M&Aによる引継ぎも一段落して久しぶりに投稿いたします
日本の世の中は厳寒ですが、零細事業経営者の皆様の天気は冬晴れですか?大雪ですか?
コロナ自粛も、政府がついにコロナ感染対策を各自でしながら経済を回す方向に舵を切りましたね☺
その影響で皆様のお仕事は、追い風になってますか?アゲインストの風になっていますか?
小職ですが、夏に事業承継の契約を完了し、その後事業を承継会社に引き継いで貰うための業務を粛々と行っている半年となりました。
この半年は、拡販の営業もプレゼンもしておりません。せいぜいメールと企画書をクライアントに送る程度です。
なんせ、もう自分が立ち上げたこの事業は他社の事業に渦ありますから。粛々と残務整理と引継ぎ、節税対策をするのみと心掛けました。
親の介護もあり、当方も長年のハードワークの影響で体調を崩し、当初は承継したことに後悔とまだまだ数字は伸ばせるといった気持ちではありましたが、今は承継をして良かったとじわじわ感じております。
今日はM&Aで、行って良かった事、もっとこうすれば良かったなあと感じた事を書き連ねて終わりたいと思います。
まず、私がM&Aを本気で考えた理由を述べたいと思います。
生業が俗にいう製造業です。実は製造業をやる気はそれほど無かったのですが、問屋のように卸してリベートをいただく商売を最初していた際、ニーズにあった製品をメーカーがなかなか持っていない。ならば、それを開発するように相談をしても、なかなか底まで動いてくれ無かった(なにせ、起業したてのどこの馬の骨か解らないような個人事業所の人相の悪いオッサンでしたから当然ですわ。
だったら、在庫を抱えても自分とこで作ろうと始めたのが今の生業です。
製造を始めて分かる事は、無理な数字を追いかけなければ、そこまで下請けいじめもされないという事と、無理のない設備投資がスタートアップは絶対条件という事ですかね。
最初に負担のかかる設備を入れると、それの支払いや、家賃、ましてや人を入れたら人件費もかかりますので、どうしても大きな数字の取れる仕事を目指し、粗利率の妥協、留め置きや仕掛品等の管理なんかの無駄な仕事や課題が生まれますから。
当初は余裕のある仕事で確実な入金と粗利率をクリアできる仕事を探すほうが多少売上げ構築が難しくてもその道で進んで良かったと思います。
商売の基本はロジック思考
商売は羅針盤がないと方向性が見いだせなくなりますし、人生の方向性まで影響しますよね。
だから、小職のような凡人は、起業当初からロジカルに計画を立て、それがクリア出来れば次のステップ、無理と分かれば素早く撤退の繰り返しで売上げを伸ばしてきました。
まずは、事業をどのようなペルソナで擬人化してクライアントに発信するか。その為に必要な最低限の準備、売上げが少しづつ伸びれば設備を少しづつ増強する。年に1つは、新しい冒険のための販管費をしっかり使う。
この事を毎年雪だるまを作るようにコツコツとやってきて今に至ります。
ただ、これだけでは商売に旨味はでません。
もう一つ俯瞰で世の中の流れ、経済の行き先、為政者が何を考えているのか?商売をしている先の総意(コンセンサス)はどのように集約されるのか。。。
小職のような小さな商売でもこれを基軸にすれば従業員に人並み以上の報酬を払っても一財産は残せる事が分かりました☺
どこかの国のプライムミニスターが。。。
防衛費増強のために増税が必要だとか。。
雇用保険料の負荷を増やすだとか。。。
どう考えてもコストアップの為のやむを得ないインフレ傾向の中、物価上昇を上回る賃上げが経営者の責務のような世論形成とか。。。。
なかなか、厳しい環境になってますね。
小職はイデオロギーには全く興味ございませんし、主張はいたしませんが、この流れって既に民主党政権の後の安倍政権の頃からずーっと変ってないと思いませんか??
当時も、景気回復と日本経済と産業を復活させるためと言って、黒田総裁と組み円を刷り、円高から円安局面に変化させ、金利を下げて、国家が日本株を買いまくって株価が上がりアベノミクスと呼ばれる景気回復期待の時期がありました。
当然、円安になり株高になれば、上場企業や輸出をコンテンツにしている企業は円安差益と輸出競争力が高まり、鼻くそほじくっても、経常利益が大きく伸びるでしょうね。
その際は、小職も日本株で多少なり儲けさせて頂きました。ごッツァンです😀
その際、恩恵を受けたのは、インバウンド関連の事業者ですかね。。うちの事業はあまり恩恵はなかったですが、その際、安倍首相は、経団連の会頭に日本の景気高揚のために、ベースアップをぜひして下さい!って今の同じ事を10年以上前にも言ってるんですね。
良いこともありました、超過労働をさせる事業者が摘発され、ブラック企業が確実に減りました。子育て休暇も男性も取りやすくなり、今はそれが普通になっております。労働者の権利が認知されたのは、アベノミクスと安倍首相の貢献だと思います。(何故か労働者側からは人気がないようですが)
ただ、権利があれば義務も発生するのが自由経済なんですが。。
製造業の場合特にそうですが、確実に生産性を上げないと事業は継続しないんですね。あと、優秀な人には、納得してもらえる報酬を払って囲い込みをしたいのですが、その原資だって厳しくなります。
だから、当時は、ITや人口知能の未来なんて言ってたけど、大して進んでないのよ。
従業員のスキルアップをどれだけ図れるか?どれだけそれができる人材がいるのか。。。難しい問題ですねえ。
それを乗り越える事ができるのも経営者の覚悟次第です。
儲からない仕事を断る勇気。それによって辞めていただくか、配置転換を余儀なくされる従業員に対する向き合い方。
思い切って本業さえも外注に任せるくらいの合理化思考。。
また続きは徒然に書き綴りたいと思います。
それでは寒さと大雪にご注意下さいませ
震災のボランティアで行った牡鹿半島を縦断する県道2号線沿いであったかい食べ物を供給できるお店をすることがライフワークの目標です!近くに飲食するところがないトラックドライバーや地元の人に喜んでもらえるところを作りたいです!