見出し画像

着飾るだけじゃない服の楽しみ方

「洋服はお洒落を楽しむためのもの」
多くの人がそう考えているかもしれない。

実際に私もその一人だった。中学の時からお洒落に目覚め、40代になった今でも変わらず理想の着こなしを追い求め続ける日々。

しかし、ある時を境に私は洋服を着こなすだけでなく、もう一つの視点を持つようになった。

それは、洋服を「育てる」という考え方。
20代の頃、革靴との出会いがきっかけで、手入れしながら長くモノを愛用しする魅力に取りつかれていったのだ。

使い込んでいくことで現れるシワや風合いの変化、自分の体に馴染んでいく過程を味わっているときの高揚感は何物にも代えがたいものである。

ただのモノが、唯一無二の存在へと変化していく…

それ以来、自分が洋服を選ぶ基準はファッション性だけではなく、「この先長く着られるかどうか」を重視するようになった。
本当に気に入ったものだけを吟味して買うことで、いつの間にか、良いものを見極める目も養われてきたようにも感じる。

お気に入りのものだけに囲まれて暮らすことで心は満たされ、その人らしさが生まれてくる。
たとえシンプルな装いであっても、その人ならではの個性が滲み出る。内面を磨くことで、見た目も洗練されていく…それが、私が思い描く理想の姿なだ。

自身の経験から、服を大切にすること=自分と向き合うことだと感じている。私にとって洋服は、自分の内面と深く繋がれるかけがえのない存在。

使い捨てではない洋服の魅力がそこにはある。「育てる」という視点を知ったことで、ファッションとの向き合い方だけでなく、自分自身との向き合い方も深まったように思う。

だから、大切にしている服や靴といっしょにこれから年を重ねていきたい。

たくさんの服は必要ない。
好きなモノやこれからずっと自分が大切にしていきたいとモノだけを厳選していく。そうしたら、クローゼットは自然も洗練されていく。

一着一着と真剣に向き合う。それは、洋服を単なる消耗品として捉えるのとは正反対の感覚。ぜひ、この感覚を味わっていただきたいと思い、noteに自分の想いを綴ってみた。

もし、あなたが以下に当てはまっていたら、「洋服を育てる」魅力に取り憑かれるかもしれません。

  • モノを大切にする人

  • 一つのことに没頭するのが好きな人

  • こだわりが強い人

なぜなら、私がそうだったから。
こんな自分だけの洋服の楽しみ方を見つけてみませんか?

いいなと思ったら応援しよう!