自転車のクランク(ペダルがくっついている棒)の外し方
今日は、自転車のペダルがくっついている棒の取り外し方です。
30年物の自転車を貰い受けました。分解清掃中です。
自転車のペダルがくっついている棒のことを「クランク」と呼びます。
このクランクを外さないことには、「ボトムブラケット」と呼ばれる回転軸の分解清掃が出来ません。
最近のクランクは、コッタレスクランクという形式で統一されているようです。(昔はコッタードクランクだったのが、コッタがなくなったようですが、私はコッタが何なのか知りません。肩が凝らずに外せるから??)
このコッタレスクランクは、正方形の突起に「クランク」が刺さっているだけの構造をしています。
このクランクは、外れない様にナットで締め付けられています。
正方形の突起はテーパー形状をしていますので、締め付けると圧力が掛かる様に出来ており、ナットで一度締め付けると、ナットを緩めても人力では引き抜けません。
そのため、特殊工具「クランクプーラー」が必要になります。
クランクプーラー・・・うーん。説明が難しいのですが、注射器みたいなものです。圧力が半端ないですから、ネジで廻して押し出すピストンとでも言いましょうか・・・
そのクランクプーラーをクランクのネジ山に取り付けて、そこに反力が掛かるようにに正方形の突起を押し付けてクランクを外すのです。
以下、注意点です。とても大事です。
★クランクのネジ山を全部クランクプーラーで埋めずに反力を取ると、クランクのネジ山が破損します。
このようになる理由は、クランクプーラーのピストンを一番上に上げて置かないからです。ピストンが邪魔して、それ以上ネジが回らなくなるので、「お!クランクのネジ山に全部入ったぞ!」と勘違いしてしまうのですね。
うーん。私の文章力で説明できる範囲の限界が来たようです。
百聞は一見に如かず。
クランクを外したい方は、動画をご覧ください。
(外したくない方も、ぜひ動画をご覧ください)
ボトムブラケットにアクセスしない方でも、チェーンリングや、フロントディレイラーの清掃がしやすくなりますよ。
(動画のタイトルは、ゲラ師匠の教わった文字です。3Dから変更してみました~♪)
それでは、また。
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