Nothing PhoneのQualcomm機とMTK機の比較
Qualcomm機であるNothing Phone(2)、MTK機であるNothing Phone(2a)がリリースされている現在ですがどちらにしようと思う方がいそうなのでメモ
SoC
先ほども記していますが、搭載されているSoCが異なります。
Nothing Phone(2)
Snapdragon 8+ Gen1、位置付けではハイエンドのクラスになります。
Nothing Phone(2a)
MediaTek Dimensity 7200 Pro 5G、位置付けではミドルハイのクラスになります。
スペックを激しく求めるようなゲームをそこまでやる訳じゃない場合は(2a)を選んでも事は足りるでしょう。
価格
Nothing Phone(2)
ストレージ128GB / RAM8GBは79800円
ストレージ256GB / RAM12GBは99800円
ストレージ512GB / RAM12GBは109800円
Nothing Phone(2a)
ストレージ128GB / RAM8GBは49800円
ストレージ256GB / RAM12GBは55800円
性能を求める場合は(2)、価格を求めるならば(2a)になります。
FeliCaを求める場合は(2a)になります。
Glyphライト
Nothing Phone(2a)は廉価モデルになるのでGlyphライトの数が減っています。ライトの点灯可能数に制約があります。Glyphを使う頻度が多くなければ気になることはないでしょう…
Widevine
Bootloader Unlockを行なわなければどちらともL1ですが、モデルによってはBootloader Unlockを行なった後では変化があります。
Qualcomm機
表示上ではL1ですが、DRMが正常に動作しておらず実質L3と同等になります。モジュールを使用しないとdアニメストアの動画再生でエラーやNetflixでログイン時にエラーが発生します。
MediaTek機
Bootloader Unlock後でもL1をしっかりと維持しています。
先ほど記したエラーも発生しません。
カスタムROM
Qualcomm機
Nothing Phone(1)、Nothing Phone(2)ではカスタムROMの開発が盛んです。
色々なROMを試したい場合はこちらが良いでしょう。
MediaTek機
Nothing Phone(2a)ではカスタムROMの開発は見受けられる様子はありません。GSIの使用に絞られるでしょう。
しかし、時間が経てば開発されていくかもしれません。
文鎮時の復旧
Qualcomm機
QFILやNothing Flash Toolでの復旧手段が確立されています。
些細なミスでも修復できる可能性は大です。
Nothing Phone(3)以降はツールが公開されていれば復旧できます。
MediaTek機
Nothing Flash Toolが流出していないので些細なミスで詰みます。
init_bootの操作を間違えた場合でも文鎮化する可能性があるでしょう。自分が公開しているファイルではそのようなミスを防ぐためにinit_bootのみに絞ったのとバッチファイルを同梱させています。
…個人的にはROMを求めることがなければ「(2a)でも良いか」と思えている感じです。