Xiaomi13を購入とROMについて
AliExpressのクーポンを使って勢いで買いました。反省はしてません。
RAM12GB/256GBの中華版のブラックを購入しました。
Xiaomiのスマートフォンについて
Xiaomiは世界的に販売するグローバル版、中国内向けの中華版、日本向けのFeliCa搭載(グローバル版基準)と種類が分れています。先ほどにも書いていましたが中華版なので本来は、Google関連なアプリが入っていない中国圏向け仕様のMIUIが焼かれている物が本来の姿になります。
AliExpressなどの販売店の闇
Chinaと書かれていれば中華版と判断できるのですが、商品の画像にChina/Globalと書かれている物が大半を占めています。「中華版な奴にグローバル?」と初心者の人は疑問を抱く人はいるでしょう。中華版はグローバル版と比べ値段が安く、少しの料金を足せば安いグローバル版として買えてしまうカラクリが存在します。単純に言うと中華版の本体にグローバル版のROMを焼いてしまえばそのまま使えてしまうのです。
しかしXiaomi側もそこに関しては対策をしているのか、リージョンの異なる環境はBootloader Unlockを行なった本体でないとOSの起動を詰ませる(EDLによる復旧が必須)な状態にさせるトラップが存在します。
近年の販売界隈
過去ではBootloader Unlockがすでにされた状態でグローバル版化された物が届く事がありましたが、近年ではBootloaderがlock状態な似非グローバル版が販売されていたりします。ご丁寧にBootloaderがlockされている、ここが重要です。本来は異なるリージョンでBootloaderをlockするとOSが起動しなくなるトラップが発動するのですが、見事に回避されています。これにもカラクリが存在します。
XiaomiのROMには署名が存在しており、それをチェックする事で正しいかどうかを判断しています。Bootloader Unlock状態はそれはされません。つまり、lockされた物は似非なグローバルが焼かれているのに中華版と本体側が勘違いをした状態にされていると言えばわかりやすいはずです。これを利用して逆のパターンもやれてしまうでしょう。(これはメリットないですが)
Bootloader Unlockがされていないので、Unlockの申請もしなければなりません。しかしそっちは、いつもの手順でそのままやれてしまいます。
似非グローバルのメリットとデメリット
似非なグローバルにはメリットとデメリットが存在します。
メリット
中華版なのでグローバルより安い
Google非対応モデルがしっかりと対応モデルになっている(グローバル版のアプリも使える)
デメリット
謎のグローバル版ROMが焼かれている
非公式なROMなのでOSのアップデートは来ない
本来は中華版なので純正なグローバルを焼いてrelockすれば死ぬ
という感じになります。XiaomiのROMにはリージョンや機種に関する表記が存在します。例えばXiaomi13であれば「TMCMIXM」とバージョンごとに表記が存在します。しかし、謎のROMは表記が「TMSZIXM」となっており検索をしても4PDAの検索結果しか表示がされませんでした。MIUIのバージョンは14.0.9.0で停滞状態となっています。セキュリティも2023年8月分のままです。販売している側は一体何をして掻い潜る事をしているのか不思議にもなりますね。
最後に
Bootloader Unlockができたらその似非なグローバルROMをFastboot ROM化して配布をする予定です。物好きな人しか触らんと思うが…
HyperOSがデフォルトで焼かれた物ではBootloader Unlockのルールが厳しくなったため、今後は似非グローバルの販売は少なくなるのだろうと思われます。その分中華版で安く済ませるの面倒になっちゃうんだけどな…(真顔