
Photo by
rinka1014
検流計は電流の流れる向きに針が振れる
未だ、受験の真っ最中。
先日は、CVT(無段変速機)のスタート時のプーリーの開き具合に関する問題に間違いがあることに気が付きました。
(出題された学校にも問い合わせ確認を行いました。)
本日、検流計の過去問に過ちがあることに気が付きました。
表紙絵は電流計でして、電流の大きさしか分かりませんが、検流計とは電流の流れる向きまで分かるという代物です。
(本当は検流計を表紙絵に載せたかったのですが、うちにはありません)
検流計は電流計とメモリが異なり、中心がゼロとなっていて、両側に行くほど大きな値となっています。
電流計のメモリは、左端がゼロで右に行くほど大きな値となっています。
で、検流計の針は電流の流れる向きに振れるのですが、
過去問では、明らかに電流が左向きに流れているのに、検流計が右に振れたという条件の問題が出題されています。(電磁誘導の問題)
で、条件を逆にしたら、検流計はどちらに振れますか?という問いなのですが・・・
そりゃ、さっき右に振れていたんなら、逆の左に決まってるんでしょうけど、問題文の条件にある検流計が右に振れたという部分・・・気になります。
完全にこの検流計は内部回路が逆に接続されている不具合品ですね。
もしくは、検流計を上下逆さまに見て右に振れていたのかもしれません。
この問題の場合、検流計のことに詳しくない子供たちの方が有利です。
検流計のことを知っていれば知っているほど、頭の中に「ハテナ?」が渦巻きます。
受験問題作成時に学校側が見落として、さらに過去問製作会社が解答を作るときにも見落として・・・ということなのでしょうか?
中学受験とはいえ、子供たちのこれからの人生の大きな分岐点であることは間違いないので、もう少し、ちゃんとした問題を出題して欲しいものです。
では、また。