ニンテンドーネットワークの代替サーバー「Pretendo」

最近ニンテンドーネットワークのサービスが終了し、Wii Uと3DS/2DSの終焉となったのですが代替サーバーである「Pretendo」が公開されています。


Pretendoとは?

ニンテンドーネットワークの代替サーバーです。
このプロジェクトはオープンソースで開発されており、日々更新されています。サービスの説明にもありますが、クリーン(つまり健全)である事や無料である点がポイントです。GitHub内でソースも公開されています。
オープンソースなので派生となる存在も出てくるかもしれませんね。

Pretendo Networkのリポジトリ

Pretendoの接続方法は?

パターンは2通りになります。

  • 3DS/2DS、Wii UをハックしてPretendoを接続先に変更するパッチャーを使う

  • DNSを使って接続先を変更する(Wii U限定)

になります。
本体のハックは色々とされてる状態なので単体でやれるレベルになっています。「本体を弄るのはちょっと…」と思う方はDNSを使ったパターンで使ってください。(Wii U限定ですが…
因みにですが、本体を弄る事を要しないDNSのやり方ですが、アクセス可能な範囲に制限が存在するので完全に動作しない可能性があります。
Wii Uのネットワーク接続の設定でプライマリDNSを「88.198.140.154」にしてやるとPretendoに接続される設定となります。セカンダリはGoogle DNSなり、Cloudflare DNSなり、AdGuard DNSなり自由にしてください。

Wii Uをハックしていなくても使える理由について

これはWii UのFW v5.5.5に存在するSSLの脆弱性を使ってアクセス先を変更するというやり方で実現させています。脆弱性を使っているのでFWの更新が入った場合は使えなくなる可能性があります。脆弱性はSSSLという名前でGitHubに公開されています。

SSSLのリポジトリ

ハック済みの環境の場合

各種にパッチャーが公開されています。
Homebrewを実行で「ニンテンドーネットワーク」か「Pretendo」に接続するかが選択できます。eShopで購入した物の再ダウンロード、アップデートのダウンロードを行なう場合はパッチャーを起動してニンテンドーネットワークに一旦戻す必要があります。

Inkay (Wii U用)
nimbus (3DS/2DS用)

NNIDとPNID

ニンテンドーネットワークではNNIDを使ってやり取りをしますが、PretendoではNNIDに代わるPNIDを新しく作る必要があります。PNIDはNNIDの新規作成を開く事でそのまま作成できます。表示上はニンテンドーネットワークですが、規約を確認するとPretendoに関する規約に置き換わっています。NNIDからPNIDにそのまま移行させるシステムは実現できなくはないらしいのですが、機密なデータを使うらしいので実装はしないそうです。

Miiverseに代わるコミュニティ機能

ニンテンドーネットワークのサービスが終わる前にお亡くなりになったサービスである「Miiverse」を実質的に復活させる機能も存在します。
Miiverseを選択すると代替となるサービスである「Juxtaposition」が開かれます。ゲームに関する投稿やコミュニティの参加、イラストの投稿、フレンドとのメッセージ送信などがやれる…はずなのですが、まだ発展途上なのか404が出る部分やセットアップの説明の日本語に違和感があったりします。Juxtapositionは追々、PC上でも閲覧が可能になるようです。

Juxtaposition

ベータサーバーの接続

PNIDのアップグレード(サブスクリプション)をする事で支援をした特典としてベータサーバーの接続のアクセスができるようになったりします。通常のサーバーより快適かもしれません。他にも対応をさせている途中なタイトルのオンラインプレイを先行してやれるかもしれません。

Discordでの最新情報の確認やチャット

Pretendoは公式でDiscordのサーバーを立てていたりします。
最新情報を確認したり、ユーザーや開発者とのチャットができます。
…ですが、やり取りは英語のみで国ごとにチャンネルを分けてくれてなかったりします。

Discordサーバーに参加

WiiとDSのWi-Fiコネクションは?

Wiimmfiという存在があるのでそれを使ってください。
DNSでの接続先の変更や脆弱性を使った接続、Homebrewのパッチャーがあります。

Wiimmfi

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