそのあと、資金枯れーはコラボとは別でつくるようなお話もされていたのですが、カレーに興奮してメモが取れていませんでした。


■社員さんのポスター素敵でした!315プロからのデビューの予定は?


常務さん:デビューさせます!ユニット名とか募集します!
三本さん:(どう見ても困惑)
社長:銚子電気鉄道は略してCDKなので「CDK48」としてデビューしたいです。
三本さん:(どう見ても困惑)
…と三本さんが相当困惑されていたので(笑)315プロからデビューするかは不明だが、銚子電鉄からCDK48がデビューする日は近いかもしれない(?)


■今後の銚子電鉄、SideMの展望は?

社長:もう少しで銚子電鉄は100周年。最後じゃなくて315(サイコー)にしたい。100周年を迎えられるようSideMとより深くディープなお付き合いをしていきたい。
三本さん:(SideMと銚子電鉄のコラボの展望として)今回はあくまでも第一弾ということで、これからも続けていきたい。ファンにとってはアイドルの幅が広がるというメリットがあるが、銚子電鉄側にはどういうメリットがあるかを考え、地域にも貢献できるようにしたい。地域の人に「銚子電鉄ありがとう」と言われるように、SideMもコラボしてくれてありがとうと言われるようにしたい。



このあたりで時間となり締めに。
常務さん:今回のトークショーは私が急に決めたので、次はもう少し早めに決めてまた開催したい。
三本さん:は、はい…(困惑)
という会話もありながら、最後の撮影タイムに。
SideMポーズお願いしまーす!という声がどこからか聞こえ、社長さんがSideMポーズにチャレンジ。

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初見では指がつるような難しいポーズなので三本さんがレクチャーをし、無事にSideMポーズが完成。
観客は竹本社長、三本さんがSideMポーズをとるという歴史的瞬間の目撃者となった。

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銚子電鉄とSideMのコラボは開催日初日に台風が直撃するなど、なにかと「もっているな」と思うことがあったが、今回のイベントもまたその一つであった。
開催日の10月23日は、山手線が工事のため池袋~大崎間で終日運休となる日だった。
「電車を止めるな!」を見に行く日に「電車が止まっている」という体験はなかなかできないだろう。
この「もっている」が、銚子電鉄の力なのかSideMの力なのか、はたまた2つがコラボした結果からなのか……。
今後も続いていくであろうコラボの中で、確かめていきたいと思う。

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