私とイチと将棋3
過去の話の続き
イチ、4歳半〜4歳7ヶ月の頃
将棋教室の体験に行ったのが平成31年4月6日のこと。この頃のメモによると、イチは1日に3手詰めを10〜20問ほど解いていたらしい。
4月8日に詰め将棋本を解き始めて、4月16日に160問解き終えている(1手詰め含む)。その後は5手詰めを解き始めている。
また、4月17日には面白いメモが残っていた。
4月17日雑記
ところで、こども達はお父さん(私)が世界で一番将棋が強いと思っているらしい。
なんども、「お父さんは将棋界では弱いほうだ」と説明しているのだが…
私はこどもにとってはRPGの最初のボスみたいなものかもしれない。
確かに、この日まで私がイチ(とサク)に将棋で負けた記録はない。ずいぶんと狭い世界だが、それなりに尊厳を保っていたようだ。
そして、初めてイチが私に勝った記録はその10日後に出てくる。
4月27日
[イチ]
朝、3手詰めを14問
基本手筋を10問
夜、3手詰めを4問
5手詰めを5問
基本手筋を6問
父と一局(イチ勝利。振り飛車穴熊を試みるも作らせてもらえず)
となっている。
私は負けはしたが、自分が新しいことを試みたために負けたのだ、と少し言い訳っぽい感じがする。
ただ、これが5月になると勝ったり負けたりと互角になってくる。それから、たまに将棋イベントに顔を出すようになり、「世界は広い」ということを知るようになる。
つづく