アプリ内広告もブロックできる無料の広告ブロックアプリ『AdAway』

AdAwayはWebブラウザを含む各アプリの広告を自動で除去してくれる無料のAndroid向け広告ブロックアプリです。

ブラウザの拡張機能とは違ってスマートフォン用の単独のクライアントアプリであらゆるアプリ内広告も除去してくれます。

同様のアプリではセキュリティ関連企業が提供する場合が多いですが、このAdAwayは有志がボランティアで開発し提供しているものであるため企業のビジネス的意向に左右されることがなく安定して機能しています。

さらに、アプリの中身である設計図を公開するというオープンソースで開発されているので、透明性が非常に高いのも特長です。

もうひとつの利点は設定が非常に簡単であること。ほとんど初期設定のままで大半の期待する機能がそのまま動きます。

【導入のやり方】

Google Playではなぜか提供されていませんので、F-Droidという別のストアアプリかその公式サイトから自分でアプリのファイルを直接ダウンロードしてインストールする必要があります。

ここではアプリのAPKファイルをダウンロードする方法を説明します。まずF-Droidサイト内のAdAwayページへアクセスします。

https://f-droid.org/packages/org.adaway/

最初に表示されている「F-Droidをダウンロード」はあくまでF-DroidストアアプリのAPKファイルのことなので、さらにその下にある「APKをダウンロード」をタッチしてAdAwayの該当ファイルをダウンロードします。

あとはこのAPKファイルを開くだけです。おそらく大半の環境で警告が出るでしょうが、安全なアプリですのでそのままインストールを続行しましょう(場合によってはAndroidの設定変更が部分的に必要かもしれません)。

すると広告ブロックの方法を選択する画面になるはずです。Root関連のほうはAndroidシステムのルート化(iOSでいうjailbreak)が必要となってしまうので、右側のVPNのほうを選びます。

これだけです。本当にこれだけでWebサイトだけでなくローカルにインストールしたクライアントアプリ内の広告までほとんどのものをきれいに除去してくれます。

【各種設定】

普通に使う分には初期設定のままでなんら問題はありませんが、以下ではあえて各種設定の方法を説明します。

・禁止

ブロックするドメインを追加します。+のアイコンをタッチしてサブドメイン単位で指定します。URL単位では指定できません。

・許可

ブロックしないドメインを追加します。これも+のアイコンをタッチしてサブドメイン単位で指定します。URL単位では指定できません。

・IPv6対応

アプリのホーム画面左下にあるメニューのアイコンをタッチ
→設定
→IPv6サポートの有効化

【おわりに】

これまでスマートフォン界隈では広告ブロックアプリのデファクトスタンダードといわれていたAdGuardがアプリ内広告の削除を有料化するという改悪を行いました。

一方のBlockadaはAdAwayと同じくオープンソースではあるものの、無料版は古いバージョンのアプリのみという制約があります。

現状もっともオススメできるのは将来性も含めて今回のAdAwayであることはまちがいないでしょう。

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