わたしがシェアハウスに住み続ける理由
わたしは人といることが好きだ。自分1人になる時間はお風呂に入っているときと寝るときくらいで十分。人がいる時は自分の時間よりも人と居られる時間をいつも優先してきた。だからそんなわたしにはいつも誰かがいるシェアハウスはやっぱり合っていたのだと思う。でもそれ以上にわたしが好きだったのはシェアメイトだから築ける距離感と関係性だ。
シェアハウスに引っ越したんだというと決まって言われるのが、えっ知らない人達と?友達じゃなくて?わたし的には一緒に住むのはシェアメイトであって、友達ではない。逆にいうとお出かけしたり外へ飲みに行くのは友達であって、シェアメイトではない。だから知らない人と住むことで友達とは違うシェアメイトの関係性を築いていくのが醍醐味だと思ってるのだけど、これは一般的な感覚ではないらしい。でもそれと同時にわたしはこの関係性を求めてシェアハウスに住み続けるのかもしれないと気付いた。
ただいまおかえりと毎日言い合って、ごはんを一緒に食べて、他愛もないおしゃべりして、ひまだからってリビングで映画見たりボードゲームしたりして、時には一緒に運動して汗を流して。
リビングで気付いたらお昼寝してたり、作りすぎたからってご飯分け合ったり、半身浴しながら女子トークしてみんなを待たせて怒られたり、誰かがギターを弾き語っているのに合わせてみんなで歌ったり。
そう、それぞれの日常が混ざり合っていく感覚。いつどこでなにをやろうっていう計画も約束もなくて、そのとき誰かのやってることにそのときその場にいる人達が加わって、いつのまにかみんなで何かをやっている。それが振り返るとたくさんの思い出になっている。そのときその場所でそのメンバーでしか作れなかった相乗効果でできた思い出達。わたしはこの刹那的な毎日がとても好きなんだと気付いた。
刹那的な毎日はいつも予想がつかなくて、その時間を共有できたことは個人的には奇跡だと思う。住人が入れ替わる中で、同じメンバーで同じことができることはもうないからだ。
シェアハウスの生活は毎日が旅のようで、
毎日新しい発見や出会いがある。
そんな毎日がとても愛おしくて、
わたしはシェアハウスをやめられない。
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