今更訊けないカスタムROMの焼く手段+Magisk
BootloaderをUnlockしたら踏み込みたいカスタムROMの世界。「インストールするにはどうしたら?」と思う人がいると思うのでメモしておきます。
ROMの初回インストールは/dataをwipe(初期化)しないと起動しない事が多いのでバックアップを行なってから焼きましょう。
また、adbとfastbootの環境を構築する事も前提となります。
カスタムリカバリからadb sideload
近年で茶飯事となっている方法です。
LineageOSやcrDroidなどのシンプルなカスタムリカバリでADB Updateを使い、「adb sideload file.zip」でファイルを送信してROMを焼きます。zipの内部にはpayload.binが入っているのでPayload dumper goやFastboot Enhanceでimgが抜けます。
fastboot上でバッチやシェルスクリプトを使ってimgを焼く
カスタムROMのimgをコマンドでそのまま焼くシンプルな方法です。
fastboot上でbatやスクリプトを実行で行ないます。
fastboot updateでROMを焼く
fastbootで「fastboot update file.zip」とコマンドを流す事でそのままROMを焼く方法です。これはPixelのみで使える特殊な方法となります。zipの内部はimgとテキストファイルのみのシンプルな物になっています。
TWRPやOrangeFoxで焼く(古い)
過去に使われた方法です。ファイルの暗号化の都合が出てからTWRPとOrangeFoxのアップデートに時間がかかるようになった問題で今ではこの方法を使われる事は少なくなりました。Stockやdataを簡易的にバックアップ、リストアが行えるのでカスタムROMの導入が容易な特徴があります。
Magiskのインストール
Magiskのインストールは複数の方法が存在します。
boot.imgをMagiskを使ってパッチを行ない、パッチ済みのboot.imgを生成してそれをfastbootで焼く
adb sideloadでMagiskをインストール
TWRPやOrangeFoxでそのまま焼く
Magiskのapkはadb sideloadやTWRP、OrangeFoxで使用できるzipファイルとしても動作する作りになっています。一般的にはboot.imgにパッチをする方法が茶飯事になるでしょう。
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