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GiGO総本店の配信用PCがライセンス認証されてなかった件について

すき家の呪いにかかってる人がGiGO総本店に設置されている配信用PCの写真をアップしていました。

このXのポストを見ると違和感に気付けるはずです。OBSがインストールされたPCの画面を見てみましょう。

あれれぇー?

Windowsのライセンス認証がされていないウォーターマーク(透かし文字)がある事に気付けるはずです。現状では評価版として稼働しているとは思いますが、期限が切れるとペナルティを科す状態になります。

  • WindowsServer、Windows Enterpriseは1時間おきに再起動(鯖の管理やってる人は頭を抱えますね)

  • ライセンス認証を行なってください、期限切れの透かし文字が出る(その前にライセンスの有効期限が切れる通知をしてくれる)

  • EULAのルール違反になる

  • 壁紙やロック画面、テーマのカスタムが制限される

  • OSのアップデートが受けられない状態になる(危険ですね)

  • OSに関する機能やサービスの一部が使えなくなる

Windowsの猶予期間は30日にセットされており、期間を過ぎても普通に使う事は一応できるものの、アップデートを受ける事が制限されるのはなかなかの痛手です。企業向けのServerとEnterpriseは再起動が入るのも厄介ですね。
それ以前のEULAのルール違反しちゃってるというのは気付けないかもしれません。「そもそもEULAって何?」と思うのでざっくりとした説明をば。


EULAとは

EULAとは「End-User License Agreements」の頭文字を取った物で、日本語にすると「ソフトウェア利用許諾契約」です。「このソフトウェアを使うにはこんなルールがありますよ、ルール守らないとアウトだったりするからねー」「複製とかのルールはこうなっているよー」「サポートとか免責事項はこうなっているよー」という物で何気なく使っているWindowsなどのOSはそれに同意をしたうえでインストールや使用がされています。

GiGOのPCはEULA内の何が問題なのか?

Microsoft内のEULA内に記述があります。こちらを参照。
事項の「許可されたソフトウェアおよびライセンス認証」の事項内に

本ソフトウェアの適切なライセンスを取得するよう求める通知がお客様に表示されることがあります。ライセンス認証が正常に行われても、本ソフトウェアが正規のものであること、または適切にライセンスされていることは確認されていません。ライセンス認証を無視または回避することは、禁止されています。お客様のソフトウェアが正規のものであるかどうか、およびお客様が適切にライセンスを取得しているかどうかを確認するには、(aka.ms/genuine) をご参照ください。

マイクロソフトソフトウェアライセンス条項

「無視」に該当している状態になります。レジストリでゴニョゴニョする方法も存在するのですが、それは「回避」に該当すると思うのでそれもルール違反になるでしょう。
GiGOの配信用PCは商業でやっている場所(店舗)に設置されてるので尚更だろうと思います。MSが黙認してくれるのは人の心があるのだろうと思うけど…Win11は説明では回避できないになってるな。

そんな急かされても用意できないよぉ…

って人もいるはずです。
実はWindowsの猶予期間は延長ができる公式な機能が存在します。

猶予に関するコマンド

WindowsTerminalまたはコマンドプロンプト(管理者で実行)で

slmgr /dli

を実行で猶予期間の確認。

slmgr /dlv

を実行でリセットの残り回数を確認。

slmgr /rearm

でライセンス認証の猶予を延長、再起動後に延長されているはずです。
コマンドを実行する事で残り回数が1つ減っている状態にもなります。期限内にプロダクトキーを購入して認証するか、再度延長するかで使ってください。(GiGOなら前者やった方が良いと思いますが)
世の中には操作が簡単になるバッチファイルを公開している人もいるようです。

最後に

OSのライセンス認証されてない件は、GENDA GiGO Entertainmentの問題でありすき家の呪いにかかってる人が悪いわけではないのでご安心を。彼はそこに行って写真をアップしているだけです。GENDAの会長がオープンしましたなポストをしていて「ライセンス認証しないのか?」と訊いたもののレスポンスは特にありませんでした。所詮そんなもんだよな。

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