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「私」←これを正しく表現する言葉、ありますか?

中学生の頃から思っていたんですけど、
一生物書きをしている人ってまじの変態じゃないですか?

言葉って、あらゆる表現方法の中でも特に伝わりやすいものだけど、
その分間違って伝わってしまうことも多いし、
言葉を上手に使いこなすってすごく難しい。

言葉という1番伝わりやすいけど伝わりにくい媒体で表現し続ける勇気、
まじの変態で天才じゃないと持ち続けられないよなーって
太宰治の文学史を聞きながら思ってました。
都会の片隅で燻っている中学生に評価されなくても太宰治は天才なんですけど。
言わずもがな。

今回はそんな「言葉」と、セクシャリティについての話をしたいと思います。  



私は「ジェンダーレス パーソナルカラー診断」という
性別の枠にとらわれずにパーソナルカラーを使っておしゃれを楽しもう!
という取り組みをしているんですが、
このようなジェンダーに関するお仕事をしていると、
私のセクシャリティや性自認について聞いていただけることがよくあります。

そんな時、大体
「多分Xジェンダーだと思います…?🤔」
とふわっとしたお答えをしてしまいます。

正確に言うと、
「男性では無いから、どちらかと言えば女性なのかなーーーと思う。🤔
でも、女性です!と断言するのも違うんだよねー。🤔
そもそも男性と女性で世界を二分するのには違和感があるから何とも言えないんだよなーー。🤔
うーーんどっちも違う気がする…。🤔」
とお答えするのが私の性自認に近い回答なような気もするのですが。

なかなか初対面の方にこれをお話するタイミングも無いので、結果的に「Xジェンダー(多分)です。」と自己紹介することが多くなるんですよねえ。


性自認を正確に言葉にするって結構難しいですよね。

私は太宰治のような変態性も天才性も持ち合わせていないけれど
少なからず言葉を使わないと世の中を生きていくのに不便なので
便宜上「Xジェンダー(多分)です。」と答えることにしているのですが、
特に特定のセクシャリティを名乗ることにこだわる必要もないのかなー、と
最近思っています。


SNSで自分に近い悩みを持っている人を見つけたり、 分かりやすく他人に自己紹介したりときには、自分の肩書きとして特定のセクシャリティを名乗るのは便利だけど、自分が自分の心を理解する時には、特定の名前は必要ないのかな、と思います。
自分がどこかのセクシャリティに当てはまりにいく必要もないし、特に断言する必要もないんじゃないかしら、と思うのです。

セクシャルマイノリティが病気や異常なものとして取り扱われていた時代に、名前をつけることで存在を説明してきた過去は忘れずにいたいけどね。


数年前までは、「自分は女性じゃない気がする→じゃあXジェンダーだ!」と考えた結果、
「『女らしい』服着てたらXジェンダーさんになれないのかな、どうしよう?!」とか思ったりしてたんですけど、
よく考えたらそれもおかしいし突っ込みどころ多すぎるよね。

私を表現する言葉があるだけで、言葉に私が当てはまりにいく必要はないんだよね。



なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、
少しはあなたに私の考えをお伝えできたでしょうか?

言葉と共に生きていくってすごく難しくて、
言葉によって自分が縛られて苦しくなってしまうこともある。
でもいろんな言葉に救われてきた自分がいるのも事実。

だからこそ、上手に言葉と向き合うことで
自分という人間と見つめあえたらいいな。と思います。



このnote、きちんと言葉使えてますか?!
あなたから見て訳わからない文章になってないですか?!
不安!!!!!!!
言葉を上手に使える人になりたい!!!!!!
やっぱすげえな太宰治!!!!!!!!!!!!

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