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「tiny desk concerts JAPAN」に翻弄された(?)2024年の私と音楽

今年3月からNHK総合でスタートした「tiny desk concerts JAPAN」。
申し訳ないことに本家NPRのtiny deskは全く知らなかったし(私は洋楽に疎い)、日本版もすべての回をじっくり見てるわけではないんだけど、3月の第1回から現在まで、次は誰が出演するのか本当に楽しみにしていた番組だった。

12月9日オンエアの「やのとあがつま」(矢野顕子と上妻宏光のユニット)を最後に、総合テレビでの放送は終了となるらしいんだけど…………
ここまで良質な音楽番組はそうないし、たった9ヶ月のオンエアではまだまだ日本のお茶の間リスナーには届いてるとは言えない。
不定期で構わないから総合テレビで(総合テレビで! ここがポイント)放映を続けてほしいと願わずにいられない。

第1回が藤井風さんだったから見始めたんだと言われればまあその通りなんだけど、風さんの圧倒的なパフォーマンスに続いたKIRINJIがこれまた圧巻のライブを見せてくれたことで、「こーれは目を離せない番組になる!」と確信し、以来ずっと気にしていた。
KIRINJIについてはこちらの記事で↓↓↓

さて、全11回、実に個性的なアーティストが登場したんだけど、その中でも私的MVPを挙げるなら、
ROTH BART BARON になるだろうか。
本当に申し訳ないことに、それまで彼らのことは全く知らなかった。
「ついにとうとう、全然知らないバンドが出てきちゃったな……💦」という印象だった。
だけど、知らないからといって、観ないのも残念な気がして、総合テレビでの放送の前に、NHK WORLD-JAPANのサイト内でのオンエアを見た。
えっ…………
この人たち…………
めっちゃいいんじゃないの!?…………
本当に無理なく、すーーーっと私の中に入っていく…………
力強い、しかし押しつけがましくない滋味豊かなバンドサウンド、ホーンが入ることによる独特の温かみ、簡潔で美しいメロディー、簡素な言葉で深い世界観を綴る歌詞、ファルセットを多用した不思議な説得力のあるヴォーカル…………
のちに夫からも「reinoが好きになる要素満載やな」とまで言われた、本当になんで今の今まで知らなかったのか不思議で仕方ない、そんな衝撃MAXの出会いだった。
以来、youtubeでMVやライブ映像を見まくるのは当然として、「どっかに載ってないかな」と手持ちの音楽雑誌をパラパラ検索したらば、カーネーションとKIRINJI目当てで買ったミュージックマガジン2021年12月号に、カーネーションやKIRINJIと同じ大きさでどーんと載ってるじゃないですか!!
をいをい、私の目は節穴かっての(;´д`)
しかも記事、レビューともに絶賛の嵐。
五十路を前にして、またしても新たな推しとの出会いを果たしてしまった。
こういうことがあるからこそ、やっぱりこの番組にはもっと継続してほしいのである。
まあ観てくださいな↓↓↓

さて、仕事の憂さを音楽で晴らし続けた私の2024年も終わろうとしています。皆様にとってはどのような一年だったでしょうか。
2025年も、対外的にいろんなことがあっても、心だけは豊かに保って生きていきたいと願っています。
傍らにいつも音楽を。
では皆様、良いお年を👋

(2025.2.3追記)
そんなtiny desk concerts JAPANだけれど、出演アーティストによって、取り扱いがバラバラなのが気になっていた。
本家NPRのyoutubeに掲載されてるアーティスト、NHK MUSICのyoutubeチャンネルに全編掲載されてるアーティスト、1曲しか掲載されてないアーティスト、NHK WORLD-JAPANには掲載されてるけどyoutubeでは1曲しか見られないアーティスト、NHK WORLD-JAPANに掲載されてないアーティスト…………。
特に、くるりをフルで見ることができる場所がどこにもなく(youtubeにも1曲だけとか)気を揉んでいたんだけど、今年に入り1月26日、やっとNHK WORLD-JAPANにフルで掲載され、ほっとしたところである。
総合テレビのオンエアを見逃したくるりファンは歓喜してるんじゃないだろうか。
QUBITと「やのとあがつま」もフルで見られるようにしてもらって、さらにseason 2 といこうじゃありませんか。tiny deskという場で見たいアーティストいっぱいいるもん…………。

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