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【プロツアー権利獲得】青白人間を使ってチャンピオンズカップファイナルでベスト8になるまでの道のり_自称正統後継者物語

割引あり

はじめに

はじめまして、あるいはお久しぶりです。プロレイジーです。
Xアカウント(旧Twitter)⇒@reiseru256

2024年10月12日~13日に開催されたチャンピオンズカップファイナルシーズン3ラウンド1で【青白人間】を使用してTOP8になり、初めてのプロツアーの権利を得ることができました。
今までデッキ解説などのnoteは書いてきましたが、今回はそこに至るまでのデッキ選択や練習過程について書いてみることとしました。
青白人間の解説はまた別の記事で投稿します。

有料部分には今回決勝トーナメントでひどいミスをした際の心理状況について書いていきます。
私のミスを咎めたい方はぜひnote購入お願いします。

ポーズは正統後継者

TOP8プロフィールもこれ


なんか言われたら《手甲/Shuko》で押し通すつもりでした。

MTGカードの真似する人のフリ
意識したのはもちろんこっち。手はいっつも適当。そもそも人間には無理




使用デッキについて

冒頭にも記載しましたが青白人間を使用しました。

メタゲームブレイクダウン上でわずか3名しかいないデッキでした。

使用経緯簡易版

・最終選択肢として人間を設定
・ほかのデッキが数字でなくて人間がラクドス果敢に有利なことが判明
・アメリカRCで青(マネドリ)入れた人間が勝ってたのでそれをいじる

細かい経緯はこの後の章で記載していきますが大雑把にはこれが選択理由です。
白青人間何故選んだのかだけ知りたい人はここで必要な情報すべて提示してしまったかもしれません。

調整環境

どこか一つのチームでしっかりとチームデッキを作る形ではなく、複数のコミュニティで知り合いとふわっとどんな環境予想してるかとか聞きつつ、よさそうな選べたらなっていう形で調整してました。
悪く言えばファイナルに向けた細かいマイルストーンを設定したりしないでふんわりデッキ使って感想言いあってるだけとも言えます。

一応自分が好きなデッキ(人間/招集)などについて話すためのディスコードサーバーを作成し、人間のnoteを書いてそこのリンクを張るという荒業で情報量増やそうともしていました。

ちなみにどこに投げても大体人間そんな肯定的じゃないので、情押し通しでした。
使う分にはいいけどがんばってねーのリアクションが多かったです。

最終的にメタゲームブレイクダウン上で3名しか青白人間がいなかったですし、ほか2名ともリストを共有しているわけではなく、実質一人でくみ上げた形です。
(一応青白人間使用者の1人にはリスト渡してるんですけど各自好きなリスト使ってます。)


9月(ダスクモーン発売前)_デッキ模索編

この段階ではよさそうなアリーナ(エクスプローラー)で使えるデッキをいろいろ試して選択肢を広げようとしていました。
この期間中試していたデッキは下記になります。
・ラクドス果敢
・セレズニアエンジェル
・ジャンドサクリファイス
・赤白トークン
・ナヤファイヤーズ

人間デッキは今更回しても大幅に変わらんだろとか《紅蓮地獄》再録決まっててテンション下がってたりでこの時点では全然回していません。
人間好きな同じくファイナル出場予定のプレイヤーに回してほしいリスト投げて感想聞くとかはやっていました。
この段階でほとんど捨てたデッキもあります。

ラクドス果敢

デッキパワーは感じるがトップメタになりそうでミラー祭り。
簡単に勝つ瞬間もあるので不利マッチをまくる力もありそうで練習を継続しようと思った。
思ったもののリストがさらに仕上がると思い、ダスクモーン発売までいったん放置してもいいかという気持ちになり放置することに。

セレズニアエンジェル

立ち位置いいという感じでmo上で増えていたので試していた。
ミラーがしょうもないしデッキパワーが低く有利マッチは取りこぼすのに取れる選択肢の少なさから不利マッチはまくれないというデッキの欠陥に目をつぶれずこの段階であきらめることに。
捨てる理由を探すために練習してちゃんと理由ができてよかったという感じ。

ジャンドサクリファイス

コンボ追加されたことで好きな要素が減ってしまった。
ラクドスサクリファイスは軽いカードの連打で再現性高いゲームが売りだったのが、コンボのために軽い肉が減ってしまい重いカードと土地トラブルが追加されてストレスがすごいし、それでいてデッキが劇的に良くなったと思えずあきらめることに。
2日しか触ってない。

赤白トークン

moで勝ってて見た目が好きで練習。
これが勝った後くらいからもちろん青白コンが増えてきて構造上全然勝てる気がしなくてあきらめ寄りに。
そこからさらにこれテーブルトップで使ったら微妙なマッチに3戦できないのでは疑惑も感じて、かなりあきらめ濃厚に。
見た目は最も好きだった。

ナヤファイヤーズ

金魚にすら存在しないデッキ。
赤と白とちょろっと緑でただ殴るだけのデッキ。
一時的封鎖4メインにいれれるから環境偏ればいけるかなとか思ったけど、新カードの影響でエニグマ増えたらそもそも破綻するとか、青白コンきついだろとか、そもそもデッキ弱そうとかありとあらゆる問題があった。
デッキがかわいくてなんとか使いたかったが断念。
これを使って後悔しない自信がないっていうのもあった。


ダスクモーン発売後のデッキ選択編

呪禁オーラ考えてたけど全然見た目弱そうで速攻投げ捨ててます。
ダスクモーン発売直後はほとんど赤黒果敢に集中。
いいデッキだけどこれミラー勝てないしそもそも意識されまくりでへたくそは無理ではと思いはじめる。
またスタンの《残響の力戦》がやばすぎて気持ち良く蒼紅杯優勝してしまい、それを使用したラクドス果敢にならないか模索しだすという瞑想を始める。
《残響の力戦》は結局楽しいけど本当かという疑問が抜けなくなり、気分転換に白単人間のリストを探し出す。
そうしたら《威圧する君主》を採用した白単人間がmoで少し勝っているのを発見。

このカードはエクスプローラーに存在しないのでマナトレを導入してmoに行ったところ即座に5-0。

https://www.mtggoldfish.com/deck/6666703#paper

5-0した時のリストは上記。
ちなみに《威圧する君主》は全然活躍しなかった。
ただ白単人間というデッキ感触がよくそのまま継続して試すことに。
似たようなリストでmoチャレンジ潜ると4-3
ただ有利には勝って不利に負けるという形でラクドス果敢は相性がよさそうだし、ファイナルというフィールドはよさそうだなという判断に。

リスト公開性でも行けるか検証するためにファイナル出る友人1人とラストチャンスに出る友人2人が集まってやってる練習会があったためそこに持って行くことに。
そこでラクドス果敢相手に《幽霊による庇護》が有効でかなり勝てることが判明。この段階で《威圧する君主》の解雇も決定。
また《残響の力戦》入り赤黒果敢もその場にはあったがデッキ強度の不安さを感じて却下に。
この段階で白単人間いけるし好きなデッキだからまあそのまま使うかの気持ちに。
ラストチャンスに《残響の力戦》入り赤黒果敢を使おうとしていた友人Aも捨てて白単人間にいくかとう感じの洗脳にも成功した。

余談だがこの練習会にアブパルをトライアルに持って行こうとしていた友人Bがいたが、果敢にぼこぼこにされたにもかかわらず、アブパル持って行くかーとか当日言っていた気がするのにトライアル当日実は果敢持って行きそのまま権利を獲得する面白話も発生した。

メタゲーム事前予想編

TC東京やアメリカRCの結果をみてからだと追い込み期間で、皆で考えて予想する遊びしようぜとかできないだろうから事前に行うことに。

上記のスプレッドシートのようなフォーマット作って展開していろんな人に協力してもらいました。
お遊びではある。

今見るとえぐい程予想外してる。

TC東京のトライアル&アメリカファイナルの結果編

メタゲームを左右するのに大きな情報である直前の大きなイベント二つ。

TC東京

抜けは黒単デーモン1人と赤黒果敢3人。
ベスト8でもその2種類のデッキしかおらず果敢が多いのはそうだがデーモンも増えそうだなという感じにはなった。

アメリカRC

自分のつぶやきでもまとめているがイゼフェニが上位に多くこれは増えるなという印象。
また勝率ベースでみるとセレズニアカンパニーが圧倒的な存在感を示していた。
ほかにもつぶやきに書いた通りエニグマラクドス黒単異形化あたりが勝っているなという印象だった。

少し話はそれるがmeleeのデータはそのまま見るとソートできなくて不便なので、そのまま直データ拾ってエクセルとかに張り付けるだけでも使いやすくなる。
上記スプレッドシートの左記全部はその目的で作ったものだし、結果まとめのつぶやきはそれのおまけで作ったものです。

結果を踏まえたメタゲーム予想とデッキ選択編

メタゲームは果敢トップでラクドスやイゼフェニ青白コンが多いかなと思っていた。
そこにエニグマとデーモンが結構な数いるのではないかという気持であった。
新規勢力のセレズニアカンパニーは日本人好きじゃないだろとかいう勝手な思いこみで少ないと予想。
moですごい勝ってるマルドゥパルヘリオンはアブザンパルヘリオン使いがちょっと散って使うかな程度で数を分け合うんじゃないかな程度の印象。

上記からエニグマとデーモンが結構いてトップであろう果敢にも有利っぽい人間デッキはいいなと思い込むことに成功。

人間を使う中でアメリカRCで《マネドリ》を採用した青白人間が勝っていてそちらを使うか悩みはじめる。

最終的に下記の理由で青白人間の方を選択。
・青を入れて土地が弱くなることがマイナスになる組み合わせがイゼットフェニックスと赤黒果敢くらいしかないと思われた
・マネドリで容易に勝つ試合が増えやすくなり、実力以上のものがでやすくなる
細かいリストとかカードの説明は青白人間解説記事で書きますが、上記の理由で青白人間を選択。

デッキ登録までにやったこと(デッキ登録2日前~)

青白人間を選択したのがデッキ登録期限の2日前(火曜日)。
そっから突貫でリスト作って登録したのが水曜日夜。
一応サイドの漏れないか適当にサイドボードガイドをデッキ提出の2時間前くらいに完成させる。

完成させたのは上。
本番は全然違うことしてたマッチあるけどこれを作ることでサイドの不要杯や抜くカードいっぱいあるのに入れたいカードがないサイドを作らないかを事前に検討できるので、使う使わないに限らず作るようにしています。

これを知り合いに共有して一応意見ないか聞いて特になかったのでそのままで終わり。

大会前日

愛知に住んでいるので当日行ってもまあ間に合うレベルだったけど、ややしんどいのと飲みイベントありそうだから、仕事はするが前日入りするパターンに。
20:30くらいに静岡ついてウォーオブブレインズプレイヤーの知り合いたちと飲みに。
飲み終わって解散した後石黒さん生誕祭に行ってる友人が同じ宿でそいつに電話かけたら席空いてるから来れるよということで23:00ごろから合流。
ちょっと飲んでそのあと何人かと一緒にラーメン行くハチャメチャムーブして解散した。
こういうのも大きなイベントの楽しみではある。

チャンピオンズカップファイナルDay1

前日暴れすぎて軽い二日酔いを感じるところからスタート。
早めに現地入りして一緒に飲んでた人やそうでない知り合いに二日酔いの低い次元で生きてるあほを探しまわるも俺しかいないで涙していた。
ここでいろいろな人と話しまわって喉乾いて大量に水飲めたことで結構早く二日酔い覚めたのはよかった。

メタゲームブレイクダウン

ラクドス果敢が最多勢力なのは読み通りで、ラクドスや黒単デーモンが多いのも問題はない。
ただセレズニアカンパニーとマルドゥパルヘリオンが想像以上に多く、こいつらを交わさないといけないミニゲームが発生してしまった。
マルドゥパルヘリオンも多少いるので避けたいデッキが15%近くいて、しかも勝ち組になってもおかしくないと思えるメタゲームに見えたため、この時点ではちょっとテンション下がっています。
おまけに自分が選んだ青白人間は3名しかおらず選択をミスった男なのかという気持ちに。

戦績

1.マルパル ☓○☓
2.5Cニブ ○○
3.エニグマ ○☓○
4.ラクドス雄 ☓○○
5.黒単デーモン ○☓○
6.アブパル ○☓○
7.赤黒デーモン ○☓○
8.セレカン ☓☓
6−2

1ラウンド目当たりたくないと思っていたマルドゥパルヘリオンに当たりこれはダメかなと思ったが、そこから5ラウンド目まで有利だと思っているデッキに連続であたり4-1。
6ラウンド目は不利な相手だったが相手の手札と自分の手札がかみ合って勝利しこれで初めてのチャンピオンズカップファイナルday2がとりあえず確定。
そのあと(表示は黒単になっているが)赤黒デーモンをかなりついた展開で倒して、最後不利なセレズニアカンパニーにしっかりと蹂躙されて初日6-2で終了。
セレズニアカンパニー戦を除くとサイチェン後の先手すべて勝利することができており、青白人間というデッキのよいところが出ていたなという感じでした。

最終戦終了後

駅前の店どこも混んでたのとつかれてたためエキナカにある海鮮丼食って解散。
ホテル戻ったら1時間ほど即座に眠ってしまった。そのあとはムカついたから散歩してまた寝て翌日を迎えた。
この時点では2,3勝すればプロツアー狙えそうだなとかふんわり思っていた。

チャンピオンズカップファイナルDay2

前日と違って酒を入れていないので二日酔いもなくかなり調子の状態で会場へ。
会場ついた段階で対戦相手が出ていて確認すると苦手なセレズニアカンパニーとの組み合わせなことが判明し萎えスタート。
逆にここ負けて全勝条件かーとかなり気持ちが楽になったとか声には出してたし結構思っていた。

予選戦績

9.セレズニアカンパニー ○○
10.マルドゥパルヘリオン ○○
11.赤黒デーモン ○☓○
ID
8位抜け

とか言ってたらなんかセレズニアカンパニー相手にかみ合いで勝利し、そのあともマルドゥパルヘリオンにかなりついている感じで勝利。
11の赤黒デーモン戦は配信卓になって誰が見てもついているのがわかる展開で勝利してプロツアー権利がほぼ確定。

配信卓で勝利してWINNERになる実績解除


12Rは9-2以上の戦績が8人ちょうどしかおらずその人たち同士で当たっていたため、全員IDでベスト8と初めてのプロツアーが確定した。

予選終了~SE開始まで

IDした後そのあとの流れをジャッジから聞く時間があった。そこで隣になった(その後優勝する)JGさんにずっと相互フォローだったが話す機会がなかったのでこれを機会にと話しかけることに成功。
エリア予選やプレミアム予選結果まとめのスプレッドシート作っていて自己紹介楽でよかった。(実際それを知っていた)
説明終わった後はIDし同じくベスト8に入ったアマハラ(中原)は行動を共にしたり調整一緒にやったりと仲のいい人物だったので、次のラウンド始まるまで一緒に時間をつぶしていた。
2時を超えていたと思うが緊張と疲労と興奮のコンボで全然おなかは減っていなくてものは食べれる気しないし、のどはすごく乾いて水分大量にとって頻尿になるわで、この時点でいろいろと平常心ではなかった。
アマハラは軽食で焼きそば買っていたが、全然減っていなく、おなか減っていないのは同様だったように思う。

予選終了し順位が発表される。
オポが前日の最終ラウンドからずっと同じ成績の中で最下位状態と突っ走っていたため順位は8位。
それでもTOP8だからうれしさしかない。
TOP8で呼び出されたときに周囲に中がよくすでにチャンピオンズカップファイナルをドロップしていたプレイヤーなどが声援みたいな形で声をかけてくれてうれしかった。

上記動画の4:35:00くらいから
この辺の時はいったん落ち着いた気持ちになった。
TOP8発表で集合写真撮った後なんか友人から暴言部リストバンドという謎のアイテムをいただいたので、個人写真ではそれをつけて写真を撮った。


決勝トナメ

SE1.赤黒異形化 ○☓☓

配信卓に選ばれるも3戦目震えるプレイをして敗北。
やった後気が付いて終わった後いろんな人にあれはどうしてみたいに聞かれて素直に答えました。
でもみんな祝ってくれたり慰めてくれて感謝。

ここまでこれたのができすぎだったしプロツアーの権利は獲得できたしで文句なしです。
やらかしたプレイ時の精神状況などは有料部分を見てください。
金でも貰わないとあれを見返せない。

敗北後

ずっとトーナメントにで続けていたのでいろんなところにあいさつしていった。
皆に祝福の言葉もらえてうれしかった。
またプロツアーほどではないがエリア予選スキップできるのも非常にうれしく同じくすでに何かしらで抜けてる友人とかとならんで11月遊びに行こうぜ見たいな話しをしに行ってしまった。
この辺はテンション上がりすぎと決勝トナメのやらかしで情緒不安定になってたなと振り返ると思っています。

またプロツアー権利獲得した人や前回繰り越ししている人と少し話して一緒にドラフトやら情報共有できたらいいねとかの話も多少行った。

いろんなとこ挨拶した後はチャンピオンズカップファイナルに青白人間を持って行った友人の車が開いているとのことでその車に乗せてもらい帰宅した。

おわりに

チャンピオンズカップファイナルベスト8になった勢いで書いた文章をここまでお読みいただきありがとうございました。
メタゲーム読み切って適切なデッキを選んで勝ったというよりかは、手に合うデッキを選んだら流れが自分にあって結果的に勝てたって感じではありますが、プロツアー権利獲得したのでできる限り頑張りたいと思います。
今後も応援お願いします。
また今回協力してくれたり応援してくれた仲間たちは本当にありがとうございました。

質問などありましたらXの方までお願いします。
青白人間の解説は別記事(執筆中)の方も参考に願います。

また冒頭にも書きましたが、決勝トーナメントで行ったミスについての心理状況についてはこの後の有料部分に記載しています。
気になる方やそうではないですがプロツアーの渡航費カンパしてもいいという方は有料部分もお願いします。

 本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
 題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

有料言い訳コーナー

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