ダッチオーブンを家でオーブンとして使うには卓上IHを逆さまにすればよい
《ダッチは家で、オーブンとして使えない》
ダッチオーブンって、家ではオーブンとして使えないぞ!と残念に思われている方、いらっしゃいませんか?
屋外では、蓋(=リッド)の上に薪、炭を置けば上火(天火)になります。
でも、家の中ではさすがに、薪・炭というのは難しいですよね。
そんな理由で、家の中では鍋&フライパンの代わりにしかなりません。
家には鍋・フライパンの本家があるのに、わざわざ重いダッチオーブンを用いるということは少なくなり、いつの間にか、さび付いていくのです・・・
ちなみに、ユニフレームからダッチオーブン用の電気式上火が発売されていた時期もあります。今は発売されていない様です。
オーブンとして一般的なのは、電子レンジ一体型、もしくはガスオーブンでしょうか?
電子レンジ一体型オーブンは、電気代もかさみ、使用後すぐにはレンジが使えないという不便があります。ガスオーブンは場所をとります。
ダッチオーブンがオーブンとして機能してくれたらいいのに〜!と思いますよね?
《卓上IHを逆さにすれば、上火に出来る》
安心してください。
卓上IHを逆さにすれば、上火として用いることが出来るので、家でもオーブンとして使えます。
このシステムの詳細は動画でご確認ください。
この使い方は、本来の使い方から逸脱しておりますので、自己責任で、ご使用下さい。(もしかしたら、逆さ使い対応IHがあるのかも?)
《卓上IHを使うためにクリアすべき条件がある》
でも、リッド(蓋)、ポット(鍋)だけでは、卓上IHが使えません。
なぜか?
IHを用いるためには、蓋が平たくなければならないからです。
ダッチオーブンの蓋には、取っ手がありますし、薪、炭が落ちないようにリブが付いています。この蓋の形状ではIHが使えないのです。
クリアすべき条件とは「上面が平たい」ということなのです。
《解決策は2つ》
まず1つ目。
リッドを土台にし、ポッドを蓋にする・・・すなわち、逆さまに置けば、上は平になります。
このために必要なのは、リッド(蓋)を安定させて置くための五徳です。
このシステムの弱点は、水気のあるものが扱えないという点です。
蓋を下にするのですから、堤の高さはほぼゼロ。
アルミ箔で堤を作れば、ある程度ならOKですが、不安は残りますよね?
《お薦めの解決策》
そこで、底面が平らな同径のスキレットを購入することをお薦めします。
引用:スノーピークホームページより
上図のようなシステムであれば、上火にIHが使えます。
ポットが土台になっていますので、汁物でも扱えます。
今回のお料理動画はこのシステムを用いています。
しかしながら、このシステムにも弱点はあります。
それは、オーブン内が広すぎることです。
丸鶏を焼くなら、このシステムが最適でしょう。
しかしながら、年に何度、鶏の丸焼きを作るでしょう??
オーブンは基本的に、下火よりも上火の方が強くなければなりません。
(熱は上昇しますから。)
パン等を焼く時には、このシステムでは上火が離れすぎてしまうのです。
上図のような状態にしたいのです。惜しいですね。これ・・・
このようにスキレットを置いてしまうと、IHが使えないのです。
《スキレット+五徳があれば新システムが作れる》
水気の多いものは、上記のシステムに任せるしかありません。
ポットを土台に使ってしまうと、残る平たいものとは、スキレットしかありませんから。
しかしながら、パン等を焼くときに最適なシステムが他にあります。リッド(蓋)を土台にし、スキレットを蓋として用いるのです。
そうすれば、かなり上火がパン等に近くなりますし、オーブン容積も先ほどのシステムの1/3~1/4程度になります。
そのため、庫内の温度上昇は、格段に速くなり、経済的です。
《私のダッチオーブンは・・・》
ご参考までに、私の使用している製品をご紹介しようと思ったのですが、私のダッチオーブンはもう、売られていないようです。
一番近いものを載せておきました。
軽い??
バージョンアップして軽くなったのかもしれません。
私のダッチオーブンはスキレットを含めて6kgくらいあると思います。
あと、ポットの底がこんなに丸くありません。
バージョンアップによりお米が対流しやすそうな形になったの?・・・お釜みたいですね。
《お料理の説明??》
いや、もう、なんにもしない料理ですので、綴ることがありません・・・
ここまでお読み頂いて興味が湧いてきた方は、ぜひ、動画もご視聴くださいませ。
では、また。