あまりいい気がしない物があった件

noteをふらっと見ていたらこんな記事がありました。

Windows 11を古いスタイルで使いたい人向けな設定、なのですがあまりいい気がしない項目が…


UACの無効化はやめておけ

「何でなの?」と思われますが、システムに触れる類いのプログラムの実行時にUACが「このプログラムはシステム内部を変更するけど実行していいの?」と確認をするわけです。インストールとか特にそうです。何を入れるのかわからんのでUACが事前に確認をするという保護を入れることでシステムを破壊や改ざんするかもしれないリスクの回避になるわけです。

保護なしなので大幅にセキュリティリスクは上がってしまいます。背景が変わってしまうのが嫌な場合は、UACの保護はするけど薄暗くしないオプションがあるのでそれだけでもしておきましょう。

それでもUACがウザいならば

Skip UAC PromptというUACの自動昇格(UACの確認をスキップ)して起動するショートカットを作成できるツールがあります。
ウマ娘などUACを要求する類いはそれで自分はUACの対処をしてたりします。UIは日本語に対応済みで使い方も実にシンプルです。

解説してるところでも貼っておきます。

右クリックメニューはレジストリエディターを開く必要はあまりない

Windows 11でレガシーなコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を常に使うにはレジストリの操作を要しますが、レジストリエディターを開くことはしなくても簡易的にやれる物があります。

その1

Shiftを押しながら右クリック。
新しい物と併用はできるがあまり求めてる人はいないかもしれない。
24H2からアイコンにテキストが入り、項目がわかりやすくなったけどやっぱりなんか違った。

その2

Windows 11 Classic Context Menuを使う。
これを実行で簡単に切り替えができます。レジストリの操作でミスすることもありません。

その3

ExplorerPatcher内の機能で変更する。
ExplorerPatcherにもWindows 11 Classic Context Menuと同様の機能があります。

エクスプローラー

Windows 11のコンテキストメニューを無効化するを選択

エクスプローラーを再起動

でコンテキストメニューが旧式に戻ります。
という感じでレジストリの操作でトラブルを起こすリスクは回避できる感じです。安全な方向でやりましょう。

OneDriveはアンインストールできるけど完全末梢ではない

嫌われ気味のOneDriveですが、アンインストールは可能です。
ですが、レジストリなどの残骸を残してたりするので完全末梢をしてはいません。必ずやるレベルではないですが、すべて消し去りたい人はこちらを使ってください。

ExplorerPatcherはマルウェアではない

MSの変なお節介でマルウェア判定してるだけです(Windows 11のアップグレード時でもアンインストールを要求するレベルでした)。
開発者はインストール前にマルウェア判定を除外する設定をしてくださいと説明しています。PowerShellを管理者権限で実行で以下のコマンドを実行します。

Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\Program Files\ExplorerPatcher"
Add-MpPreference -ExclusionPath "$env:APPDATA\ExplorerPatcher"
Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\Windows\dxgi.dll"
Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy"
Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy"

これを実行することでMSのお節介を黙らせることができます。
過去のExplorerPatcherは、MSにマルウェア判定を喰らう存在ではありませんでした。オープンソースなので悪意あるコードを含めていないのも確認できます。一応開発に関わった人間なのでこれは困る話だったりします。

24H2からWindows 11内部に隠れていたWindows 10のタスクバーが使えなくなっています。代わりにExplorerPatcherが提供しているタスクバーでWindows 10の仕様に戻せます。

OpenShellは日本語が古いまま

公式で内包されているOpenShellの日本語はメンテナンスが停滞しています。つまり未翻訳や誤訳が残ったまんまです。
非公式で更新をしてくれている方がいるのでそのバージョンに変更することで項目の間違いや互換性の問題は解決するでしょう。

そんな感じ

あまり名指しとかする主義ではないのですが、流石にこれはいかんだろと思えたので書きました。UACの存在する理由は知っておいてくれ…

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