20230202 リリさんの2年目ワクチンの大乱闘的顛末
※猫に噛まれた傷跡写真あり。注意。
先週、リリ(1歳5ヶ月)をワクチン接種に連れて行こうとしたら、阿鼻叫喚の肉弾戦に発展致しました。私は最初から厚手の台所手袋して、タオル越しに戦いましたが、その上から両手で合計6箇所、噛まれましたです。
穴の数なら12個ですね。
もうコイツには20回くらい噛まれている気がします。
普段は基本、触らせないツンツン猫なので食事の時だけ撫でられるんですが、そういう時は嫌そうではあっても噛まないんですけどね。
キャリーバッグを見た途端、ヤンキー・チンピラスイッチが入ってしまいました。
ツンツン突っ張ってて、小さくて毛の色が金色っぽいので、普段からヤンキーリリと呼んでいます。
正月初めにパコが同じキャリーバッグに大声あげて詰め込まれ(パコは暴れる時も爪や牙は出ません。今までの猫、露子やふうと同じ)ているのを見ていたからかも。
それに、リリはパコを親猫の位置で見ていて、いつも尻尾直角! 完全リスペクトしているのです。
一方でオバサンの方はご飯とトイレ掃除の下僕と思っている節があるのです……。その割には私の食事時はかわいい声でそばまでおねだりに来るんですけどね。
毎日、布団に入ってきて一緒に寝る、デレデレ猫パコとは正反対の、ツンツンの極み猫です。
さて、もう事件は起きてしまいました。「ここまで噛まれても、もうここまでやられたんだ。ここで諦めたらどうにもならん。2度目はない!」と強気で対処。
とりあえず、最初は洗濯袋とソフトキャリーで行く予定でしたが、噛まれて失敗したので、放り込みやすいドーム型のキャリーの方へ投げ入れました。
パコが「いや〜、オバサンもリリちゃんもやめてぇ〜、怖いよぉ〜!」と部屋の隅で怯えてました。帰宅後、いないので探したら私の布団の中で震えていました。
……不憫で可哀想だったので、帰宅後に謝りました。
まあ、でっかい方がデレデレ猫でよかったです。
乱闘後、私は流水で傷を洗い、アルコールスプレーを掛けまくり、開腹手術の時に傷跡が治りやすいと紹介されて以来、水仕事しても剥がれず、傷口もふやけないので愛用している3Mのマイクロポアテープで処置して出かけました。
生まれてこのかた、傷が膿んだ事がない私ですが、感染症も心配でしたので、帰宅後に抗生物質の軟膏を塗って、もう一回マイクロポアテープで処置しました。
今日で一週間ですが、内出血で一部皮膚が黄色くなってますが、ほぼ治りました。
私の方も乱闘でアドレナリンが出てて、ワクチン受けさせて帰宅するまでちっとも痛くありませんでした。
人体ってすごい。
動物病院がうちから徒歩5分でよかったです。
病院に着いたら、リリの左手やらキャリーの縁やらが血まみれで、先生に「これはどちらの血……?」と聞かれました。
「衛生的に問題がある状態で来てしまい、申し訳ございません。……私のです」とお答えしました。
先生の方が「洗う時、痛かったでしょう? それ?」と聞いてくれましたが、アドレナリン緊急放出が早いらしい私は、2時間くらいはちっとも痛くなかったです。
リリは去勢手術後に同じ病院でひと暴れして怪我人を出しているので、保定も獣医さん用の長くて分厚い革手袋をお借りして、私がしました。
ホント、幼顔で人を騙すこのヤンキー猫、なんとかもう少し丸くなってもらわないと、病気になった時に投薬などが出来ないので困ります。子猫の時は噛まれながらもなんとかやりましたが、やっぱり小さいとはいえ成猫は力が違います。(一応、帰宅してから対動物用革手袋と、猫用口輪的なのをポチりました)
大人2人には勝てないと悟ったのか、流石のヤンキーリリも、病院では素直に私に襟首と背中掴まれてうつ伏せに押さえられ、ワクチンブスッと出来ました。
体重3.8キロ。
リリは体重6.18キロからダイエットして5.02キロになったパコよりも、まだ一回り以上小さいです。
帰宅後はパコとレスリングされるといけないので、ケージに入っていただきました。ケロッとした顔しよって! 絶対に来年までにヤンキー卒業させちゃるぞ。
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